奥深いDUBの魅力~オススメの名盤・人気の1枚
ダブという音楽ジャンルを知っている方は、レコードショップに足しげく通っているような、かなりの音楽好きではないかと思われます。
レゲエから派生したジャンルではありますが、音楽制作の手法でもあり、その世界はあまりにもディープで奥深いものがあるのですね。
本稿は、初心者にもオススメの定番の名盤を中心としながらも、本場ジャマイカのルーツ・ダブからUKダブ、ポスト・パンクやニューウェーブといったダブの影響を感じさせる作品にも目を向けたラインアップでお届けする記事となっております。
日ごろはロックを中心に聴いているという方でも楽しめる内容となっておりますから、ぜひご覧ください!
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奥深いDUBの魅力~オススメの名盤・人気の1枚(1〜10)
Pick A DubKeith Hudson

ジャマイカ出身のレゲエプロデューサーとしてキャリアをスタートさせたキース・ハドソンさん。
その後、ダブの発展とともにシンガーソングライター、パフォーマー、プレイヤーに転身し、42歳で死去してしまうまで数多くのレゲエ、ダブの優れた作品を世に送り出してきました。
ぶっといベースとスペーシーでトリッピーなシンセを多用したその音象はジャマイカのダブミュージックを拡張し、その概念を音楽シーンに刻みこんできました。
そんなキースさんが1974年に世に送り出した『Pick a Dub』は、ダブを語る上では欠かせない古典的名盤にして傑作です。
2016年にボーカル・バージョンや未発表曲を追加したリマスター盤も再発されていますから、ぜひチェックしてみてください。
Animal SpaceNew Age Steppers

ダブはいわゆるニューウェーブ~ポストパンクと呼ばれた界隈にも多大なる影響を及ぼしており、密接な関係にあると言えますが、英国ダブの第一人者であるエイドリアン・シャーウッドさんが結成したニュー・エイジ・ステッパーズは、まさにその象徴的な存在です。
スリッツのアリ・アップさんやポップ・グループのマーク・スチュワートさんといった、イギリスのポストパンク勢の代表的なメンバーが多数フィーチャーされ、英国ダブやニューウェーブの歴史を語る上では欠かせないグループなのですね。
セルフタイトルとして1980年にリリースされた本作は、まさにジャンルの境界線を軽々と飛びこえた先鋭的かつ異端の1枚!
ダブに興味がある方はもちろん、英国ニューウェーブやポストパンクを深掘りしたい方も必聴です。
Vanishing DubPrimal Scream

ロック・サイドからダブの要素を巧みに取り入れ、自分たちの音楽として表現したバンドの代表格の1つといえばプライマル・スクリームでしょう。
カメレオンのように音楽性を変えるスタイルも有名な彼らが1997年に発表した『Vanishing Point』は、まさにオルタナティブロック世代の感性とダブ・ミュージックの要素が融合した傑作です。
本稿で取り上げている『Echo Dek』は、そんな『Vanishing Point』を丸ごとダブ・ミックスした作品なのですね。
英国ダブのゴッドファーザー、エイドリアン・シャーウッドさんが全曲ミックス・プロデュースを担当し、ロック的解釈でダブを取り入れた楽曲を、ダブの第一人者が改めてダブ・アルバムとして再構築するというのが実におもしろい試みですよね。
Blue LinesMassive Attack

トリップ・ホップと呼ばれる音楽ジャンルの震源地であるイギリスはブリストル出身、ブリストル・サウンドのオリジネイターとして著名なマッシヴ・アタック。
前身となったグループを含めれば、1980年代の初頭から活動を続けている彼らの名を世界的に知らしめたデビュー・アルバム『Blue Lines』は、1991年にリリースされました。
最初のトリップ・ホップのアルバムとも評される本作には、ヒップホップやダブ、レゲエにソウルなどのブラック・ミュージックを独自に解釈したサウンドでシーンに衝撃を与え、ジャンルの枠内をこえた影響力を誇る大傑作アルバムです。
純然たるダブというわけではありませんが、ダンスミュージックの狂騒とはまったく違ったダークさとひんやりした質感は、ダブ・ミュージックから派生した90年代ならではのオルタナティブな音という点において、ダブに興味のある方もぜひチェックして頂きたい作品だと言えましょう。
Blackboard Jungle Dub ( Ver. 1 )The Upsetters

伝説のレゲエミュージシャン、リーペリーさんのハウスバンドとして知られるジ・アップセッターズ。
『Blackboard Jungle Dub』と銘打たれたこの作品はダブ最初期のアルバムであり、レゲエミュージック、ダブミュージックを支える盤石のリズム、それまであった音楽の概念を大きくはみ出したエフェクトワークで、宇宙の果てまで飛ばされそうな全く新しいダンスミュージックを展開。
ジャマイカの音楽のラディカリズムを具現化したような音象の作品、と言えるのではないでしょうか。


