洋楽最新リリース曲【2025年10月】
2025年10月、世界の音楽シーンはどんな表情を見せているのでしょうか?
洋楽の新曲リリース情報は毎月のように届きますが、今月はどの作品があなたの耳を捉えるか気になりますよね。
ポップスからロック、ヒップホップまで、さまざまなジャンルから生まれたフレッシュなサウンドを一挙にご紹介します。
通勤や作業のお供に、あるいは週末のリラックスタイムに、新しいお気に入りを見つけてみませんか?
洋楽最新リリース曲【2025年10月】(1〜10)
Cash RulesBlack Gold

ロンドンを拠点に活動するブラックゴールドは、マスクで素顔を隠した5人組のニューメタルバンドです。
2020年頃に結成され、リンプ・ビズキットやスリップノットといった90年代のニューメタルをリスペクトしながらも、イギリス出身らしいグライムやDJプレイを取り入れた音楽性で注目を集めています。
2025年9月にリリースされたこちらの楽曲は、金銭至上主義への皮肉と苛立ちを主題に、監視社会や犯罪の世界を生きる若者のリアルを描いた作品です。
ヘヴィなギターリフとラップが融合したサウンドは、まさにニューメタルの王道といえるでしょう。
10月にはEP『Phone Home』に収録され、ライブでのモッシュを誘発するキラーチューンとして機能しそうですね。
HumanBrandi Carlile

グラミー賞を11回受賞し、アメリカーナやフォークロックの第一人者として知られるブランディ・カーライルさん。
2025年10月にリリースされた通算8作目のスタジオアルバム『Returning to Myself』から、アンセミックな楽曲が放たれました。
本作は不完全さを抱える人間らしさを肯定するメッセージを、力強い歌声とダイナミックなアレンジで昇華しています。
アンドリュー・ワットやアーロン・デスナー、ジョン・ヴァーノンがプロデュースを手がけ、フォークの語りとロックの昂揚感が見事に融合。
「The Human Tour」と名付けられたツアーの核となる本作は、弱さも強さも受け入れながら生きる姿勢を描き、励ましと慰めを同時に届けてくれます。
自己受容をテーマにした普遍的なメッセージは、日々の生活に疲れを感じているすべての方の心に響くでしょう。
History (Ft. James Blake)Dave

UKラップの旗手として、社会派の歌詞と圧倒的なスキルで独自の存在感を放つデイヴさん。
2025年10月にリリースされたアルバム『The Boy Who Played the Harp』の冒頭を飾る楽曲では、ジェイムス・ブレイクさんをゲストに迎え、神意と運命をテーマに自身の使命を静かに問いかけます。
ミニマルなピアノとファルセットが織りなす透明感ある音像のなかで、成功を偶然ではなく天からの啓示として受け止める姿勢と、ストリートに根ざした倫理観が交錯する様子が印象的です。
本作は旧約聖書のダビデ王をモチーフにしたコンセプトアルバムの入口として、霊性とリアルな日常の境界線を行き来する語り口が光ります。
叙事詩的でありながら大衆性をしっかりと兼ね備えた仕上がりで、静謐で思索的な時間を求める方にぜひ味わっていただきたい1曲です。
洋楽最新リリース曲【2025年10月】(11〜20)
Crawl Back To My CoffinDayseeker

カリフォルニア州オレンジカウンティで2012年に結成されたポストハードコア/メタルコアバンド、デイシーカー。
ロリー・ロドリゲスさんの感情豊かなクリーンボーカルとスクリームを使い分ける表現力、そして80年代シンセポップの要素を取り入れたメロディックなサウンドで、ジャンルの枠を超えた支持を集めています。
2025年10月にリリースされたアルバム『Creature In The Black Night』からの先行曲である本作は、感情的な死から蘇生し、再び棺桶へ這い戻るという寓意を通して、心の防御壁を持つ者が愛によって一度は息を吹き返すものの、結末の痛みを経て「むしろ墓にいたままの方がよかった」と悔いる循環を描いています。
抑制されたピアノとクリーンギターから始まり、終盤に向けてドラムとギターが厚みを増し、コーラスで一気に開く静と動の対比が見事ですね。
Let You GoDemi Lovato

ディズニー・チャンネル出身のシンガー、デミ・ロヴァートさんが、2025年10月にアルバム『It’s Not That Deep』の収録曲として新曲をリリースしました。
本作はロック路線だった前作から大きく方向転換したダンス・ポップナンバーで、消耗するような関係性から主体的に離脱する決意を歌った一曲です。
相手を責めるのではなく、自分のために境界線を引くという成熟したメッセージが込められており、シンプルなフレーズと多層的なハーモニーが開放感を生み出しています。
4つ打ちのビートとシンセの煌めきが心地よく、プロデューサーのザウンさんによる洗練されたサウンドメイクが光ります。
深刻になりすぎず、軽やかに前へ進もうとしている人にぴったりの一曲でしょう。
In the EndDepeche Mode

1980年に結成され、シンセポップとダークな叙情性を融合させた電子音楽の金字塔として君臨するデペッシュ・モード。
2023年のアルバム『Memento Mori』のセッション時に録音されながら未発表のまま残されていた楽曲が、2025年10月にデジタル配信されました。
マーティン・ゴアさんとサイケデリック・ファーズのリチャード・バトラーさんの共作で、人間の存在の無常さや終末への静かな諦念を淡々と描き出す歌詞世界が特徴です。
過去への執着や宗教的救済への懐疑が織り込まれ、『Memento Mori』が帯びていた喪失と死生観というテーマを、よりミニマルに凝縮しています。
本作はドキュメンタリー映画『DEPECHE MODE: M』のエンドクレジットに使用され、2025年6月にニューヨークで初上映されました。
映画は10月に世界公開され、12月にはライヴ作品と共に物理パッケージでもリリース予定です。
寡黙なプロダクションとデイヴ・ギャハンさんの低音ヴォーカルが、静謐な余韻を残す1曲。
人生の無常さに思いを馳せたいときにぜひ。
scratch his face up BASQUIATEdward Skeletrix

ジョージア州アトランタを拠点に、ラップとビジュアルアートを横断するエドワード・スケレトリックスさん。
音楽産業そのものを批評的に扱うコンセプチュアルな作品群で知られ、エクスペリメンタル・ラップやレイジといったジャンルを自在に操るアーティストです。
2025年10月にドロップされたこの楽曲は、プロデューサーのキャヴィトナックとのコラボレーション作品。
タイトルにはニューヨークの伝説的アーティスト、バスキアの名が刻まれており、顔を引っ掻くという視覚的なメタファーと音の削りや歪みを重ね合わせた実験的なアプローチが光ります。
硬質な808とプラグ由来のミニマルなビートワークに、ディストーション処理を施したボーカルが絡む本作は、アートとストリートカルチャーの境界を揺さぶる挑発的な一曲です。

