奥深いDUBの魅力~オススメの名盤・人気の1枚
ダブという音楽ジャンルを知っている方は、レコードショップに足しげく通っているような、かなりの音楽好きではないかと思われます。
レゲエから派生したジャンルではありますが、音楽制作の手法でもあり、その世界はあまりにもディープで奥深いものがあるのですね。
本稿は、初心者にもオススメの定番の名盤を中心としながらも、本場ジャマイカのルーツ・ダブからUKダブ、ポスト・パンクやニューウェーブといったダブの影響を感じさせる作品にも目を向けたラインアップでお届けする記事となっております。
日ごろはロックを中心に聴いているという方でも楽しめる内容となっておりますから、ぜひご覧ください!
奥深いDUBの魅力~オススメの名盤・人気の1枚(21〜30)
For A ReasonLifetones

ディス・ヒートは、イギリスで発生したポストパンクと呼ばれる音楽ジャンルの中でも、作品数は少ないながらも異彩を放つエクスペリメンタルなサウンドで衝撃を与えた伝説的なバンドです。
本稿で紹介しているLifetonesは、ディス・ヒートのメンバーの1人、チャールズ・バレンさんがバンドを解散後に始動させた新プロジェクトなのですね。
1983年にリリースされた唯一のアルバム『For A Reason』は長い間入手困難のレア盤として取引されていましたが、2016年にリマスターされてCDとレコードで再発されています。
そんな本作、英国ポストパンク~ニューウェーブ・サイドによるエレクトロニックなダブといった雰囲気がおもしろく、異国情緒あふれるリズム感覚やメロディ、不協和音すれすれのコード進行や音響処理などが当時の地下音楽の空気を濃厚に漂わせています。
ある程度王道のダブ・アルバムを聴き込んだ方に、ぜひ挑戦してほしい1枚です!
Ten Feet tallJoe Gibbs All Stars

ジャマイカのレゲエ・プロデューサーのJoe Gibbs。
ジャマイカでベストセラーとなったアルバムをプロデュースしている彼は、1970年代から新しいレゲエ・サウンドの制作に専念してきました。
このトラックは1970年にシングル・リリースされています。
Flag DubKing Tubby

King Tubbyはジャマイカのサウンド・エンジニアで、1960年代と1970年代のダブの発展に大きな影響を与えました。
このトラックはアルバム「Fatman Tapes ll」に収録されており、Barry Brownのトラック「It Go a Dread」をサンプリングしています。
Roast Fish & Corn BreadLee Perry

Lee Perry(リーペリー)は、1936年生まれ、ジャマイカの北西部のハノーバー教区のケンダル出身のダブエンジニア、音楽プロデューサー、レゲエの音楽家です。
1970年代初めにミキシングボードでの数々の実験が、ダブの創造をもたらしたプロデューサーの1人となりました。
1950年代後半から活動をスタートし、現在81歳です。
Roast Fish & Corn Breadは、1976年にリリースされたアルバムからの収録曲です。
EgoWILLY WILLIAM

Willy Williamは2003年から活動する、フランスのDJでプロデューサー兼シンガーです。
ダンスミュージック・アーティストとのコラボレーションやリミックスなどで知られています。
このトラックは2015年にリリースされ、ベルギーのチャートでNo.3を獲得しています。
I Love MarijuanaLinval Thompson

ジャマイカのキングストン出身のLinval Thompsonは、1970年代から活動するレゲエ&ダブ・ミュージシャンでプロデューサーです。
このトラックは1978年に、Trojan Recordsからリリースされたアルバムのタイトル・トラックです。
Dub ChargeAswad

Aswad(アスワド)は、1975年にイギリス・ロンドンのノッティングヒルで結成されたレゲエバンドです。
R&BやSoul Musicを強く取り入れたサウンドが特徴的です。
バンド名のAswadは、アラビアで黒を意味するところつけられています。
メッセージ性の強いルーツロックレゲエなどを演奏してきています。
1988年にリリースしたShineなどが大ヒットしています。
Dub Chargeは、1980年にIsland Recordsよりリリースされたthe Warrior Chargeのvinylからの収録曲です。