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洋楽のパンクバンド。熱き魂を継承する不滅の伝説たち

パンクロックの歴史に輝く、熱き魂を持つバンドたちをご紹介します。

アメリカのミスフィッツが切り開いたホラー要素との融合、バッド・レリジョンが紡ぐ知性的な歌詞、ドロップキック・マーフィーズによるケルティック・パンクの革新など、それぞれが独自の個性を放ちながら、音楽シーンに大きな影響を与え続けています。

激しさの中に秘められた繊細な感性、そして時代を超えて色褪せることのない情熱。

パンクの真髄に触れられる珠玉の楽曲の数々を、心ゆくまでお楽しみください。

洋楽のパンクバンド。熱き魂を継承する不滅の伝説たち(31〜40)

El Coo CooiVoodoo Glow Skulls

カリフォルニア州リバーサイドから1988年に始動したスカパンクの先駆者、ヴードゥー・グロウ・スカルズ。

スカ、ハードコアパンク、ラテン音楽を融合させた独自のスタイルで、「スカコア」というジャンルを確立しました。

1993年に Dr. Strange Recordsからアルバム『Who Is, This Is?』でメジャーデビューを果たし、以降Epitaph Recordsで75万枚以上のセールスを記録。

映画『バイオ・ドーム』や『Mr. & Mrs. スミス』のサウンドトラックにも楽曲が起用され、メディアでの露出も増加。

英語とスペイン語の両方で歌われる楽曲や、マスクやコスチュームを用いたエネルギッシュなライブパフォーマンスは、他のバンドとは一線を画す個性として注目を集めています。

パワフルでダンサブルな音楽性と、文化的多様性を持つサウンドが魅力のバンドです。

Sonic ReducerDead Boys

Dead Boys – Sonic Reducer – live
Sonic ReducerDead Boys

パワフルなサウンドと反抗的な精神を体現する、アメリカのパンクロックバンド、デッド・ボーイズ。

1976年にオハイオ州クリーブランドで結成され、1977年にデビューアルバム『Young, Loud and Snotty』をリリースしました。

このアルバムはビルボード200で189位を記録し、ローリングストーン誌の読者投票で「10 Greatest Punk Rock Albums」の7位に選ばれるなど、高い評価を得ています。

ステージ上での過激なパフォーマンスと、ストレートで攻撃的な歌詞が特徴的で、パンクロックの原点とも言える彼らの音楽は、現代のロックミュージシャンたちにも大きな影響を与え続けています。

Kick Out The JamsMC5

アメリカのデトロイトで1965年に結成された伝説的なロックバンドです。

ウェイン・クレイマーさんをはじめとする5人のメンバーが、爆発的なサウンドと過激なパフォーマンスで注目を集めました。

1969年にリリースされたデビューアルバム『Kick Out the Jams』は、ライブ録音ならではの生々しさが特徴的。

強烈な左翼思想を含んだ歌詞と、アヴァンギャルド・ジャズやR&Bの影響を感じさせる音楽性で、後のパンク・ロックに多大な影響を与えています。

1972年の解散後も、その革新的な姿勢は高く評価され続けており、2002年には再結成も果たしました。

反体制的なメッセージに共感する人や、音楽の原点を探る人におすすめのバンドですよ。

I Fought the LawThe Clash

The Clash – I Fought the Law (Official Video)
I Fought the LawThe Clash

1976年にイギリスのロンドンで結成されたパンクロックバンド、ザ・クラッシュ。

パンクの精神を体現しながら、レゲエやロックンロールなど幅広いジャンルを融合させた革新的なサウンドで世界中のファンを魅了しました。

1977年にデビューアルバム『The Clash』をリリースし、以降『London Calling』などの名盤を世に送り出しています。

2003年にはロックの殿堂入りを果たし、ローリング・ストーン誌の「史上最も偉大なアーティスト100」にも選出されました。

社会問題を鋭く歌い上げる歌詞と、ジャンルの垣根を越えた音楽性は、アイドルズやフランツ・フェルディナンドなど後世のアーティストに多大な影響を与えています。

音楽で世界を変えられると信じる方にぜひ聴いてほしいバンドです。

Gimme BrainsBratmobile

反骨精神とDIYの精神を体現するブラットモバイルは、1991年にワシントン州オリンピアで結成されたライオット・ガールムーブメントの先駆者です。

シンプルで荒削りなパンクロックに、ポップやサーフミュージックの要素を巧みに織り交ぜた独自のサウンドで、音楽シーンに新しい風を吹き込みました。

1991年8月、オリンピアで開催されたインターナショナル・ポップ・アンダーグラウンド・コンベンションでのデビューは、フェミニズムと音楽の新たな可能性を示す歴史的な瞬間となりました。

2019年の再結成ライブでは、Tiger TrapのRose Melbergを迎え、新たな布陣で往年の名曲を披露。

音楽を通じた社会変革の可能性を示し続ける彼女たちの姿勢は、今なお多くのミュージシャンたちに影響を与えています。

音楽とメッセージの力を信じる全ての人に聴いてほしいバンドです。

洋楽のパンクバンド。熱き魂を継承する不滅の伝説たち(41〜50)

The PrisonerD.O.A.

DOA – The Prisoner (1979) music video
The PrisonerD.O.A.

1978年にカナダのバンクーバーで結成された、ディー・オー・エーは、北米のハードコアパンクシーンを牽引してきた重要なバンドです。

創設者のジョーイ・シットヘッドさんを中心に、彼らは速いテンポと攻撃的なサウンドを武器に、反戦や環境問題など社会的メッセージを発信し続けています。

1980年のデビューアルバム『Something Better Change』から、ロックンロールやブルース、レゲエの要素も取り入れた独自の音楽性を確立。

40年以上の活動で、「West Coast Music Awards」や「Independent Music Awards」を受賞し、2019年には「BCエンターテインメント・ホール・オブ・フェイム」に殿堂入りを果たしました。

パワフルな演奏と熱いメッセージ性を求める音楽ファンに、心から推奨したいバンドです。

I Love Livin’ in the CityFear

1977年にロサンゼルスで結成されたハードコアパンクバンド、フィアーは、生々しい攻撃性と過激なパフォーマンスで米国音楽シーンを震撼させました。

1981年の映画『The Decline of Western Civilization』での出演を経て、翌年にアルバム『The Record』をリリース。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーさんが1983年に一時期加入するなど、パンクシーンを超えた影響力を持ちました。

リー・ヴィングさんの挑発的なボーカルと研ぎ澄まされたサウンドは、反骨精神とエネルギーに満ち溢れています。

彼らの音楽は、既存の価値観に疑問を投げかけ、自由な表現を追求したい人々の心に強く響くでしょう。