日本の哀歌に込められた魂の叫び。心に響く至極の名曲を紐解く
悲しみや切なさを美しい旋律に昇華した日本の哀歌の世界。
忌野清志郎さん率いるRCサクセションが紡ぐ寂しい情景から、あがた森魚さんの心揺さぶる詩世界、そしてVOCALOID「GUMI」が歌う透明な想いまで。
時代を超えて人々の心に寄り添い続けてきた珠玉の名曲には、失恋、孤独、別れ…。
人生の様々な場面で感じる魂の叫びが込められています。
静かに心に染み入る歌声と共に、深い感動の世界へ誘います。
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日本の哀歌に込められた魂の叫び。心に響く至極の名曲を紐解く(51〜60)
琵琶湖哀歌東海林太郎、小笠原美津子

東海林太郎が1941年に小笠原美津子と歌った代表曲の一つです。
同年4月に琵琶湖でのボート転覆事故で亡くなった大学生を追悼するため作られた歌とされていますが、たまたま発表時期のタイミングが合っただけとの説もあります。
挽歌由紀さおり

1969年「夜明けのスキャット」で世に出て以来、大人の歌謡曲を発表し続けていたのが由紀さおり。
「挽歌」という言葉は歌謡曲の世界では「エレジー」と同義語に扱われ、1974年発表されたこの曲も普段通りの大人ムードで歌っています。
湯の町エレジー近江俊郎

終戦後間もない1948年に世に出た、近江俊郎の楽曲です。
レコード売り上げ40万枚というのは当時としては大ヒットでした。
物悲しいギターの旋律で当時の日本人の心を震えさせた古賀政男の名曲の数々は「古賀メロディー」と称されました。
江の島悲歌(エレジー)菅原都々子

終戦後、エレジーというジャンルが一時ブームになりました。
その中でも菅原都々子はビブラートのある特徴的な歌唱法で「エレジーの女王」と呼ばれていました。
この「江の島悲歌」は1951年のリリースで、同年映画化もされています。
日本の哀歌に込められた魂の叫び。心に響く至極の名曲を紐解く(61〜70)
らんちうたま

「イカ天」出身のたまが、1990年に「さよなら人類」でプロデビューした時のカップリング曲。
独特の世界観ですが、「見世物」として生きてゆくランチュウの哀しい気持ちを、芸能界に足を踏み入れた自分たちとリンクさせていたのかも…。
かえらなかった時計屋さん若子内悦郎

『ひらけ!
ポンキッキ』で1978年にオンエア。
童話というよりSF映画のような、哀しい物語の歌詞です。
ちなみに若子内悦郎さんは「ちのはじめ」名義で『やつらの足音のバラード』(『はじめ人間ギャートルズ』エンディング)も歌っています。
昭和えれじぃちあきなおみ

「喝采」など都会の哀愁を歌った名曲を数多く持つちあきなおみですが、この曲は1988年のアルバムに収録された「隠れた名曲」。
作詞・吉田旺、作曲・船村徹という往年の演歌黄金コンビの楽曲で、ノスタルジックに昭和を思う歌詞が印象的です。
おわりに
心の奥底に響く哀歌の数々を紹介してきました。
ナブナさんやあがた森魚さん、さだまさしさんなど、時代を超えて語り継がれる名曲の数々。
それぞれの時代背景に寄り添いながら、人の心の機微を見事に表現した珠玉の作品群です。
耳を澄ませば、今もなお日本の魂の叫びが聴こえてくるようですね。
あなたの心に残る一曲に出会えたなら幸いです。