RAG MusicClassic
素敵なクラシック

【フランソワ・クープラン】クラヴサンを愛した作曲家の名曲、人気曲を紹介

バロック時代のフランスの作曲家、フランソワ・クープラン。

音楽名家であるクープラン家の中で育ち、その家系の中で最も有名になりました。

フランスの音楽家たちの中でも異才で、あの有名なドイツの音楽家ブラームスは、大のフランス音楽嫌いなのに彼の音楽にはかなり興味を示していたそう。

本記事ではそんなフランソワ・クープランの名曲、人気曲を紹介します。

彼の作品の中でも主要な位置を占めるのは、200曲以上ある『クラヴサン曲集』。

その中でも有名な曲をピックアップしたので、クラヴサンの音色で奏でられる優雅で描写的な音楽をぜひお楽しみください。

【フランソワ・クープラン】クラヴサンを愛した作曲家の名曲、人気曲を紹介(1〜10)

テネブレの独誦François Couperin

Leçons de Ténèbres : Couperin par Les Timbres
テネブレの独誦François Couperin

旧約聖書の『エレミアの哀歌』をテキストにした宗教曲で、エルサレムの崩壊を嘆く内容が込められています。

復活祭前の「聖なる3日間」の深夜に行われる「テネーブルの礼拝」で演奏されることを目的として作曲されました。

半音階や絶妙な転調を特徴とする美しい旋律が印象的な本作。

2人のソプラノによって歌われることが多く、冒頭から2人の声が不協和音でぶつかり合い、やがて解決されるという構造が、聴く者の心を揺さぶります。

静謐で神秘的な音楽性から、「究極の癒しの音楽」とも称されることがあります。

クラシック音楽愛好家はもちろん、心を落ち着けたい方にもオススメの1曲です。

趣味の融合 – コンセール第7番 ト短調François Couperin

趣味の融合 – コンセール第7番 ト短調(Les gouts-reunis: Concerto No.7 in G Minor)。

演奏はエル・コンシエルト・イルストラード。

バロック・ヴァイオリン:カルロス・ハイメさん、チェロ:ホセバ・ベロカルさん、チェンバロ:デニス・デ・ラ・ヘランさん。

組曲集「諸国の人々」 第3組曲「神聖ローマ帝国の人々」François Couperin

クープランが最晩年に作曲した室内楽のための組曲集。

1726年に発表されたこの作品は、当時のヨーロッパにおける文化交流や音楽の多様性を反映しており、クープランの作曲技法と創造性を示す重要な1曲です。

バロック時代の舞曲形式を取り入れながら、フランスとイタリアの音楽様式を見事に融合。

荘重なアルマンドや優雅なサラバンド、活気あるジグなど、多彩な舞曲が組み合わされ、神聖ローマ帝国の威厳や多様性が音楽的に描写されています。

バロック音楽の魅力を存分に味わいたい方にオススメですよ。

【フランソワ・クープラン】クラヴサンを愛した作曲家の名曲、人気曲を紹介(11〜20)

ソナタ 「スルタン妃」François Couperin

クープランの代表作として知られるこの四重奏ソナタ。

2つのヴァイオリン、2つのバス・ヴィオール、通奏低音、という編成で演奏されます。

全6楽章からなり、緩やかな楽章と速いテンポの楽章が交互に配置されているのが特徴的。

17世紀末のパリで流行していた東洋趣味の影響を受け、荘重な楽想から「スルタン妃」という名前が付けられたと言われています。

フランスとイタリアの音楽様式を見事に融合させた秀作であり、繊細なテクスチュアや柔軟な舞曲のリズム、抒情性豊かな旋律が魅力的です。

バロック音楽に興味のある方はもちろん、室内楽曲が好きな方もぜひ聴いてみてください。

パルナッスス山、またはコレッリ賛François Couperin

クラヴサンの魅力が詰まった7つの楽章からなるプログラム音楽。

コレッリがパルナッスス山を登る情景を、優雅かつ情熱的な音楽で描写しています。

フランス風の繊細さとイタリア風の華やかさが絶妙に溶け合い、バロック音楽の粋を集めた至高の作品。

クープランが提唱した「趣味の融合」の理念を体現しており、フランスとイタリアの音楽様式の調和を追求しています。

1725年に出版された本作は、クラシック音楽ファンはもちろん、物語性のある音楽を楽しみたい方にもオススメです。

王宮のコンセール – コンセール第2番 ニ長調François Couperin

クープランの代表作として知られる『王宮のコンセール』。

5つの楽章からなるこの曲は、優雅さと洗練さにあふれています。

とくに印象的なのは、「エコー」の楽章。

音の反響を模倣する技巧が用いられ、聴く人を魅了します。

1714年から1715年頃、ヴェルサイユ宮殿での演奏会のために作曲されましたが、ルイ14世の晩年、彼のメランコリーを和らげるために作られたという逸話も。

高貴でありながら内省的な雰囲気が漂う本作は、バロック音楽に興味のある方にぜひオススメしたい1曲です。

クラヴサン曲集 第2巻 第8組曲より 第1〜第7曲François Couperin

クープランの『クラヴサン曲集』から選ばれた7つの小品は、優雅で描写的な音楽の世界へ誘います。

『女流画家』や『女流詩人』といった標題からは、当時の知的な雰囲気が伝わってきますね。

軽快な『ガヴォット』や繰り返しの美しい『ロンドー』は、宮廷舞踏を彷彿とさせる優雅さに満ちています。

繊細な装飾音と表現力豊かな旋律が織りなす本作は、フランス、バロック音楽の粋を集めた珠玉の作品集。

優美な旋律に癒されたい方や、18世紀の洗練された趣味の世界に触れたい方にオススメです。