16ビートとはざっくり言うと、1小節の中で16回リズムを刻むことを指した音楽用語です……が、この説明だけだとピンと来ないかもしれませんね。
そういうときは実際聴いてみるのが1番!
ということで、今回16ビートが使われている邦楽人気曲をまとめてみました。
「チャカチャカチャカチャカ」とビートが小刻みに鳴っているあの感じ!
しっかりと体感していただけるであろうプレイリストに仕上がったと思います。
そして、意外かもしれませんが、16ビートのバラードナンバーもあるんです。
今回は最新曲から近年のヒット曲を中心にピックアップしていますから、あなたにとって新しい発見となるかもしれません!
【リズム】16ビートが使われている邦楽人気曲まとめ【2025】(1〜10)
PLAYER 1緑黄色社会

デビュー時から耳の早い音楽ファンの間で話題を集め、本格的なブレイク以降はリリース曲の多くがタイアップとなってヒットを連発している緑黄色社会。
ポップながら一筋縄ではいかない高度な演奏技術に裏打ちされたバンドアンサンブルで魅せる楽曲群は、商業的な成功と玄人受けを両立させているバランス感覚が素晴らしいですね。
そんな彼女たちによる2025年2月公開の楽曲『PLAYER 1』は、ノイジーなギターのリフを軸として情報量の多いサウンドでグルーヴィな16ビートの醍醐味を全編に渡って楽しめる楽曲に仕上げられています。
16ビートのバンドアンサンブルを勉強したい、というミュージシャン志望の方もぜひ聴いてみてください!
BOW AND ARROW米津玄師

2025年の1月にリリースされた米津玄師の楽曲『BOW AND ARROW』は話題のアニメ『メダリスト』の主題歌であり、米津さん自身が原作のファンで自らアプローチしたことや、羽生結弦さんが出演したMVなども含めて大いに話題を集めています。
BPM180という速いテンポで16を刻む打ち込みのビートは現代的な疾走感を生み出しており、作品にもぴったりはまっていますよね。
この曲をドラムで叩いてみた、といった演奏動画を見ればどれほど速いのかがよく分かりますからぜひチェックしてみてください!
50%Official髭男dism

親しみやすい多くのヒット曲を生み出しながら、メンバー全員が高いスキルを持ち緻密なバンドアンサンブルで魅せるOfficial髭男dism。
こちらの楽曲『50%』は2024年12月にリリースされた楽曲で、映画『はたらく細胞』主題歌としても起用された楽曲です。
前半はゆったりとしたリズムながら途中でトラップ風の16ビートを用いたリズムパターンが登場するなど、遊び心満載の楽曲というのがさすがの一言ですよね。
一筋縄ではいかないバンドアンサンブルを勉強したい、というミュージシャンの方々もぜひチェックしてみてください!
EMPIRESnow Man

令和の日本において最も勢いのある男性アイドルグループであり、アイドルの枠内をこえたメンバー個々の幅広い活動で才能を発揮しているSnow Man。
2024年の8月に公開された楽曲『EMPIRE』は、モーツァルト作曲『交響曲 第25番 ト短調』を引用した大胆なダンスミュージックで内外に衝撃を与え、2025年4月時点でのYouTube上におけるスペインはバルセロナで撮影されたMV動画の再生回数は6,400万回超えと大変注目を集めた楽曲です。
16ビートを基調としたクールかつエレガントなトラック、ラップにメロディそしてダンスとメンバー全員の個性が存分に味わえる名曲ですからアイドルに興味がないという方もぜひチェックしてみてください。
イエロートイAooo

元赤い公園の石野理子さんがボーカルを務め、各界の実力派ミュージシャンたちによって結成されたAoooは2025年の現在音楽好きの間で非常に注目されているバンドです。
2024年にリリースされたセルフタイトルのデビューアルバムも高く評価され、勢いに乗る存在なのですね。
そんなAoooの楽曲『イエロートイ』は、まさに本稿のテーマにぴったりなかっこいい16ビートを全編に渡って楽しめる曲です!
高度な演奏技術に裏打ちされたバンドアンサンブルはダンサンブルでグルーヴィ、サビの四つ打ちのビートも含めて否が応でも踊り出したくなってしまうキラーチューンですよ。
SLEEPLESSSuspended 4th

名門PIZZA OF DEATH RECORDS所属、2010年代中盤以降の邦楽ロックシーンにおいて高い人気を誇るSuspended 4th。
2025年4月にリリースされるミニアルバムの表題曲となる『SLEEPLESS』は、まさにファンキーでグルーヴィな16ビートを存分に味わえるしゃれた味わいの楽曲としておすすめです。
ベースのスラップ奏法やギターの歯切れ良いカッティング、ダンサンブルなドラムスなどこれぞ16ビートの醍醐味をばっちり楽しめる楽曲ですし、聴いているだけで思わず踊りたくなってしまいますよね。
16ビートを使った楽曲のアレンジを勉強したい、というプレイヤーの皆さまもぜひチェックしてみてください。
Dressing Roomなとり

19歳の若さで発表した楽曲『Overdose』が大ヒット、2003年生まれの若きシンガーソングライターとして一躍注目を集めたなとりさん。
自身の楽曲制作はもちろん、Adoさんや星街すいせいさんへの楽曲提供など、その優れたソングライティング能力の高さは折り紙付きですよね。
ジャンルにとらわれないさまざまな楽曲をリリースしているなとりさんですが、2025年2月に公開された楽曲『DRESSING ROOM』は洗練されたダンサンブルなトラックが際立つキラーチューン。
フロアを盛り上げる16ビートのグルーヴがしゃれた味わいで、艶っぽさを感じさせるなとりさんの歌声もかっこいいですよ。