【高齢者向け】車いすの方も楽しめる。椅子に座っておこなう楽しい体操
高齢者施設では、体を動かすレクリエーションとして体操を取り入れている施設が多いですよね。
しかし、毎日同じレクリエーションだとマンネリ化してしまうことも。
今回は、高齢者の方が飽きずに楽しく続けてもらえる体操をご紹介します。
さらに安全面に安心な、座ったままできる体操を集めてみました。
車いすの方や立位が不安定な方でも楽しんでいただけますよ。
手軽に始めやすい体操から、しっかり体を動かせる体操まであるので、高齢者の方の体調や体の悩みに合わせて実践してみてくださいね。
【高齢者向け】車いすの方も楽しめる。椅子に座っておこなう楽しい体操(11〜20)
腰の体操

椅子に座った状態で足や体を動かし、腰の周りの筋肉をほぐしていくような体操です。
腰痛の予防や改善につながるとともに、骨盤の周りをしっかりと動かすことで、歩行の安定にもつながっていきます。
足を上げる、体を前に倒すなどの運動を、腰に意識を向けつつおこなっていきますが、しっかりとほぐすためには正しい姿勢と呼吸を止めないことも重要なポイントですね。
腰の痛みが強い人は、無理のない範囲でおこなうこと、体力に合わせてしっかりと筋肉をほぐしていきましょう。
タオル体操 足抜き

タオル体操で足抜きのアイデアをご紹介します。
座った状態での安定性が向上する足抜きにチャレンジしてみましょう。
準備するものはタオル1枚です。
タオルの両端を片手ずつ握り、座った状態で足をくぐらせます。
座っている状態でバランスを取るのが難しいという方は、壁に寄りかかったり支えてもらいながら取り組めると良いですね。
動作に慣れてきたら、持ち手を短くすると難易度が上がりますよ。
無理のない範囲で楽しくトレーニングするのがポイントです!
下肢のタオル体操

健康運動指導士から学ぶ!
下肢のタオル体操のアイデアをご紹介します。
歩行の際に、足をスムーズに動かすためのトレーニングにチャレンジしてみましょう。
準備するものは長めのフェイスタオルです。
はじめにイスに座り、半分に折ったタオルの端をひざの間に挟みましょう。
余った部分は両手で力を入れながら上に引っ張ります。
最後に、サッカーボールをポンとけるようにひざから下を交互に動かしていきましょう。
ぜひ毎日、取り入れてみてくださいね。
歌いながら体操

高齢者が歩く時の転倒防止には、「つま先が上がっているか」が重要です。
背筋を伸ばして大股で歩くと着地時につま先は自然と上を向いて、かかとから地面に着くそうです。
今回は、皆さんもよく知っているNHK「みんなのうた」でも放送された童謡『手のひらに太陽を』を歌いながらの健幸体操です。
腕、肩、腰、足首からつま先まで全身を使った体操ですが、椅子に座ったままで大丈夫なので、歌にあわせてゆっくりと楽しみながら行えますよ。
グーパー体操

筋力が低下して長く立っていられなくなると運動することもおっくうになってくるもの。
そこで車いすの方にもオススメな「グーパー体操」をご紹介。
胸の前でグーパーを作るレクリエーションと違うところはグーパーを顔の横や頭の上に出すところです。
これにより腕や肩の筋肉をほぐす効果、筋力アップも期待できます。
重いものを持ち上げるトレーニングでないので長く続けられそうですね。
顔の横に右手でパー、胸に左手でグー、それを交互に繰り返します。
慣れてくると頭の上にグー、顔の横にパーを出すなどの変化をつけてみましょう。
パーとグーしか使わないのでみんなで楽しめそうです。
椅子に座って踊る炭坑節

『炭坑節』の音楽に合わせて、盆踊りでおどることもありますよね。
高齢者の方の中には、夏を感じさせる歌と感じている方もいらっしゃることでしょう。
『炭坑節』の曲に合わせて体を動かしていきますよ。
体を動かしながら、かつて踊ったことを思いだす高齢者の方もいるのではないでしょうか?
椅子に座ってできるので、暑い日でも室内で安全に踊れますよ。
『炭坑節』は昭和を代表する一曲でもあるので、歌いながら踊っていただけるかもしれませんね。
施設の夏祭りのレクリエーションとしても、オススメな体操です。
【高齢者向け】車いすの方も楽しめる。椅子に座っておこなう楽しい体操(21〜30)
体幹強化 高齢者向けの運動とストレッチ

椅子に座った状態で体幹が鍛えられる上半身の運動がこちらです。
立ってする運動はふらついて倒れたり、骨折などの危険もあるので、ぜひこちらの座ってできる運動を試してみてくださいね。
気をつけるポイントも詳しく説明されていますので、動画を見ながらやってみてください。
ゆっくりしたい方は再生速度を落とすのもよいですね。
また同じ動きと思われる運動でもとじる方向に動くのか、開く方向に動くのかで意味が違ってきますので注意してみてくださいね。