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【バロック音楽】時代を越えて愛され続ける代表作・有名曲を厳選

17世紀初頭から18世紀半ばに生まれた「バロック音楽」。

ヨハン・セバスチャン・バッハやアントニオ・ヴィヴァルディ、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルといった大作曲家が活躍したバロック時代、音楽は主に宮廷や教会で演奏されており、庶民には手の届かない「貴族の楽しみ」として親しまれていました。

今回は、そんなバロック時代に生まれた音楽の中から、数百年の時を越えて愛され続けてきた時代を代表する作品をご紹介します!

【バロック音楽】時代を越えて愛され続ける代表作・有名曲を厳選

G線上のアリアJ.S.Bach

J.S.バッハ / 管弦楽組曲第3番 BWV1068「G線上のアリア」
G線上のアリアJ.S.Bach

ヨハン・セバスティアン・バッハの名曲『G線上のアリア』は、穏やかで美しい旋律が心に染みるクラシックの名作。

1717年から1723年にかけて作曲されたこの楽曲は、バイオリン独奏による編曲が特に有名で、技術的に要求が高いながらも、その甘美な旋律は多くの人々をひきつけます。

シンプルなコード進行、ロングトーンが多く動きの少ないメロディ……劇的な変化があるわけではないのに、深い感動をおぼえるバッハが生み出した無限の美を、ぜひ体験してみてください!

組曲「水上の音楽」第2組曲 HWV 349Georg Friedrich Händel

Handel / Water Music – Alla Hornpipe  ヘンデル:水上の音楽「アラ・ホーンパイプ」 (Harty)
組曲「水上の音楽」第2組曲 HWV 349Georg Friedrich Händel

ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデルの管弦楽組曲『水上の音楽』は、王が舟遊びをする際に演奏されたというエピソードが残されている彼の代表作です。

第1組曲から第3組曲まで全19曲で構成されていますが、出版された年代や編纂者によって曲数が異なり、さまざまなパターンの楽譜が残されています。

そんな組曲のなかでも、現代において最も演奏される機会が多いのが、第2組曲の第2曲『アラ・ホーンパイプ』。

着飾った貴族たちが集まる宮廷の華やかな様子を連想させるような、華のある1曲です。

トランペット・ヴォランタリーJeremiah Clarke

ジェレマイア・クラークが残した『トランペット・ヴォランタリー』は、豪華なバロック様式の輝きを放つ不朽の名作です。

1674年にイングランドで生まれたクラークは、その生涯を通じて宗教音楽を中心に多くの作品を残しました。

中でも本作は、お祝いの場にふさわしい壮大なメロディで親しまれており、結婚式でもたびたび演奏されています。

この曲は『デンマーク王子の行進』という曲名でも知られており、もともとは鍵盤楽器のために作られた作品なのだそう。

トランペットの華やかな音色と相性抜群なので、ちょっと意外ですよね。

オーボエと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調Alessandro Marcello

A.マルチェルロ: オーボエ協奏曲ニ短調:第2楽章[ナクソス・クラシック・キュレーション #切ない]
オーボエと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調Alessandro Marcello

アレッサンドロ・マルチェッロの『オーボエと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調』は、ヨハン・セバスティアン・バッハによるチェンバロ独奏用の編曲でも知られる彼の代表作です。

特に有名な第2楽章『アダージ』は、オーボエの情感豊かな旋律と、弦楽器の繊細な伴奏がゆったりと流れながらからみ合い、聴く者を優雅なバロック音楽の世界へと誘います。

フィギュアスケートの宇野昌磨選手がショートプログラムで使用した曲としても話題となった上品で美しい作品を聴きながら、ゆったりとしたひとときを過ごしてみては?

オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)Georg Friedrich Händel

Philippe Jaroussky. “Ombra mai fu” ( Serse ) by G.- F. Händel.
オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)Georg Friedrich Händel

ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデルの不朽の名作『オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)』は、オペラ『セルセ』の中の1曲。

この曲は、映画のテーマ曲やテレビCMのBGMとしてたびたびフィーチャーされ、長きにわたって聴く者に深い感動を与え続けています。

美しいメロディと感動的なハーモニーは、結婚式や入学式、卒業式などのセレモニーにもピッタリ!

高貴な雰囲気の作品ですが、「どこかで耳にしたことがあるような……」と身近に感じていらっしゃる方も多いかもしれませんね。