RAG MusicReggae
おすすめのレゲエ
search

奥深いDUBの魅力~オススメの名盤・人気の1枚

ダブという音楽ジャンルを知っている方は、レコードショップに足しげく通っているような、かなりの音楽好きではないかと思われます。

レゲエから派生したジャンルではありますが、音楽制作の手法でもあり、その世界はあまりにもディープで奥深いものがあるのですね。

本稿は、初心者にもオススメの定番の名盤を中心としながらも、本場ジャマイカのルーツ・ダブからUKダブ、ポスト・パンクやニューウェーブといったダブの影響を感じさせる作品にも目を向けたラインアップでお届けする記事となっております。

日ごろはロックを中心に聴いているという方でも楽しめる内容となっておりますから、ぜひご覧ください!

もくじ

奥深いDUBの魅力~オススメの名盤・人気の1枚(1〜20)

For A Reason

For A ReasonLifetones

ディス・ヒートは、イギリスで発生したポストパンクと呼ばれる音楽ジャンルの中でも、作品数は少ないながらも異彩を放つエクスペリメンタルなサウンドで衝撃を与えた伝説的なバンドです。

本稿で紹介しているLifetonesは、ディス・ヒートのメンバーの1人、チャールズ・バレンさんがバンドを解散後に始動させた新プロジェクトなのですね。

1983年にリリースされた唯一のアルバム『For A Reason』は長い間入手困難のレア盤として取引されていましたが、2016年にリマスターされてCDとレコードで再発されています。

そんな本作、英国ポストパンク~ニューウェーブ・サイドによるエレクトロニックなダブといった雰囲気がおもしろく、異国情緒あふれるリズム感覚やメロディ、不協和音すれすれのコード進行や音響処理などが当時の地下音楽の空気を濃厚に漂わせています。

ある程度王道のダブ・アルバムを聴き込んだ方に、ぜひ挑戦してほしい1枚です!

Y

The Boys From BrazilThe Pop Group

The Pop Group – The Boys From Brazil (Official Video)
The Boys From BrazilThe Pop Group

1979年に発表された『Y (最後の警告)』は純粋なダブ・アルバムとは言えませんが、ダブやレゲエ、実験音楽などに多大な影響を受けているポストパンクというジャンルを知る上で最も重要な作品の1つです。

後に「トリップホップ」などを生み出すブリストル・サウンドのゴッドファーザーにして、英国ダブの立役者であるエリドリアン・シャーウッドさんのレーベル「On-Uサウンド」との関係性も深いマーク・スチュワートさんが率いたポップ・グループのデビュー・アルバムであり、ダブの歴史を語る上では欠かせない存在のデニス・ボーヴェルさんがプロデュースを手掛けたという面だけ見ても、ダブ・ミュージックを深く掘り下げていく中で避けては通れないアルバムといっても過言ではないでしょう。

アルバムの発売当時、10代だったというメンバーたちが放つ怖いものしらずの過激なサウンドは2020年代の今聴いても刺激的な一言!

リリースから40年以上が過ぎた2021年の10月には、前述したデニス・ボーヴェルさんによるダブ・リミックスを施した『Y in Dub』がリリースされましたら、そちらも要チェックです。

奥深いDUBの魅力~オススメの名盤・人気の1枚(21〜40)

Dub Me Crazy 2: Beyond The Realms Of Dub

Kunte Kinte – Agrican WarriorMad Professor

レゲエ~ダブ界隈の著名なミュージシャンたちのみならず、ロックやパンクなど他ジャンルのアーティストのプロデュースも積極的に行い、革新的かつ先進的な手法で音楽的な実験にも果敢に挑戦し続ける偉大な音楽プロデューサー、マッド・プロフェッサーさん。

「泣く子も黙るダブ・サイエンティスト」と評される壮絶なライブ・パフォーマンスも有名なマッド・プロフェッサーさんの代表的な作品の1つに「Dub Me Crazy」と名付けられたシリーズがあります。

本稿で取り上げているのは、その2作目にあたる『Dub Me Crazy 2: Beyond The Realms Of Dub』。

ガイアナ出身でイギリスにてレーベルとスタジオを主宰、もともとはスタジオ・エンジニアでキング・タビーさんやリー・ペリーさんといった初期のダブを聴いてアーティストとして活動を始めたという異色の経歴を持つマッド・プロフェッサーさんならではの、純粋なジャマイカン・ダブとはまた違った魅力を持った作品となっており、クールな視点と実験精神とが同居した一筋縄ではいかないダブ・アルバムです。

Ten Feet tallJoe Gibbs All Stars

ジャマイカのレゲエ・プロデューサーのJoe Gibbs。

ジャマイカでベストセラーとなったアルバムをプロデュースしている彼は、1970年代から新しいレゲエ・サウンドの制作に専念してきました。

このトラックは1970年にシングル・リリースされています。

Take 5 DubKing Tubby

King Tubby – Take Five 5 Dub (Declaration of Dub)
Take 5 DubKing Tubby

King Tubby(キングタビー)は、1941年生まれ、ジャマイカ出身のサウンドエンジニア、音楽プロデューサーで、ダブの発明者として知られている1人です。

1960年代~1970年代までのダブの発展にほとんど寄与しています。

Take 5 Dubは、Jazzの曲で有名なTake FiveをDubスタイルでMIX UPした曲です。

Jamaican RecordingsというUKレーベルより2004年にリリースされたLP コンピレーション、King Tubby -Dub Mix Up- Rare Dubs 1975-1979からの収録曲です。

Roast Fish & Corn BreadLee Perry

Lee Perry(リーペリー)は、1936年生まれ、ジャマイカの北西部のハノーバー教区のケンダル出身のダブエンジニア、音楽プロデューサー、レゲエの音楽家です。

1970年代初めにミキシングボードでの数々の実験が、ダブの創造をもたらしたプロデューサーの1人となりました。

1950年代後半から活動をスタートし、現在81歳です。

Roast Fish & Corn Breadは、1976年にリリースされたアルバムからの収録曲です。