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【三拍子の名曲】あのヒットソングも!?邦楽&洋楽の人気曲を厳選

三拍子のヒットソングといえば、どのような曲を思い浮かべますか?

三拍子とは、ワルツのリズムとしてクラシック音楽ではポピュラーなものであり、他のジャンルでも洋楽であればよく使われる拍子のこと。

実は、日本人は三拍子が苦手といわれており、J-POPのヒット曲ではあまり使われないリズムでもあるんです。

本記事では、邦楽、洋楽のポップスやロックのなかから、三拍子の楽曲をセレクトしました。

往年の人気曲からあまり知られていない隠れた名曲まで、幅広い選曲でお届けします!

【三拍子の名曲】あのヒットソングも!?邦楽&洋楽の人気曲を厳選(51〜60)

瞳の奥をのぞかせてポルノグラフィティ

ポルノグラフィティ『瞳の奥をのぞかせて』MUSIC VIDEO
瞳の奥をのぞかせてポルノグラフィティ

メジャーデビュー曲『アポロ』がいきなりの大ヒットとなって以降も、J-POPシーンの最前線を走り続けている2人組ロックバンド、ポルノグラフィティ。

30thシングル曲『瞳の奥をのぞかせて』は、テレビドラマ『宿命 1969-2010 -ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京-』の主題歌として起用されました。

ゆったりとした三拍子のリズムと複雑なメロディーのコントラストは、許されない恋愛をイメージさせるリリックとともに胸を締め付けますよね。

ストリングスの印象的な旋律が耳に残る、センチメンタルなナンバーです。

Close To The EdgeYES

イギリスのプログレッシブ・ロックバンドで日本でも非常に人気の高い、イエス。

この曲は、1972年にリリースした5枚目のアルバムのタイトルチューンで、タイムは18分をこえる大作です。

アルバムは邦題では『危機』と付けられ、キング・クリムゾンの『IN THE COURT OF THE CRIMSON KING』やピンク・フロイド『DARK SIDE OF THE MOON』と並び、プログレッシブ・ロックの必聴盤として挙げられることの多い作品です。

プログレらしく複雑な構成なのであまり意識しませんが、曲の基本となるリズムは3拍子であり、イエス流に料理するとクレバーな香りが漂いますね。

トイレの神様植村花菜

植村花菜さんと彼女のおばあさんとの実話をもとにして作られた『トイレの神様』。

10分にもおよぶ曲の中で、小学校3年生から23才までの植村花菜さんとおばあさんとの思い出が描かれています。

穏やかな優しいメロディーを刻んでいるのが3拍子のリズム。

2人のトイレの神様をめぐる心温まるやりとりを、この3拍子のリズムがさらに優しく温かく彩っています。

聴くと歌詞の内容が全然自分の持っているエピソードとは違っても、自分とおばあちゃんとの思い出がよみがえってくるような気分になります。

トイレをキレイにすることで自分自身もキレイになれるんだよと教えてくれたおばあちゃんに、最後は感謝の気持ちを伝えてこのストーリーは巻くを閉じます。

Morning Has BrokenCat Stevens

イギリスのシンガーソングライター、キャット・スティーヴンスさんの曲で、1971年にリリースされたアルバム『ティーザー・アンド・ザ・ファイアキャット』に収録されています。

『雨にぬれた朝』という邦題がつけられたシングル曲でもあり、この曲のヒットによりキャット・スティーヴンスさんの名が知られるようになりました。

アメリカのロックバンド、ミスター・ビッグがカバーをしてヒットした『Wild World』は、キャット・スティーヴンスさんが作詞・作曲した楽曲です。

【三拍子の名曲】あのヒットソングも!?邦楽&洋楽の人気曲を厳選(61〜70)

Lucy In The Sky With DiamondsThe Beatles

20世紀最大のバンドにして、音楽史にその名を刻む偉大な4人組、ザ・ビートルズの楽曲にも当然3拍子の曲は存在します。

今回紹介している『ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ』は、1967年にリリースされたアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に収録された楽曲。

ジョン・レノンさん主導で生まれたサイケデリックなナンバーで、レノンさんの息子ジュリアン・レノンさんが描いた絵に触発されたのだとか。

この曲の最大の特徴は、3拍子と4拍子の組み合わせで構成された楽曲という点です。

それぞれのリズムの違いが明確に理解できるという意味においても、3拍子の曲に興味のある方はぜひ聴いてみてくださいね!

ゲルニカの夜BUCK-TICK

BUCK-TICK – Guernica no Yoru – Sing along version
ゲルニカの夜BUCK-TICK

1987年の結成以来長期にわたる活動休止などもなく、定期的な作品のリリースや精力的なライブツアーを繰り返しながらも不動のメンバーで2022年には結成35周年を迎え、世界にも類を見ない日本が誇る長寿ロックバンドとして知られるBUCK-TICK。

時代の音に敏感でありながらも決して迎合することはなく、孤高の立ち位置でオリジナリティあふれる音楽を作り続ける彼らが2018年にリリースした通算21枚目のアルバム『No.0』には、物悲しいワルツのリズムが特徴的な名曲『ゲルニカの夜』が収録されています。

ヴォーカリストにして作詞家の櫻井敦司さんによれば、幼き日にお兄さんと映画館で『時計は生きていた』という作品を鑑賞したことからインスピレーションを受けた歌詞は、ストレートな反戦歌でいて櫻井さんが選ぶ言葉はどこか寓話的というのも大きな特徴なのです。

後半以降の盛り上がりも含めてまるで1本の短編映画のようなドラマチックな展開は、3/4拍子を用いたからこその賜物と言えそうです。

彼らのライブでこちらの曲を演奏する際には、サンドアートパフォーマンス集団SILT-croire-が担当した印象的なサンドアート映像が流れますから、ぜひライブでこの曲を体験してほしいです!

知床旅情加藤登紀子

北海道は知床を舞台とした、いわゆるご当地ソングです。

昭和を代表する国民的な俳優にして歌手、コメディアンなど多くの顔を持つ森繁久彌さんが作詞と作曲を手がけ、第13回NHK紅白歌合戦で自ら披露しております。

この楽曲が全国的な知名度を得たのは、歌手の加藤登紀子さんが取り上げて歌ったことがきっかけです。

1971年のオリコンチャートでは、なんと7週連続で1位を記録したほど。

相乗効果として、当時の知床ブームを巻き起こしました。

歌謡曲のヒット曲としては、数少ない代表的な3拍子の名曲と言えるのではないでしょうか。

森繁さんによるオリジナル・バージョンはもちろん、多くの歌手によってカバーされておりますから、いろいろとチェックしてみることをオススメします!