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【三拍子の名曲】あのヒットソングも!?邦楽&洋楽の人気曲を厳選

三拍子のヒットソングといえば、どのような曲を思い浮かべますか?

三拍子とは、ワルツのリズムとしてクラシック音楽ではポピュラーなものであり、他のジャンルでも洋楽であればよく使われる拍子のこと。

実は、日本人は三拍子が苦手といわれており、J-POPのヒット曲ではあまり使われないリズムでもあるんです。

本記事では、邦楽、洋楽のポップスやロックのなかから、三拍子の楽曲をセレクトしました。

往年の人気曲からあまり知られていない隠れた名曲まで、幅広い選曲でお届けします!

【三拍子の名曲】あのヒットソングも!?邦楽&洋楽の人気曲を厳選(41〜50)

Caribbean BlueEnya

Enya – Caribbean Blue (Official 4K Music Video)
Caribbean BlueEnya

伝統的なケルト音楽を軸としながらも、最新のテクノロジーを使ったデジタル・サウンドやクラシック、ニューエイジといった要素を融合させた壮大な音世界で世界的な人気を誇るアイルランド出身のシンガー、エンヤさん。

いやしのサウンドとして日本でも高い人気を誇る彼女にも、3拍子の名曲は存在しています!

今回取り上げている『Shepherd Moons』は、1991年にリリースされてグラミー賞を受賞したアルバム『Shepherd Moons』の収録曲で、アルバムの先行シングルとして発表された楽曲です。

ワルツのリズムに導かれた上品で美しく、それでいて前衛的なサウンドとエンヤさんの控えめな歌声は他に類を見ないほど独創的であり、絵画的なイメージを思わせるMVも相まってどこか違う世界へと連れて行ってくれるような作用を持ち合わせています。

こういう楽曲こそ、3拍子のリズムならではの音楽なのだと実感することでしょう。

I’m In Love With My CarQueen

Queen – I’m In Love With My Car (Official Video)
I'm In Love With My CarQueen

1975年に発売されたクイーンの4枚目のアルバム『オペラ座の夜』に収録されているこちらの曲は、ドラム担当のロジャー・テイラーさんが作った曲で、リードボーカルも彼がとっているという、クイーンの曲の中でも珍しい曲のひとつです。

自分が大好きな車のことを歌ったこの曲は、ヘビーなノリの3拍子のドラミングもとてもすばらしく、大好きな車が地をはうようなイメージで走っていく感じが伝わってくるようなかっこいい曲です。

ProvidenceLUNA SEA

LUNA SEA – Providence 「God Bless You ~One Night Dejavu~」
ProvidenceLUNA SEA

1989年のバンド結成以来、いわゆる90年代ヴィジュアル系の基本的なスタイルを作り上げただけでなく、他のバンドでは成し得なかった伝説を次々と打ち立てて、後続のバンドたちに影響を与え続けるLUNA SEA。

2000年に一度終幕を宣言して活動を休止するも、2010年には本格的に活動を再開、不動のメンバーで伝説を更新し続けている存在です。

そんな彼らの初期曲にして、作曲を担当したSUGIZOさんのバイオリンによるイントロのフレーズがあまりにも印象深い『Providence』は、ライブでもほぼ必ず披露される3拍子の名曲です。

この曲のようなワルツのリズムを完ぺきに自分たちの音世界へと落とし込む手腕だけ見ても、LUNA SEAというバンドの持っている破格のポテンシャルを感じ取れるはず。

個人的な話で恐縮ではありますが、私個人的に3拍子の曲の素晴らしさはルナシーから教えられたといっても過言ではありません。

Chim Chim ChereeJohn Coltrane

『チム・チム・チェリー』は、ミュージカル『メリー・ポピンズ』の劇中歌の1つで、日本でもNHK『みんなのうた』で放送され、またペギー葉山さんらにもカバーされ、ご存じの方も多い曲ではないでしょうか。

このバージョンは、ジャズ・サックス・プレイヤーのジョン・コルトレーンさんが、自身のカルテットで録音した、その名の通り『The John Coltrane Quartet Plays』という1965年のアルバムに収録されています。

ジャズ・ミュージシャンとして、サックス・プレイヤーとして後世に計りしれない影響を与えたコルトレーンさんですが、この曲でも存分に浮遊感があふれるコルトレーン節のソロがさくれつしています。

Children’s CrusadeSting

ポリスのベース&ヴォーカリストとして、ポリス活動休止後はソロアーティストとして、いずれも世界的に輝く実績を残し今も活躍し続けるスティングさん。

この曲は、ポリスが活動を休止した翌年の1985年にリリースした初のソロ作品『The Dream of the Blue Turtles』に収録されたナンバーです。

タイトルや歌詞は社会的な重い題材を扱っており、曲調も重め暗めの3拍子、そこに被さるスティングさんの美しい声やジャジーなフレーズのサックスソロが悲しく響く曲です。

In Other WordsKaye Ballard

In Other Words (original) – Kaye Ballard 1954.wmv
In Other WordsKaye Ballard

タイトルだけ見て、即座に何の曲かわかる方はかなりの音楽通です。

『イン・アザー・ワーズ』と名付けられたこの曲、実はあの有名なスタンダード・ナンバー『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』の原型なのです。

サビに出てくる言葉ですから、そう言われると納得される方もきっと多いでしょう。

大人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディングテーマとしても起用され、日本においても幅広い世代に知られている『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』は4拍子でボサノヴァ調の楽曲ですが、オリジナルと言えるこの『イン・アザー・ワーズ』は3拍子で構成された楽曲なのです。

拍子が違えば雰囲気も変わりますし、2つのバージョンを聴き比べてみるのもおもしろいですよ。

SecretThe Pierces

Secret – Official Video by The Pierces
SecretThe Pierces

アリソン・ピアスさんとキャサリン・ピアスさんの姉妹によるザ・ピアーシズが2007年にリリースしたアルバム『Thirteen Tales of Love and Revenge』のオープニング・ナンバーで、シングルとしてもリリースされました。

アメリカのテレビドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』の主題歌や、オーストラリア版のリアリティ番組『ビッグ・ブラザー』のCMソングに使われました。

「秘めごと」の後ろめたさ、お墓まで持っていかなければならないごうの深さのようなものが感じられますね。