大人数編成の魅力!ビッグバンドのおすすめ名曲・人気曲
ビッグバンドとはその名の通り、大所帯によって構成された大人数編成によるバンドのことです。
一般的にはモダン・ジャズ以前のスウィング・ジャズなどが有名ですが、ポピュラー音楽のバンド形式でもあり、昭和の歌番組には専属のビッグバンドがいて、歌手のバックで演奏していたことを思い出される方も多いでしょう。
今回は、そんなビッグバンドの演奏で生まれる名曲の数々を集めてみました。
CM曲や映画音楽などで使われている楽曲も多く、初心者の方でも楽しめる内容となっておりますよ!
大人数編成の魅力!ビッグバンドのおすすめ名曲・人気曲(61〜70)
Wersi WalkORF Big Band & Karel Krautgartner

Wersi Walkは、1973年にWM ProduktionよりリリースされたLP「Wersi Walk-Big Band Sound In Wears Organ」からの曲です。
ORF Big Bandは、1970年頃にオーストリアの放送会社が改革され、現代ポップスとジャズステーションができ、近代的な放送会社の全てのニーズにこたえるオーケストラになり、1971年から1982年まで活躍しました。
Karel Krautgartner(カレルクラウトガルトナー)は、1922年生まれで、チェコのミクロフ出身のクラリネット奏者です。
Georgia on My MindSANT ANDREU JAZZ BAND

アメリカのジョージア州の州歌ともなっている、ジャズのスタンダード・ナンバーの1つ。
缶コーヒー「ジョージア」のコマーシャルでも使われたことのある楽曲です。
この曲は、アメリカ南部をイメージした「ジョージア」という曲の注文を受けて書いたとも、作曲者ホーギー・カーマイケルの妹である「ジョージア」にささげた曲であるとも言われています。
歌詞の内容も、故郷を思う気持ちと大切な人を思う気持ちの両方が盛り込まれています。
心地よいジャズのリズムに合わせながら、切なくも情熱的な思いを歌っている1曲です。
YesterdaysVince Mendoza & WDR Big Band feat. Joshua Redman

Yesterdaysは、1998年にリリースされたアルバム「Timeless Tales」からの曲で、WDR Big Bandと共演しています。
WDR Big Bandは、ドイツのKöln(ケルン)を本拠に置く公共放送局 Westdeutscher Rundfunk(WDR)のビックバンドです。
Joshua Redman(ジョシュアレッドマン)は1969年生まれで、アメリカのカリフォルニア州バークレー出身のサックスプレイヤーで、作曲家でもあります。
BLUES ON PARADE原信夫とシャープス&フラッツ

日本を代表するビッグ・バンドであり、ジャズのみならずポピュラー音楽の歴史においても重要な存在が、原信夫とシャープス&フラッツです。
日本人バンドとして初めてアメリカ・ニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演するなど、輝かしい経歴を持った偉大なビッグ・バンドです。
中心人物の原信夫さんは、あの美空ひばりさんの名曲『真赤な太陽』を作曲するなど、テナーサックス奏者のみならず作曲者としての才能を持ち合わせた存在なんですよ。
そんな原信夫とシャープス&フラッツの演奏するスタンダード・ナンバーの『』を、今回は取り上げましょう。
オリジナルはクラリネット奏者であり、ビッグバンドのバンドリーダーとしても活躍したウディ・ハーマンさんのもので、当時は日本でも7インチ・レコードが出ていたようです。
ビッグバンドらしい華やかなメロディと、4ビートのうねるようなウッド・ベースとシャッフルするドラムスのリズムは、とにかく聴いているだけで楽しくなっちゃいますね!
本多工務店のテーマ渋さ知らズ

アンダーグラウンドの活動から始まって、演奏者だけでなくダンサーがともにパフォーマンスし、ジャズやロック、ダンス・ミュージックなどを取り込んだサウンドが話題を呼び、フジ・ロック・フェスティバルなどの大型フェスやワールド・ツアーなども重ね、日本が世界に誇るビッグ・バンドにまで成長した異能の集団、渋さ知らズ。
いわゆる一般的なビッグ・バンドとは趣が異なるかもしれませんが、大所帯のバンド・アンサンブルの素晴らしさ、楽しさを感じられるという意味ではやはり取り上げておきたい存在です。
そんな渋さ知らズがライブの終盤で演奏する代表曲が、こちらの『本多工務店のテーマ』です。
中心人物の不破大輔さんが作曲した曲で、ロックに負けないダイナミズムと異国の祝祭のような各楽器が入り乱れるバンド・アンサンブルを全身に浴びてみれば、明日を生きる活力をもらえることでしょう。