踊れるジャズ!~アシッドジャズの名盤・オススメのアルバム
アシッドジャズと聞いて、当時のブームの熱気をよく知っている世代の方々はともかく、若い音楽ファンの中には「オシャレなイメージだけど実際にどのような音楽なのかいまいち分からない」と感じている方は多いのでは?
ジャンルというよりは、クラブ世代が生み出した一種のカルチャーそのもの、というべきアシッド・ジャズは、日本においてもSuchmosなどのバンドの登場もあって、にわかに再評価の波が来ているように感じます。
そこで今回は、アシッドジャズのブームを盛り上げた往年の名盤を中心として、2020年代を過ぎた今だからこそ聴きたいアルバムを集めてみました!
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踊れるジャズ!~アシッドジャズの名盤・オススメのアルバム(41〜50)
Killer Inside MeMC 900 Ft. Jesus

アメリカ・ケンタッキー州出身のマーク・グリフィンさんのプロジェクト、エムシー・ナインハンドレッド・フット・ジーザス!
クラシック音楽の訓練を受けたトランペット奏者というバックグラウンドを持つグリフィンさんが、ヒップホップとジャズ、エレクトロニカを融合させた実験的な音楽で1990年代に注目を集めました。
1991年にリリースされた2ndアルバム『Welcome to My Dream』は、前作よりもジャズ色を強めた意欲作となっています。
レヴィスのCMに使用された「Falling Elevators」や、U2にサンプリングされた「The City Sleeps」といった楽曲を収録し、スポークンワード的な語り口とジャズの即興性が絶妙にブレンドされた、まさにアシッドジャズとヒップホップの架け橋的な傑作です。
実験的な音楽や多ジャンル融合サウンドがお好きな方にオススメしたい1枚ですね。
Minha MenteTopaz

アメリカ・テキサス州出身のマルチインストゥルメンタリスト、トパーズ・マクギャリグルさんが率いるTopazが2002年に発表したアシッドジャズの名盤です!
本作はVelour Recordingsから発表された2作目のアルバムで、「Minha Mente」や「I Can See It In You」といった代表曲を収録しています。
サックス奏者としてのトパーズさんの圧倒的な演奏技術はもちろん、ワーリッツァーやフェンダー・ローズを駆使したファンキーなサウンドが全編に渡って展開されており、生のバンド演奏とダンス・グルーヴが見事に両立した仕上がりとなっています。
PopMattersでは「過去10年で最高のジャズファンク盤の一つ」と絶賛されるなど、海外でも高い評価を獲得した逸品ですね。
クラブで踊れるジャズを求めている方や、グレイボーイ・オールスターズなどがお好きな方には特にオススメしたい作品です!
Near The Black ForestVanessa Daou

アメリカ合衆国のヴァージン諸島出身のヴァネッサ・ダオさんは、シンガーソングライター、詩人、ビジュアルアーティストとして多彩な才能を発揮するマルチ・アーティストです。
コロンビア大学でダンスや詩を学んだ彼女は、夫でプロデューサーのピーター・ダオさんと共にバンド「The Daou」で活動後、ソロアーティストとして独自の道を歩み始めました。
1994年にリリースされたソロデビュー・アルバム『Zipless』は、作家エリカ・ジョングさんの詩にインスパイアされた革新的な作品です。
エレクトロニカ、トリップホップ、ニュージャズ、スポークンワードを融合させた独自のサウンドで、官能的かつ文学的な世界観を構築しています。
「Near The Black Forest」や「Sunday Afternoons」といった楽曲がVH1で頻繁にオンエアされ話題となりました。
文学と音楽の新たな可能性を示した本作は、知的で洗練された音楽を求める方、詩的な表現に魅力を感じる方にぜひオススメしたい名盤です!
Show Me The WayGregg Karukas

フュージョンやクロスオーバーから派生したサブジャンル、いわゆるスムーズジャズと呼ばれるサウンドをメインに活動しているピアニスト兼プロデューサー、グレッグ・カルーカスさんの作品は、アシッドジャズに興味がある方にも触れてみてほしいアルバムが多くあります。
80年代から息の長い活動を続けるグレッグさんですが、今回紹介するのは彼が2005年にリリースしたアルバム『Looking Up』です。
専売特許と言えるキャッチーで軽やかなピアノが全曲に渡って楽しめることはもちろんのこと、グレッグさん自身の打ち込みによるリズムトラックが、若干のチープさはあるものの、生楽器とはまた違った味わいを感じられるでしょう。
Loungin’Guru Featuring Donald Byrd

伝説的なヒップホップ・デュオのギャング・スターのメンバーとして知られるグールーさんは、1993年にソロ・プロジェクトとしてJAZZMATAZZを始動させます。
ドナルド・バードさんと共演したこちらの名曲が収録されている『Guru’s Jazzmatazz, Vol. 1』は、いわゆるネタとしてジャズを使用するのではなく、ヒップホップと生のジャズ・バンドを融合させるという革新的なサウンドを打ち出した先駆的な作品として高い評価を受けました。
同時代に人気を博していたイギリスのアシッドジャズともリンクしており、両者の歴史を知る上でも欠かせない作品と言えましょう。


