怖くて美しい名曲~恐怖の映画音楽・テーマ曲
ホラー映画やサスペンス・ドラマなどで音楽が果たしている役割は、非常に大きく重要ですよね。
無音で恐怖を演出する方法もありますが、やはり象徴的なテーマ曲は旋律だけで恐怖を感じたり、まざまざと映画の一場面を思い浮かべるほどの作用を持ち合わせています。
今回紹介するのは、名作ホラー映画を中心とした恐ろしくも美しい名曲たち。
映画のテーマ曲といった枠内を飛びこえて、さまざまな場面で使われている楽曲も多く、一度は耳にしたことがあると感じる楽曲も多いはず。
この映画の曲だったのか、といった新たな発見もあるかも?
ぜひ、部屋を暗くしてヘッドホンでお楽しみください!
怖くて美しい名曲~恐怖の映画音楽・テーマ曲(41〜50)
土曜ワイド劇場「Diabolic Sequence」片倉三起也
スポットライトが点滅するオープニング映像を思い出してゾッとします。
狂気を感じさせる主題部分は印象的です。
それが平穏な第二主題へと集結していくところは、さすが奇才です。
一部分ではストリングスの本数を減らして音圧を変えるなど、奇才らしい遊びを披露しています。
フランケンシュタインの花嫁フランツ・ワックスマン

音楽:フランツ・ワックスマン。
映画:フランケンシュタインの花嫁:1935年。
かなり古い映画ですが、オーソドックスな稲妻や風の効果音なども録音され、クラシックなオーケストラとともに恐怖を盛り上げる重要な役割を果たしています。
Eraserheadデヴィッド・リンチ
デヴィッド・リンチ:1946年1月20。
アメリカの映画監督、脚本家、プロデューサー、ミュージシャン、俳優。
イレイザーヘッド:1977年のアメリカ映画。
デヴィッド・リンチが製作、監督、脚本、編集、美術、特殊効果を一人で担当した白黒映画。
シュールレアリズムを愛するデヴィッド・リンチらしい作品。
feels l ike HEAVENHIIH

日本ではその歌い出しがあまりにも有名な、映画「リング」の一曲。
歌い出しのインパクトと貞子のあの登場シーンが有名なあまり、これほどグルーヴィーでダンサブルな楽曲だということはあまり知られていない気がします。
しかしながらこの曲を聴けばリングのあの恐怖感がよみがえるので、まさに日本を代表するホラーソングなのではないでしょうか。
エンゼル・ハートトレヴァー・ジョーンズ

アメリカニューヨークを舞台にした1986年公開の映画「エンゼルハート」のBGM。
こちらのトレイラーでは、BGMに合わせてさまざまな効果音が被せられていますが、当時の技術で録音されたローファイな音質がまた恐怖感をそそります。
そして当のBGMも常に不安が付きまとうような、何か悪いことが起こるような、そんな感覚を助長しています。
怖くて美しい名曲~恐怖の映画音楽・テーマ曲(51〜60)
Glory of Love by Estherジョン・オットマン

美しくも不気味な歌声が響き渡る、この楽曲。
ジョン・オットマンさんが手掛けた映画『オーファン』のサウンドトラックの一部として、2009年1月にリリースされました。
孤児院から引き取られた少女エスターの歌う声が不気味なシーンで使用され、映画の緊張感と心理的な雰囲気を見事に高めています。
シンセサイザーを活用した独特のアプローチで、観客に強烈な印象を与えることに成功。
愛の複雑さと美しさを描きつつ、人間関係における挑戦とそれを乗り越えたときの喜びを表現しているのです。
ホラー映画好きの方はもちろん、心理的なサスペンスを楽しみたい方にもおすすめの一曲です。
THE DEVIL’S NIGHTMAREアレッサンドロ・アレッサンドローニ

アレッサンドロ・アレッサンドローニはイタリアのミュージシャン、作曲家。
ギターやマンドリン、シタール、ピアノなどの複数の楽器を演奏し、映画音楽の作曲家として活動していました。
1971年にベルギーで公開されたホラー映画「THE DVIL’S NGHTMARE」の曲で、官能的な悪魔を描写した曲です。
The Othersアレハンドロ・アメナーバル

サンティアゴの映画監督であり作曲家でもあるアレハンドロ・アメナーバル。
自身が監督を務める映画「アザーズ」の曲です。
2001年アメリカ・スペイン・フランス合作のスリラー映画で、トム・クルーズが制作総指揮をとりました。
広大な屋敷で暮らす家族に3人の使用人が現れ、その後、屋敷で不可解な現象が起き始めるというストーリー。
かわいい少女の歌い声がなぜか恐怖映画では不安を増幅しますよね。
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアエリオット・ゴールデンサール

エリオット・ゴールデンサール:1954年5月2日。
アメリカ、ニューヨーク出身の作曲家。
映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」1994年公開のニール・ジョーダン監督のアメリカ映画。
原作はアン・ライスの小説。
リバー・フェニックスが演じる予定のインタビュアー役は、当人が亡くなったためにクリスチャン・スレーターが抜てきされたというエピソードがあります。
クラシカルなオペラが恐怖を駆り立てますね。
Strong Fate和楽器バンド

「残穢 -住んではいけない部屋-」の主題歌として話題沸騰中。
鈴華ゆう子が作詞作曲を担当。
映画の音楽に携わるのはこの曲がはじめての和楽器バンド。
日本古来の「和の恐怖」を音楽で表現するには、和楽器バンドが最適任だと映画プロデューサはすぐに確信を持ったというエピソードがあります。
Persecution of the masses

鷺巣詩郎さんによって作曲され、シン・ゴジラの劇中だけでなく予告編でも使用されたメインテーマ曲です。
タイトルの「masses」はミサを指し、ミサ曲を連想させるような合唱が特徴的なテーマ曲となっています。
The Texas Chainsaw Massacreウィイン・ベル

「悪魔の生け贄(The Texas Chain s aw Massacre)」は1974年のアメリカ映画。
日本で2015年のリバイバル上映からR-15指定作品となっています。
金属音とエフェクトを駆使した効果音で、チェーンソー殺人鬼のイメージが浮かび上がってくる恐怖の作品です。
Full Circleコリン・タウンズ

コリン・タウンズ:1948年5月13日。
英国の作曲家。
イアン・ギラン・バンドでキーボードを担当。
「Full Circle」:1977年の日本劇場未公開のカナダとイギリスの合作ホラー映画。
監督はリチャード・ロンクレイン。
重低音から、ピアノの調べ、哀愁漂うメロディが霊の存在を感じさせる作品。
Hollow Manジェリー・ゴールドスミス

「インビジブル」は2000年のアメリカ、コロンビア映画製作のSF映画。
H・G・ウェルズの小説「透明人間」が原案。
エレベーターから脱出後、透明人間から追いかけられ、捕まったヒロインとのキスシーンが見物、ダイナミックな演奏で緊張感が増します。
おわりに
恐怖を覚える感覚は人それぞれだとは思いますが、今回紹介したホラー映画のメインテーマを中心としたBGMは、思わず背中がぞくっとしてしまう作用もありつつ、美しさをも感じさせてくれる名曲ばかりです。
美しいからこそ怖い、というのも音楽の素晴らしい魅力の1つですよね。
今夜は一人、部屋でじっくりと怖くて美しい音楽の世界に浸ってみてはいかがですか。





