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【ピアノ発表会】小学3年生にオススメの名曲・人気曲を厳選!

日頃の練習の成果をおうちの方やお友達に披露するピアノ発表会。

「お気に入りの曲」「身につけたテクニックを発揮できる曲」「ピアノ教本に載っていないようなユニークな曲」といったさまざまな基準で選曲するなかで、先生と生徒さん、そして保護者の方皆が納得できる曲を選ぶのはなかなか難しいものです。

そこで本記事では、選曲のヒントにしていただけるよう、ピアノ発表会にオススメの作品をピックアップ!

今回はとくに小学校3年生くらいのお子さんにオススメの作品を選びましたので、発表会曲選びにお悩みの方はぜひ参考にしてください!

【ピアノ発表会】小学3年生にオススメの名曲・人気曲を厳選!(1〜10)

タランテラWilliam Gillock

【ピアノ発表会おすすめ】タランテラ ♫ ギロック / Tarantella , Gillock
タランテラWilliam Gillock

ウィリアム・ギロックが18歳のときに作曲した本作。

多くのピアノ教育作品で知られる彼の代表曲の一つです。

イタリアの伝統的な舞曲をモチーフにした軽快なリズムと、美しいメロディが印象的。

ギロックは「子供の作曲家のシューベルト」とも呼ばれ、300以上ものピアノ教育曲を残しました。

本作は、技術の向上だけでなく、音楽的感性も磨ける曲です。

冒頭の流れるような旋律と、付点の跳ねるような軽いタッチ、踊りのような力強い部分と、短い曲の中でもさまざまな場面が出てくるので、それぞれの特徴をつかみながら弾けるとよいですね。

紡ぎ歌Albert Ellmenreich

エルメンライヒ:つむぎ歌  pf. 中田 雄一朗:Yuichiro Nakada
紡ぎ歌Albert Ellmenreich

ドイツの作曲家、アルベルト・エルメンライヒの代表作品『紡ぎ歌』は、ピアノ発表会でも親しまれている名曲です。

女性たちがテンポよく糸を紡ぐ様子を描いたこの楽曲は、初級者にも挑戦しやすく、リズミカルで弾きごたえがあります。

演奏のポイントは、スピード感を保ちつつ繊細なタッチで軽やかに、そして強弱をたっぷりつけて表情を豊かに仕上げること!

左手が主役の部分では、左右の音量のバランスやテンポの崩れに注意しながら演奏してみてくださいね。

ソナチネ10番 op 36-4 第1楽章Muzio Clementi

【ソナチネアルバム10番 /クレメンティOp.36-4】Clementi 第1楽章
ソナチネ10番 op 36-4 第1楽章Muzio Clementi

コン・スピリト(活き活きと)の指示で始まるこの曲は、軽快で明るい曲調が特徴です。

ヘ長調の3拍子で、リズミカルな構成となっており、約2分30秒の演奏時間でソナチネ形式の中でも親しみやすい作品です。

提示部では、同音連打の低音が特徴的な第1主題と、スタッカート主体で対話的な要素を持つ軽快な第2主題が対比されています。

展開部では、これらの主題が転回や反復などの技法を用いて多彩に展開され、再現部では提示部の主題が多少の変化を伴いながら再現されます。

ピアノ学習者にとっては技術向上だけでなく、音楽的表現力を養う上でも非常に価値のある作品といえるでしょう。

ソナチネ ハ長調 Op.36-1Muzio Clementi

ソナチネ ハ長調 作品36−1(クレメンティ)Sonatine in C major, Op.36-1 (Clementi)
ソナチネ ハ長調 Op.36-1Muzio Clementi

イタリアの作曲家ムツィオ・クレメンテが1797年に発表したピアノ学習者向けの作品。

軽快で活発な第1楽章、穏やかで抒情的な第2楽章、リズミカルで活発とした第3楽章から構成されています。

シンプルな構造ながら、ピアノの基礎技術を学ぶのに最適な曲。

明るく親しみやすいハ長調で書かれており、演奏する楽しさも味わえる名曲です。

クレメンティは「ピアノの父」と呼ばれ、ピアノ音楽の発展に大きく貢献した作曲家。

本作は、彼の教育者としての側面が強く反映されており、ピアノを学ぶ皆さんにぴったりの1曲です。

全楽章でなくてもよいので、ぜひ弾いてみてください!

ババヤガ Op.39-20Pyotr Tchaikovsky

La sorcière Op.39-20 P.I.Tchaikovsky ババ・ヤガ(魔女)チャイコフスキー
ババヤガ Op.39-20Pyotr Tchaikovsky

大切な子どもの心を音楽で育むことに心を注いだロシアの作曲家が生み出した名品です。

本作は、鶏の足の上に立つ小屋に住み、空飛ぶ乳鉢に乗って移動する不思議な魔女の物語を音楽で描いた、子供の心をぐっと惹きつける作品です。

急速な音階の上下や跳躍を含むメロディーライン、不安定な和音の響きによって、魔女の不気味さと神秘的な動きを巧みに表現しています。

1878年に作曲され、速いテンポと臨場感があふれる優れた描写力で、物語のワクワク感が味わえます。

豊かな表情とドラマ性を感じさせるこの曲は、お子様のピアノ発表会やリサイタルのアンコール曲としてもぴったり。

音楽を通して想像力を養いたい方におすすめの名曲です。