日本の哀歌に込められた魂の叫び。心に響く至極の名曲を紐解く
悲しみや切なさを美しい旋律に昇華した日本の哀歌の世界。
忌野清志郎さん率いるRCサクセションが紡ぐ寂しい情景から、あがた森魚さんの心揺さぶる詩世界、そしてVOCALOID「GUMI」が歌う透明な想いまで。
時代を超えて人々の心に寄り添い続けてきた珠玉の名曲には、失恋、孤独、別れ…。
人生の様々な場面で感じる魂の叫びが込められています。
静かに心に染み入る歌声と共に、深い感動の世界へ誘います。
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日本の哀歌に込められた魂の叫び。心に響く至極の名曲を紐解く(1〜10)
夜永唄神様はサイコロを振らない

失恋の痛みと喪失感を美しく描いた楽曲が、神はサイコロを振らないのバラードです。
アルバム『ラムダに対する見解』に収録された本作は、切ない歌詞と繊細なメロディで多くの人の心を揺さぶります。
主人公の失った恋人への未練や哀愁が、キンモクセイの香りや秋の情景と重ねられ、詩的な表現でつづられています。
2019年5月にリリースされた後、SNSを通じて徐々に人気が広がり、2020年には各種音楽チャートで上位にランクイン。
失恋の痛みを抱えている方や、恋愛で泣きたいような経験をした方にオススメの1曲です。
精霊流しさだまさし

親しい人を失うという喪失の痛みを、優しく切ない旋律に包み込んだ音楽の祈り。
さだまさしさんが描いた哀愁漂う物語は、長崎の伝統行事をテーマに、遺された者の思いを繊細に紡ぎ出しています。
生きていた頃の大切な約束や、ともに作った思い出の品、変わりゆく家族の姿を通して、深い愛情と寂しさが胸に迫ります。
グレープが1974年4月にリリースした本作は、中京地区を中心にじわじわと広がり、オリコン2位、130万枚のヒットを記録。
2003年にはNHKドラマの主題歌として再び輝きを放ちました。
大事な人との別れを経験した方の心に、そっと寄り添う珠玉のバラードです。
さよならエレジー菅田将暉

寂しさと愛の間で揺れ動く心を繊細に描いた珠玉のラブソング。
菅田将暉さんが石崎ひゅーいさんに託した魂の叫びが、ピュアな感情とともに心に響き渡ります。
優しさが濁った日々の中で見いだす愛の形を、切なくも力強いメロディーが包み込んでいきます。
2018年2月に菅田将暉さんの3枚目のシングルとしてリリースされ、日本テレビ系ドラマ『トドメの接吻』の主題歌として話題を呼びました。
同作品には菅田将暉さん自身も友情出演し、ドラマの世界観と見事に溶け合う楽曲として注目を集めています。
失恋や別れを経験し、心の奥底にある思いを昇華したい方へ贈る、魂を揺さぶる至極のバラードです。
日本の哀歌に込められた魂の叫び。心に響く至極の名曲を紐解く(11〜20)
喝采ちあきなおみ

ちあきなおみさんといえば、伝説の女性歌手です。
彼女の『喝采』を聴くと、まるで彼女自身のことを歌っているかのような錯覚に陥ります。
とにかく悲しい曲ですが、あまりに美しいメロディと歌詞のため、何度でも聴きたくなります。
楓スピッツ

はかなくも美しい別れの情景を、透明感のある旋律で紡ぎ出した珠玉のバラード。
スピッツがアルバム『フェイクファー』から1998年7月に発表した本作は、失った存在への思いを切なく歌い上げています。
時の流れの中で次第に和らいでいく傷心と、それでも前を向いて歩もうとする強さが、温かみのある演奏に乗せて描かれています。
1999年のフジテレビ系ドラマ『Over Time』での起用を皮切りに、2022年の同局『silent』まで、多くの作品で物語を彩ってきました。
心に深い傷を負った時、あるいは大切な人との別れを経験した時に聴いてほしい一曲です。
優しく寄り添うような草野マサムネさんの歌声が、必ずや心の支えとなってくれることでしょう。
ひこうき雲荒井由実

ジブリ映画『風立ちぬ』主題歌です。
友人の自殺をテーマにした作品といわれています。
他にも病死説などあるらしいのですが、いまだに議論されている、名曲です。
ファーストアルバムに収録されいます。
そしてなんといってもサポートメンバーが豪華です。
ベース、ガットギター:細野晴臣さん、キーボード:松任谷正隆さん、ギター:鈴木茂さん、ドラム:林立夫さんといった豪華メンバー。
それだけ期待されてたということですね。
はじめは雪村いづみさんへの提供曲だったようですが、諸事情があって無しになり、本人が歌ったことで日の目を浴びた必然性を感じてしまう名曲。
ほのぼのとした曲調に乗せて歌われる一人の少女の「死」。
なぜ切なくない曲なのか、それは少女の気持ちを代弁しているようにも思うからです。
少女からしたら現実世界で生きていく方がよっぽどつらかったのでしょう。
そのつらさは周りの人たちに理解をし難いものだったと思います。
少女にとっては空の彼方が生きたい場所だったのでしょう。
それを荒井由実さんは感性で受け取り、歌にし、少女の「死」を無駄にしなかった。
才能の塊ですね。
振り子Uru

生きづらさを感じること、それが生きているということなのかもしれません。
ネット上での活動から人気に火が着いたシンガー、Uruさんの楽曲で、2020年にシングルリリース。
映画『罪の声』の主題歌として書き下ろされました。
壮大なサウンドアレンジにUruさんの透明感にあふれる歌声がマッチした、切ないバラードナンバーです。
自分の日常、これまでの日々に思いをはせる歌詞は、誰しもが共感できるような仕上がり。
この曲とともに、自分の人生を振り返ってみてはどうでしょうか。


