洋楽リリース曲まとめ【2025年5月】
2025年5月の洋楽リリースは、デジタル社会への内省を込めたトム・グレナンさんの深みあるサウンド、TikTokスターから音楽界へ華麗に転身したアディソン・レイさんのキラキラとしたシンセポップ、そして母への愛情をつづったベンソン・ブーンさんの心温まるバラードなど、多彩な物語が紡がれています。
それぞれのアーティストが込めた思いと革新的な音楽表現が、あなたの日常に新しい彩りを添えてくれることでしょう。
洋楽リリース曲まとめ【2025年5月】(41〜50)
All That I RememberThe Amity Affliction

オーストラリア出身のメタルコアバンド、ジ・アミティ・アフリクションが2025年5月に素晴らしい新曲をリリースしています。
亡き母親との複雑な関係をテーマにした非常に個人的で感情的な楽曲となっており、ジョエル・バーチさんの痛切なスクリームと新加入のジョナサン・リーヴスさんのクリーンボーカルが交互に展開される構成が印象的ですね。
重厚なギターリフと叙情的なメロディが融合したサウンドは、バンドの特徴であるメタルコアの要素を継承しつつ新たな試みも感じられます。
メンバーチェンジを経て新体制での出発点となる本作は、深い感情表現と音楽的進化を感じさせる力作と言えるでしょう。
Did I Say Too MuchThe Beaches

クィアな恋愛における複雑な感情を率直に描いたカナダ・トロント出身のオルタナティブ・ロックバンド、ザ・ビーチズの新曲が2025年5月に素晴らしい形でリリースされています。
期待を持たずに始めた関係に深くのめり込み、心を打ち明けすぎてしまった後悔を歌った本作は、繊細なギターリフと力強いドラムが織りなすサウンドで感情の起伏を巧みに表現していますね。
アルバム『No Hard Feelings』からの第3弾シングルとなる本作は、2022年のジュノー賞ロックアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した彼女たちのさらなる音楽的成長を感じさせる作品と言えそうです。
Dialing InThom Yorke

イギリス出身で現在も音楽界の最前線で活躍し続けるトム・ヨークさん。
Radioheadのフロントマンとして知られる彼ですが、ソロ活動やサイドプロジェクトでも常に革新的な音楽を追求している存在ですね。
こちらの楽曲は2025年5月にリリースされたApple TV+のドラマシリーズ『Smoke』の主題歌として使用されており、もともと2019年に「Gawpers」というタイトルでライブ演奏されていた未発表曲を再構築したものとなっています。
幽玄なボーカルと電子音が融合したサウンドに鐘のような音色や低音の電子ノイズが特徴的で、犯罪ドラマのミステリアスで緊張感あふれる雰囲気を見事に表現していますね。
映画やドラマの世界観に浸りたい方にぜひおすすめしたい一曲です。
Full AttentionTom Grennan

ベッドフォード出身のシンガーソングライター、トム・グレナンさんは2018年のデビューアルバム『Lighting Matches』から着実にキャリアを積み重ね、2021年のアルバム『Evering Road』で全英1位を獲得した実力派アーティスト。
2025年5月にリリースされた本作は、躍動感あふれるピアノのコード進行とバレアリックなグルーヴが印象的で、現代社会の情報過多に対する内省をテーマにした深みのある歌詞が光ります。
グレナンさん特有の力強く感情的なボーカルと洗練されたポップサウンドが見事に融合しており、BAFTAテレビ賞でのパフォーマンスも話題となりました。
日常に追われがちな現代人にこそ響く一曲ですね。
Don’t Cry, Put Your Head On My ShoulderTom Odell

イギリス出身のシンガーソングライター、トム・オデルさんが2025年5月に公開した新たな楽曲は、まさに心の奥深くに響く珠玉のバラードです。
ピアノを基調とした繊細なアレンジに彼の温かみあるボーカルが重なり、悲しみに暮れる人への優しい慰めをテーマとした歌詞が胸を打ちます。
本作は9か月という制作期間をかけて丁寧に作り上げられた作品で、アルバム『A Wonderful Life』からの第2弾シングルとして位置づけられています。
妻のジョージーさんが出演したミュージックビデオも話題を集めていますね。
静かな夜に一人で聴きたくなるタイプの楽曲で、人生の困難に直面している方や心の支えを求めている方にぜひ聴いてもらいたい名曲です。
BOYS WITH THE CHARACTERISTICS OF WOLVESUnknown Mortal Orchestra

ニュージーランド出身で現在はアメリカ・オレゴン州ポートランドを拠点とするサイケデリック・ロックバンド、アンノウン・モータル・オーケストラ。
2009年にルバン・ニールソンさんによって結成された彼らが2025年5月にリリースしたこの楽曲は、なんとブラック・サバスを彷彿とさせるヘヴィなリフと緊張感あるドラムが特徴的なダークチューン!
6月18日にリリース予定のEP『CURSE』に収録される先行シングルで、1970年代から1980年代のイタリアンホラー映画からインスピレーションを受けた作品群の一部となっています。
これまでのUMOとは一線を画すメタル的な要素が印象的で、サイケロックやヘヴィサウンドに興味がある方もぜひ聴いてみてください。
TokyoWIM

タイ出身で現在も現地を拠点に活動する期待のソロアーティスト、ウィムさん。
元HYBSのメンバーとして2024年にソロ転向を果たした彼が2025年5月にアルバム『Snacks & Wine』収録曲として公開した本作は、エレクトロニック・ポップとインディー・ロックを融合させた都会的なサウンドが魅力的な楽曲です。
東京の夜景や街並みからインスピレーションを得た歌詞には都市生活の孤独と希望が描かれており、シンセサイザーの煌びやかな音色とギターの繊細なアルペジオが絡み合うアレンジも秀逸ですね。
夜の街を歩きながら聴きたくなる、そんな一曲となっています。