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日本の哀歌に込められた魂の叫び。心に響く至極の名曲を紐解く

悲しみや切なさを美しい旋律に昇華した日本の哀歌の世界。

忌野清志郎さん率いるRCサクセションが紡ぐ寂しい情景から、あがた森魚さんの心揺さぶる詩世界、そしてVOCALOID「GUMI」が歌う透明な想いまで。

時代を超えて人々の心に寄り添い続けてきた珠玉の名曲には、失恋、孤独、別れ…。

人生の様々な場面で感じる魂の叫びが込められています。

静かに心に染み入る歌声と共に、深い感動の世界へ誘います。

日本の哀歌に込められた魂の叫び。心に響く至極の名曲を紐解く(21〜30)

北風哀歌小林旭、北風哀歌

昭和歌謡を語る上で欠かせない小林旭。

トレードマークの張りのある「アキラ節」の歌声には、北の果ての哀愁漂う景色を舞台にした楽曲がよく似合いました。

この「北風哀歌」は1982年発売のアルバム「さすらい12章」に収録されています。

哀歌金子裕則

男女の別れをドラマチックに歌い上げた自作曲『哀歌』で、1979年10月『ポプコン』で優秀曲賞受賞、同11月「第10回世界歌謡祭」で入賞という輝かしい実績を積み上げて同12月デビュー。

現在は郷里・宮崎を中心に音楽活動をしています。

日本の哀歌に込められた魂の叫び。心に響く至極の名曲を紐解く(31〜40)

山谷ブルース岡林信康

「フォークの神様」と呼ばれた伝説のシンガーソングライター、岡林信康のデビューシングル。

1968年リリース。

東京の山谷で生活する肉体労働者たちのリアルな心境を、アコースティックギターに乗せて切々と歌い上げています。

赤色エレジーあがた森魚

赤色エレジー あがた森魚 (2009年11月22日収録ライブ動画・歌詞字幕入り)
赤色エレジーあがた森魚

1972年リリース。

現在は俳優としても活躍中のあがた森魚さんを一躍有名にした楽曲でした。

当時流行していた林静一さんの同名の漫画がモチーフになっています。

哀しい歌詞が混沌とした時代の風潮にマッチして、レコード売り上げ50万枚を記録しました。

元祖天才バカボンの春こおろぎ’73/コロムビアゆりかご会

1975年のアニメ「元祖天才バカボン」のエンディング曲。

今でも、41歳になると「バカボンのパパと同い年になった」っていう人いますね。

この哀感たっぷりの歌詞を書いたのが、なんと原作者の赤塚不二夫だというから驚きです。

ヒポポタマスのこいのこ

「ひらけ!

ポンキッキ」で1980年4月からオンエア。

子供向け番組の歌なのに、命のはかなさをテーマにした歌詞で、視聴者を朝からものすごく哀しい気持ちにさせました。

シングルリリース後、現在までアルバム収録はされていないようです。

御案内ウイッシュ

『ヤマハポピュラーソングコンテスト』(通称ポプコン)から輩出された数多いシンガーソングライターのうちの1組。

姉妹デュオです。

この楽曲は1972年にリリースされたデビューシングル。

失恋した気持ちをお葬式に例える歌詞が心に刺さります。