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【ピアノ発表会】小学3年生にオススメの名曲・人気曲を厳選!

日頃の練習の成果をおうちの方やお友達に披露するピアノ発表会。

「お気に入りの曲」「身につけたテクニックを発揮できる曲」「ピアノ教本に載っていないようなユニークな曲」といったさまざまな基準で選曲するなかで、先生と生徒さん、そして保護者の方皆が納得できる曲を選ぶのはなかなか難しいものです。

そこで本記事では、選曲のヒントにしていただけるよう、ピアノ発表会にオススメの作品をピックアップ!

今回はとくに小学校3年生くらいのお子さんにオススメの作品を選びましたので、発表会曲選びにお悩みの方はぜひ参考にしてください!

【ピアノ発表会】小学3年生にオススメの名曲・人気曲を厳選!(11〜20)

トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

トルコ行進曲 モーツァルト Turkish March Mozart 小3
トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

誰もが知るモーツァルトのこのメロディは、実は名盤『ピアノソナタ第11番 イ長調 K.331』の第3楽章なんです。

この作品は、18世紀後半にヨーロッパで流行した異国情緒があふれる「トルコ風」の音楽で、軍楽隊が勇ましく行進する様子が目に浮かぶようです。

きらびやかで力強い曲調は、大人への憧れを持つ小学生、中学生のお子さんの心に響くはず。

1985年にはCMソングとしても話題になりましたね。

本作は、聴きなじみのあるメロディですが、モーツァルトらしい緻密な音の並びを正確に弾きこなすのは挑戦しがいがあります。

カッコいい曲で発表会の主役になりたい!

そんなお子さんにぴったりの、弾き終えた時の達成感が格別な一曲です!

エチュード・アレグロ中田喜直

【ピアノ発表会おすすめ】エチュード・アレグロ ♫ 中田喜直 / Etude allegro, Yoshinao Nakada
エチュード・アレグロ中田喜直

中田喜直さんが子供向けに作曲した作品の一つである『エチュード・アレグロ』は、中田喜直さんの独創性と技術的要素が詰め込まれた元気で明るい1曲。

特に、曲中のグリッサンドは、子供たちの演奏意欲をかき立ててくれることでしょう。

歌心を感じさせる中間部から、再度弾けるような主題に戻る流れからは、計算しつくされたストーリー性を感じます。

音色や強弱の変化、曲調の変化など、ピアノを学習するうえで身につけておきたいさまざまな要素が盛り込まれている曲ですので、ぜひ発表会で挑戦してみてくださいね。

パリの休日William Gillock

ギロック :パリの休日 ピアニスト 近藤由貴/Gillock: Holiday in Paris Piano, Yuki Kondo
パリの休日William Gillock

こどもでも演奏できるほどシンプルな楽曲構成でいくつもの名曲を作り上げてきたアメリカ出身の作曲家、ウィリアム・ギロックさん。

そんな彼の作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『パリの休日』。

ピアノを始めたての子どもなら、一度は演奏することがあるといっても過言ではないほど、有名な作品ですね。

難易度としてはブルグミュラーの前半程度といったところでしょうか。

美しくかわいらしい旋律が非常に聴き映えするので、ぜひ発表会の参考に聴いてみてください。

こども音楽会 Op.210 第15曲「小さなロマンス」Cornelius Gurlitt

オルゴールから流れてくるようなかわいらしいメロディが印象的な、コルネリウス・グルリットの『小さなロマンス』。

ピアノ曲集『こども音楽会 Op.210』の第15曲に収録されています。

多くのピアノ初級楽譜に収録されており、発表会曲としても人気の高い作品です。

ゆったりとした分散和音と、シンプルな単旋律で構成されているため、ピアノを習い始めて間もないお子さんでもチャレンジしやすいはず!

発表会の会場でより美しく演奏できるよう、左右の音のバランスに気を配りながら演奏できるとよいでしょう。

波のアラベスク三善晃

三善晃:波のアラベスク / 矢田 隼也(第43回入賞者記念コンサート A1級[金賞]) Miyoshi Akira – Arabesque of Waves
波のアラベスク三善晃

きらめく水面を思わせる優雅な旋律が魅力的な、日本人作曲家三善晃の作品です。

1987年に公開されたピアノ小品集『海の日記帳』に収録されているこの楽曲は、アラビア風の装飾模様を意味するタイトルの通り、繊細な音の動きが絶え間なく続いていく情景が目に浮かびます。

嬰ト短調とロ長調が巧みに行き来する響きは、明るさの中にふと影が差すような、少々大人びた切なさを描き出します。

ピティナのコンペティション課題曲にもなる本作は、抑制の効いたペダルワークと豊かな表現力が求められる、まさに聴き映えすること間違いなしの一曲!

憧れの曲を感情が豊かに弾きこなしたい、そんな小学生や中学生のお子さんにこそ挑戦してほしい作品です。

「お菓子の世界」より「バウムクーヘン」湯山昭

第39回入賞者記念コンサート A1級【金賞】平岡 里彩/湯山 昭:バウムクーヘン
「お菓子の世界」より「バウムクーヘン」湯山昭

湯山昭さんが手掛けたピアノ曲集『お菓子の世界』の収録曲『バウムクーヘン』は、曲集の中でもひと際やさしい雰囲気で人気が高く、発表会やコンクールで演奏される機会の多い作品。

表情がコロコロ変わる曲想の変化を楽しみながら弾くことで、子供たちの想像力や表現力が磨かれ、よりピアノ演奏の楽しさを実感できます。

コンパクトな曲のなかにテクニックの見せ場も設けられているので、ステージで披露するのにもピッタリ。

ワクワクするような楽曲で、お子さんの表現力を輝かせてみてはいかがでしょうか?

【ピアノ発表会】小学3年生にオススメの名曲・人気曲を厳選!(21〜30)

道化師たちWilliam Gillock

【ピアノ発表会おすすめ】道化師たち ♫ ギロック / Clowns, Gillock
道化師たちWilliam Gillock

多くの子供向けピアノ作品を残したアメリカの音楽教育家、ウィリアム・ギロックの作品『道化師たち』は、その快活としたメロディで多くの子供たちの心をつかむ人気曲です。

一見シンプルながらも、アクセントやリズムの変化が豊かなこの作品は、演奏する子供たちにとって楽しい挑戦となるはず!

練習する際は、手のポジション移動や和音の微妙な変化に着目しつつ、リズムを正確にとらえて弾きましょう。

また、演奏を通して曲の楽しい雰囲気が伝わるよう、おどけたピエロの動きやそれを見て楽しむ観客の様子などを具体的にイメージしながら、練習に取り組むのもオススメです。