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【高齢者向け】心に響く秋の歌。懐かしい童謡・唱歌から昭和歌謡まで

秋の空の下、なつかしい歌が心に響く季節となりましたね。

音楽には思い出を呼び覚ます不思議な力があり、特に秋の歌は心を温かく包み込んでくれます。

高齢者の方と一緒に歌うことで、楽しい会話が弾み、自然と笑顔があふれるすてきなひとときを過ごせますよ。

この記事では数ある秋の歌の中から、みんなで楽しめる楽曲をご紹介します。

手拍子をしたり、体操に合わせて歌ったり、目を閉じて歌詞をじっくり聴いたり……日本の四季や文化、大切な思い出が詰まった歌の数々を、ぜひ皆さんでお楽しみくださいね。

【高齢者向け】心に響く秋の歌。懐かしい童謡・唱歌から昭和歌謡まで(11〜20)

夕焼け小焼け作詞:中村雨紅/作曲:草川信

♪(原曲)夕焼け小焼け – Yuyake Koyake|♪ゆうやけ こやけで ひがくれて やまのおてらの かねがなる【日本の歌・唱歌】
夕焼け小焼け作詞:中村雨紅/作曲:草川信

どこかノスタルジックな気分になる、秋に聴いてほしい童謡は『夕焼け小焼け』。

大正時代に活躍した詩人・中村雨紅さんが作詞を担当しました。

子供のころの思いでを振りかえるような、どこか切なくて懐かしい歌詞が心に響きます。

ゆったりとしたやさしいメロディーが特徴で、秋の夕暮れから夜にかけての時間にマッチしていますね。

施設のレクリエーションや食事会のBGMに使用して、じっくりと秋らしさを感じるのもいいでしょう。

昔の思い出を語らいながら、高齢者に聴いていただきたい楽曲です。

リンゴの唄並木路子

りんごの唄 並木路子 昭和うた
リンゴの唄並木路子

映画『そよかぜ』の主題歌および挿入歌に起用された『リンゴの唄』。

第二次世界大戦終戦後の日本において、明るく朗らかなメロディーが人々を元気づけました。

戦後の復興の象徴としてもよく使用された楽曲なので、ご存じの高齢者も多いのではないでしょうか。

少女の素直な思いをリンゴで現した、かわいい歌詞が特徴。

軽快なリズムにのせて、施設のお友達と一緒に歌ってみてくださいね。

過去の思い出話をしながら歌うもよし、秋空を眺めて散歩しながら歌うもよしの楽曲です。

故郷の空NEW!作詞:大和田建樹

秋の夕空を見上げながら、遠く離れた故郷に思いをはせる様子が歌われている唱歌です。

スコットランド民謡を原曲に、明治期の詩人である大和田建樹さんが日本語の歌詞をつけました。

1888年5月に『明治唱歌 第一集』に掲載され、故郷の両親や兄弟は元気に暮らしているだろうかと案じる気持ちがつづられています。

故郷を離れて暮らしてこられた高齢者の方には、その歌詞に懐かしい思い出を重ねられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

秋の夜長に、ご自身の故郷の風景を思い浮かべながら、口ずさんでみてくださいね。

あの町この町NEW!野口雨情:作詞/中山晋平:作曲

童謡 あの町この町 あのまちこのまち 野口雨情作詞 中山晋平作曲
あの町この町NEW!野口雨情:作詞/中山晋平:作曲

日が暮れる秋の帰り道を歌った童謡です。

野口雨情さんの作詞、中山晋平さんの作曲により1924年に雑誌『コドモノクニ』で発表されました。

本作は2007年に日本の歌百選にも選ばれており、長く親しまれてきた名曲です。

夕暮れ時、家路を急ぐ子供たちへの呼びかけが優しく描かれています。

だんだんと陽が落ちていく秋の風景が浮かんできますね。

幼い頃、暗くなるまで夢中で遊んだ思い出のある高齢者の方にとっては、懐かしい気持ちになる1曲でしょう。

施設のお仲間と一緒に歌ったり、秋の散歩の帰り道に口ずさんでみてはいかがでしょうか。

NEW!文部省唱歌

まんまるな満月の美しさを讃える情景描写が心に残ります。

文部省編纂の唱歌集『尋常小学唱歌 第一学年用』に1911年5月に掲載され、以降多くの世代に歌い継がれてきました。

東京音楽学校の編纂委員による合議制で制作され、シンプルで歌いやすい旋律が特徴です。

教科書唱歌として学校音楽教育の場で長く親しまれ、現在でも児童合唱団による録音が残されています。

秋の夜、窓辺から月を眺めながら口ずさみたくなる1曲。

施設のみなさんと一緒に、懐かしいメロディを楽しんでみてはいかがでしょうか。

野菊NEW!作詞:石森延男/作曲:石森延男

野菊(♬遠い山から吹いてくる)byひまわり🌻歌詞付き
野菊NEW!作詞:石森延男/作曲:石森延男

石森延男さんが作詞、下総皖一さんが作曲を手がけた1942年の唱歌です。

秋の野原に咲く薄紫色の野菊の花を、愛らしく描いた作品に仕上がっています。

1番では静かに咲く野菊の可憐な姿、2番では花に虫が止まる穏やかな情景、3番では寒い冬が来ても咲き続けてほしいという温かな思いが込められていますね。

ゆったりとしたテンポと歌いやすいメロディなので、高齢者の方が集まる場面で一緒に歌ってみるのもいいでしょう。

秋の散歩で野菊を見かけたら、本作を思い出しながら季節の移ろいを感じてみてくださいね。

【高齢者向け】心に響く秋の歌。懐かしい童謡・唱歌から昭和歌謡まで(21〜30)

昔から親しまれてきた童謡で、高齢者の方になじみのある曲ですね。

秋の夜空に浮かぶ月の美しさを、シンプルで心に響く歌詞で表現しています。

雲に隠れたり現れたりする月の様子が、まるで目の前で見ているかのように描かれていますよ。

1911年に文部省唱歌として発表されてから、長年にわたり歌い継がれてきました。

学校の音楽の時間で歌った思い出がある方も多いのではないでしょうか。

本作は、季節を感じにくい高齢者の方にも、秋の訪れを感じていただけるでしょう。

みんなで歌うのはもちろん、手拍子をしたり体を動かしたりしながら楽しむのもおすすめです。