2000年代に活躍した女性ボーカルバンド【ガールズロック】
女性シンガーソングライターが数多く活躍したり、アイドルグループが次々とヒットしたりした2000年代。
同時に大規模なロックフェスが産声を上げたり青春パンクが大流行したりと、国内音楽シーンでもロックバンドが注目された時期ですよね。
中でも、女性がボーカルを務めるバンドも多く、当時のリスナーの心をつかんでいました。
この記事では、2000年前後に結成し2000年代に活躍した女性ボーカルバンドを紹介していきますね!
メンバーが全員女性のガールズバンドからボーカルのみ女性のバンドまで、ジャンルを問わずにピックアップしています。
気になるバンドが見つかれば彼女たちの楽曲をじっくりと聴いてみてくださいね!
2000年代に活躍した女性ボーカルバンド【ガールズロック】(21〜40)
青白い月fra-foa

2000年に東北大学出身の男女4人によって結成されたロックバンド、fra-foaです。
三上ちさ子さんのボーカルと、それを支える3人の男性メンバーによる演奏が特徴的です。
2001年2月にアルバム『宙の淵』でメジャーデビューを果たして、オリコン30位を記録しました。
「ドラマティック・ハード・ロック」と称される独特の音楽性と、感情の豊かなパフォーマンスで注目を集めました。
デビュー曲である『月と砂漠』をはじめ、『小さなひかり。』などのシングルをリリースし、ファンを魅了しました。
繊細な詞世界とメロディ、それを支える緻密な演奏が魅力です。
2005年に惜しまれつつ解散しましたが、独自の世界観を持つ音楽を求める方におすすめのバンドです。
ワールド イズ ユアーズMASS OF THE FERMENTING DREGS

マスドレの愛称で親しまれるオルタナティブバンドMASS OF THE FERMENTING DREGS。
2002年の結成当時はベースボーカルの宮本菜津子さんを中心に女性のみでガールズバンドとして活動をスタート。
以降、メンバーチェンジをへて現体制で活動しています。
代表曲に『ワールドイズユアーズ』をもち、この曲を聴いてもらうだけでもバンドの持ち味である、マスロックの変拍子や、豪快なサウンドを楽しめます。
そこにボーカル宮本さんの透き通ったなかにも芯のある歌声がとても映えています。
ライラFLiP

沖縄発の4人組ガールズバンド、FLiP。
2005年に結成され、2010年にメジャーデビューを果たした彼女たちは、エネルギッシュなサウンドとパフォーマンスで注目を集めました。
人気アニメのオープニングテーマを担当したり、「SUMMER SONIC 08」や「SXSW 2009」といった国内外の大型フェスに出演したりと、その活躍は目覚ましいものでした。
2013年には全曲セルフプロデュースのアルバム『LOVE TOXiCiTY』をリリース。
その後、シンセを導入しポップでダンサブルなロックへと進化を遂げます。
洋楽の影響を受けた独自の音楽性で、ガールズバンドの枠をこえた魅力を放っていた彼女たち。
残念ながら2016年に活動休止となりましたが、各メンバーは今も音楽シーンで輝き続けているんです。
SWEET TEMPTATIONAldious

「Ultimate Melodious」を略して名付けられたヘヴィメタルバンド、Aldiousは、ボーカルを務めるRamiさんとギターのYoshiさんを中心に2008年に結成。
2010年にはレコードを設立し、洋楽インディーズレーベルとも契約を結ぶなど、邦楽界のガールズメタルバンドを担う存在になりました。
各メンバーにはイメージカラーが割り振られており、華やかな衣装でライブパフォーマンスをおこなう姿も彼女らの魅力の一つといえるでしょう。
テクニカルな演奏技術を生かした音楽性とともに注目を集めるガールズバンドです。
甲賀忍法帖陰陽座

1999年に結成された女性ボーカルのヘヴィメタルバンド、陰陽座のパワフルな魅力をご紹介します。
『妖怪ヘヴィメタル』をコンセプトに、日本の伝統文化や妖怪をテーマにした楽曲を展開しています。
2001年にキングレコードからメジャーデビューを果たして、精力的な活動を続けてきました。
2005年6月には初のヨーロッパツアーも実施。
和装や黒髪の長髪といったヴィジュアル面も特徴的で、ライブパフォーマンスにも定評があります。
ジューダス・プリーストやデストラクションなどの影響を受けたサウンドは、アニメタイアップなども多く手がけています。
日本の伝統とメタルの融合に興味のある方にぜひおすすめです。