【高齢者向け】車いすの方も楽しめる。椅子に座っておこなう楽しい体操
高齢者施設では、体を動かすレクリエーションとして体操を取り入れている施設が多いですよね。
しかし、毎日同じレクリエーションだとマンネリ化してしまうことも。
今回は、高齢者の方が飽きずに楽しく続けてもらえる体操をご紹介します。
さらに安全面に安心な、座ったままできる体操を集めてみました。
車いすの方や立位が不安定な方でも楽しんでいただけますよ。
手軽に始めやすい体操から、しっかり体を動かせる体操まであるので、高齢者の方の体調や体の悩みに合わせて実践してみてくださいね。
【高齢者向け】車いすの方も楽しめる。椅子に座っておこなう楽しい体操(91〜100)
ひねる体操

高齢者が転倒する原因として足腰の衰え以外に、脇腹や背骨といった上半身が固くなってしまう事が挙げられます。
ふだん後ろを振り向く時に通常であれば頭、上半身、腰から足という順番で体をひねりますが、上半身が固いと下半身から先にひねってしまいます。
このため頭、上半身がひねりについていけず転倒してしまうようです。
上半身を柔軟に、体をひねる事で転倒を防止する大切さをこの動画でご紹介しています。
椅子に座った状態での体操なので、安心して行えます。
イスに座っておこなうストレッチ

腰痛の予防や姿勢と血流の改善につながる、腰の周りを中心としたストレッチです。
椅子に座ってゆっくりと腰を動かすことで、軽い負担で腰を中心とした下半身の筋肉もしっかりと動かせますよ。
背筋を伸ばした正しい姿勢から動かしていくことが重要で、腰のどの筋肉が伸びているのかにも意識を向けてもらいましょう。
痛みが出ないように、できる範囲まででじっくりと伸ばしてあげることが大切ですね。
息を止めてしまうと筋肉が固まるので、ゆっくりと息をはきながらおこなうことが筋肉をほぐすことにもつながります。
ウォーキング体操

その場で大きく足踏みをするような動きで下半身の動きに意識を向けてもらいましょう。
軽い負荷でしっかりときたえられるように、椅子に座っておこなうのが大切なポイントですね。
いきなり足踏みの体操にうつるのではなく、足を持ち上げて引き寄せる運動、股関節を回す運動などで足をほぐすことからスタートしましょう。
しっかりと背筋をのばして腕も大きく動かすなど、足踏みをおこなう際の姿勢や足以外の動きも大切ですね。
動きのリズムにも意識を向けながら、呼吸も整えつつ進めていきましょう。
ウサギとカメで左右の違う動き

童謡『うさぎとかめ』に合わせて大きく左右の腕を動かしていく体操です。
腕の動きが中心の運動なので、立って体を動かすのが難しいという場合には椅子に座っておこないましょう。
交互に腕を前に出していくシンプルな動きですが、この時の手の形や動きの切り替えで脳トレの効果を加える内容ですね。
合図とともに手の形を変える、腕の出し方を変えるなど、徐々に要素を追加して考えつつ体を動かしてもらいます。
腕の動きだけでなく足の動きを加えると、考える要素がさらに増えるのでこちらもオススメですよ。
エコノミークラス症候群予防

飛行機のエコノミークラスの席のように、同じ体勢で過ごすことは足の血流を悪くしてしまいます。
そんなエコノミークラス症候群を予防や血行の改善につながる、椅子に座って足を動かす体操です。
つま先を浮かせる動きや大きな足踏みの動きなどで、足への力の入れ方を意識しつつ、筋肉もきたえていきましょう。
痛みが出ない範囲で踏みしめる衝撃も感じながらリズミカルに足を動かしていくことで、スムーズな歩行や転倒の防止などにもつながっていきますよ。
クロストレーナー

歩行やランニングに重要な、足を前に踏み出すという動きに意識を向けさせてくれるようなトレーニングマシンです。
片足ずつの回転の動きが大きな特徴で、踏み込む力とひざや足首の関節の動きが鍛えられるような印象です。
ハンドルを使って足の動きが補助されるということで、足の力を徐々に鍛えていけるところがポイントですね。
負荷を調整して前へと踏み出す力をしっかりと鍛えつつ、歩行の際に必要な足の動きや回転という部分に意識を向けていきましょう。
グーチョキパーでなにつくろう

「グーチョキパーでなにつくろう」体操は、高齢者の方も聞きなじみがある曲ではないでしょうか。
子供さんがいる方はよく歌ってあげたなんて方もいますよね。
こちらの手遊び歌は、歌いながら体を動かすので脳に良い刺激を与えてくれるんですよ。
さらにグーチョキパーの組み合わせひとつで、さまざまなアレンジができます。
子供から高齢者まで幅広い年代に親しまれている手遊び歌なので、お孫さんと一緒にしてみるのもいいかもしれませんね。