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踊れるジャズ!~アシッドジャズの名盤・オススメのアルバム

アシッドジャズと聞いて、当時のブームの熱気をよく知っている世代の方々はともかく、若い音楽ファンの中には「オシャレなイメージだけど実際にどのような音楽なのかいまいち分からない」と感じている方は多いのでは?

ジャンルというよりは、クラブ世代が生み出した一種のカルチャーそのもの、というべきアシッド・ジャズは、日本においてもSuchmosなどのバンドの登場もあって、にわかに再評価の波が来ているように感じます。

そこで今回は、アシッドジャズのブームを盛り上げた往年の名盤を中心として、2020年代を過ぎた今だからこそ聴きたいアルバムを集めてみました!

踊れるジャズ!~アシッドジャズの名盤・オススメのアルバム(41〜50)

KYOTO JAZZ MASSIVE

City FolkloreV.A.

Kyoto Jazz Massive – City Folklore
City FolkloreV.A.

日本におけるジャズ~クロスオーバー・シーンの中でいち早く活動を開始、世界的にも著名なDJユニットが、沖野修也さんと沖野好洋さんによるKYOTO JAZZ MASSIVEです。

2000年にリリースされたデビュー・シングル『ECLIPSE /SILENT MESSENGER』がイギリスのBBCラジオZUBBチャートで3週連続の1位を獲得するなど、その活躍は冒頭で述べたように日本に留まらず世界へと広がっています。

そんなKYOTO JAZZ MASSIVEにとってファースト・プロダクションとなったのが、1994年にリリースされたコンピレーション・アルバム『KYOTO JAZZ MASSIVE』です。

モノクロの上半身裸の女性のジャケットがあまりにも印象的な本作には、大沢伸一さんによるソロ・プロジェクトのMONDO GROSSOや、DJクラッシュさん、マンデイ満ちるさんなどが参加、ジャズもヒップホップもボサノバもハウス・ビートも同一線上に並ぶ、当時の日本のクラブ・シーンの熱気を味わえるような作品となっております。

ちなみに8曲目の『City Folklore』は、永瀬正敏さんが主演を務め、後にテレビ・シリーズ化して人気を博した『私立探偵濱マイク』シリーズの原点となった映画『我が人生最悪の時』のテーマ曲のリミックス版です。

おわりに

さまざまな音楽ジャンルの要素が盛り込まれたアシッドジャズは、聴けば聴くほど元ネタやルーツを探ってみたくなるところも魅力ですよね。

同時に、冒頭でも述べたように、現在活躍中の新世代ジャズ・シーンにおける若手ミュージシャンの多くが、アシッドジャズからの影響を公言していたりもします。

過去と今をつなぐアシッドジャズの素晴らしい世界の中で、ぜひあなたも踊ってみませんか?