踊れるジャズ!~アシッドジャズの名盤・オススメのアルバム
アシッドジャズと聞いて、当時のブームの熱気をよく知っている世代の方々はともかく、若い音楽ファンの中には「オシャレなイメージだけど実際にどのような音楽なのかいまいち分からない」と感じている方は多いのでは?
ジャンルというよりは、クラブ世代が生み出した一種のカルチャーそのもの、というべきアシッド・ジャズは、日本においてもSuchmosなどのバンドの登場もあって、にわかに再評価の波が来ているように感じます。
そこで今回は、アシッドジャズのブームを盛り上げた往年の名盤を中心として、2020年代を過ぎた今だからこそ聴きたいアルバムを集めてみました!
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踊れるジャズ!~アシッドジャズの名盤・オススメのアルバム(41〜60)
Elevate My MindStereo MCs

ステレオMC’Sという、なんだかとぼけたような名を名乗る彼らは、1985年の結成以来、長きに渡ってジャンルレスなクロスオーバー的なサウンドをいち早く実践してきた、イギリスが誇る名グループです。
ヒップホップやソウル、ファンクといったアメリカ産のブラック・ミュージックに影響を受けながら、あくまでポップに仕上げる見事なソングライティング・センスを持ち、生のドラムを擁する屈指のライブ・アクトとしても人気を博した彼らの影響下にある後続のグループは多く存在しています。
今回取り上げているのは、彼らの名前が本国イギリスではなくむしろアメリカで知られるきっかけとなった、1990年にリリースされたセカンド・アルバム『Supernatural』です。
翌年の1991年にシングル・カットされた『Lost in Music』が、何と全米のダンス・チャートで1位を記録し、同時にそれはグループにとっての初のヒットでもありました。
アルバム自体も、生ドラムを駆使したキャッチーなヒップホップを中心として、ジャズ・ファンクやレゲエにダブ、ソウルなどのサウンドがごった煮となった最高にクールでカッコいい作品です!
当時を知る方々にとっては懐かしく感じる音ではありますが、むしろ若い音楽ファンにとっては新鮮に聴こえるかも?
Istanbul TwilightBrooklyn Funk Essentials

1980年代後半からイギリスで流行し始めたUKアシッド・ジャズ・ブームに影響され、アメリカのニューヨークで結成されたジャズ・ファンク・グループがBrooklyn Funk Essentialsです。
1995年のアルバム『Cool and Steady and Easy』でデビューを果たし、1990年代にニューヨークのクラブシーンを沸かせました。
また1998年にリリースされたアルバム『In the Buzz Bag』は、イスタンブールのバンドとの共作で、トルコの民族楽器を使用したエキゾチックなサウンドが魅力なんですよね。
おわりに
さまざまな音楽ジャンルの要素が盛り込まれたアシッドジャズは、聴けば聴くほど元ネタやルーツを探ってみたくなるところも魅力ですよね。
同時に、冒頭でも述べたように、現在活躍中の新世代ジャズ・シーンにおける若手ミュージシャンの多くが、アシッドジャズからの影響を公言していたりもします。
過去と今をつなぐアシッドジャズの素晴らしい世界の中で、ぜひあなたも踊ってみませんか?