怖くて美しい名曲~恐怖の映画音楽・テーマ曲
ホラー映画やサスペンス・ドラマなどで音楽が果たしている役割は、非常に大きく重要ですよね。
無音で恐怖を演出する方法もありますが、やはり象徴的なテーマ曲は旋律だけで恐怖を感じたり、まざまざと映画の一場面を思い浮かべるほどの作用を持ち合わせています。
今回紹介するのは、名作ホラー映画を中心とした恐ろしくも美しい名曲たち。
映画のテーマ曲といった枠内を飛びこえて、さまざまな場面で使われている楽曲も多く、一度は耳にしたことがあると感じる楽曲も多いはず。
この映画の曲だったのか、といった新たな発見もあるかも?
ぜひ、部屋を暗くしてヘッドホンでお楽しみください!
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怖くて美しい名曲~恐怖の映画音楽・テーマ曲(21〜30)
映画『サスペリア』テーマ曲ゴブリン

不快感と不安感の塊。
個人的には、不穏な打楽器の音が本当に怖いです。
オープニングとエンディングで聴けるオルゴールのような繊細な音色に、風の音や不気味な死神の声を加えてから、ミステリアスで美しいメロディとささやきき声のような「ナーナー」という枯れた声が狂気さを強めています。
Trauma LoopCristobal Tapia De Veer

不気味でひんやりとした気分を味わいたい方におすすめなのが、Cristobal Tapia De Veerさんの「Trauma Loop」です。
2022年9月に公開された映画『Smile』のサウンドトラックであるアルバム『Smile (Music from the Motion Picture)』の冒頭を飾る楽曲としてリリースされました。
弓で擦る特殊楽器ダクソフォンを取り入れ、人間のうめき声のような不安な響きを生み出しています。
反復する悪夢や精神の侵食といった作品のテーマを、実験的なアプローチで音に落とし込んだ本作。
旋律美よりも聴き手の神経をざらつかせるような音響設計が特徴で、ホラー映画の世界観にどっぷりと浸かりたい夜や、非日常のスリルを味わいたい時にぴったりのナンバーです。
Stranger ThingsKyle Dixon & Michael Stein

赤いネオン風のロゴとともに流れる、あの不気味なシンセサウンドはいかがでしょうか。
ドラマ「ストレンジャー・シングス未知の世界」のメインタイトルに起用され、事実上シリーズの顔となった名テーマです。
SURVIVEのメンバーとしても活動する、Kyle DixonさんとMichael Steinさんによって手がけられました。
2016年8月に公開されたアルバム『Stranger Things, Vol. 1』に収録されています。
1980年代のホラーやSF映画をほうふつとさせるミニマルな反復音と冷たい残響が、郷愁と不安を同時に呼び起こします。
不穏でひんやりとした世界観にどっぷり浸かりたい夜や、非日常の緊張感を味わいたい方にぴったりのサウンドです。
Hell on EarthZilgi

映画の導入部から観客を深い恐怖へといざなうような、不穏な空気に満ちた楽曲です。
2024年7月に公開されたオズグッド・パーキンス監督のホラー映画『Longlegs』のサウンドトラック『Longlegs (Original Motion Picture Soundtrack)』の1曲目としてリリースされました。
Zilgiさんの手がけた本作は、メロディよりもシンセサイザーの暗い響きや不協和音を用いた実験的なサウンドデザインが特徴的で、背筋が凍るような悪夢的な世界観をわずか1分強で表現しています。
暗闇の中にひそむ気配を感じたいときや、ヒリヒリとした緊張感を味わいたい人にぜひおすすめしたい、ダーク・アンビエントの名曲ですね!
Miseryマーク・シェイマン

日本では1991年に公開された映画「Misery」のBGM。
人気作家の男がファンの女性に監禁拘束され、そこから脱出を試みるという内容の映画です。
しかしながら、このシーンの、ピアノのメロディはどこかもの悲しく、彼女の複雑な感情を表現しているようにも感じられます。
映画の主演である女性の、底の見えないなにかを感じさせられるBGMです。
映画『もののけ姫』より「TA・TA・RI・GAMI」久石譲

興行収入193億円を記録した1997年の名作ジブリアニメ映画「もののけ姫」より、タタリ神のテーマ。
構想から映画公開まで16年を費やしたという同映画の世界観は本当に美しかったですよね。
一方で、この曲は大人になっても怖いです。
映画『クリープショー』テーマ曲ジョン・ハリソン
「世にも奇妙な物語」はこの曲をパクったとのうわさがあまりますが、真偽は不明。
ハリソンの音楽は、決してショック音に頼らず、ほどよいメロを含んだ聴きやすいタッチが特徴です。
ここでもゾクゾクさせたり、驚かせたりするような攻撃的なホラー描写というよりも、ミステリー感の増強に比重を置いて、じっくりと雰囲気を盛り上げて印象に残らせていくタイプの「聴かせる」ホラー音楽を書いています。



