RAG MusicClassic
素敵なクラシック

フランクの名曲。人気のクラシック音楽

ドイツの前身であるプロイセン王国の時代に生まれた作曲家、エドゥアルト・フランクの楽曲の特集です。

自分の作品にストイックであったため作品の完成が遅く、一般的知名度が同年代に活躍した作曲家達より劣る面もありますが、それだけ深く練り上げられた楽曲は確かな評価を受け今に伝わっています。

フランクの名曲。人気のクラシック音楽(1〜10)

交響詩「プシシェ」César Franck

AGSO (Ankara Gençlik Senfoni Orkestrası) C. Franck Psyche
交響詩「プシシェ」César Franck

古代ギリシャ神話を題材にした交響詩。

1888年3月にパリで初演された本作は、フランクの晩年の傑作として知られています。

プシュケとエロスの愛の物語を、豊かなオーケストレーションと合唱で描き出しています。

夢幻的な第1部、官能的な第2部、そして苦悩と救済を表現した第3部と、物語の展開に沿って音楽が進行。

半音階的な和声進行や循環形式など、フランクらしさが随所に見られますね。

神秘的で崇高な愛の世界を体験したい方にオススメの1曲です。

弦楽四重奏曲 ニ長調César Franck

César Franck – String Quartet in D major (score)
弦楽四重奏曲 ニ長調César Franck

最晩年に作られた唯一の弦楽四重奏曲。

4つの楽章から成るこの曲は、フランクの独特な「循環形式」を駆使しています。

冒頭の「アイデア・メール」が全楽章を通じて変奏され、統一感のある作品に仕上がっています。

第1楽章の繊細な動機、第2楽章の軽快さ、第3楽章の心に響くメロディ、そして第4楽章での前楽章のテーマの引用と新たな旋律の展開。

1890年4月19日、パリのサル・プレイエルで初演された際には、聴衆から喝采を浴びました。

フランクの音楽的探求と情熱が凝縮された本作は、深い内面性と複雑な構造を持つ名作として、今なお多くの人々に愛されています。

前奏曲、フーガと変奏曲César Franck

『前奏曲、フーガと変奏曲作品18』。

フランクは1860年にサント・クロチルド聖堂のオルガニストに就任、この作品は聖堂のオルガンを念頭に置いて書かれたとあります。

演奏はオルガニストのヴィンセント・デュボアさん。

フランクの名曲。人気のクラシック音楽(11〜20)

ピアノ三重奏曲第1番César Franck

FRANCK: Piano Trio No. 1 – ChamberFest Cleveland (2022)
ピアノ三重奏曲第1番César Franck

フランクが初期に手掛けたピアノ三重奏曲。

1841年に作曲された本作は、全3楽章からなる室内楽曲です。

第1楽章は情熱的な主題で始まり、後の楽章でも再現される循環形式の萌芽が見られます。

第2楽章は軽快なスケルツォ風、第3楽章は壮大で力強い楽章。

フランクの若き才能と創造性が光る作品で、美しい旋律と巧みな構成が融合しています。

後の大作へのきっかけともいえる本作は、室内楽ファンにぜひ聴いていただきたい1曲です。

コラール第1番 ホ長調César Franck

フランクが最晩年に作曲したオルガン曲集『3つのコラール』の第1曲。

深い宗教的感情と内面的な表現が凝縮された本作は、自由な変奏曲形式で構成されています。

荘厳な主題から始まり、16分音符主体の第1変奏、堂々とした間奏、対位法的な第2変奏を経て、壮大なクライマックスへと至ります。

フランクの弟子であるヴァンサン・ダンディは「大バッハの傑作以外に比肩し得るものはない」と高く評価。

1890年に完成したこの曲は、フランクの音楽的遺産の中でもとくに重要な位置を占めており、多くのオルガニストに愛され続けています。

コラール第2番 ロ短調César Franck

『3つのコラール』より第2曲、マエストーソ。

ゆっくりとやや緊張感を伴った流れが複雑に変化してゆきます。

オルガン演奏はペトラ・フェーンスヴィクさん。

オランダ・デルフトのマリア・ファン・イェッセ教会での模様です。

ピアノ三重奏曲第2番César Franck

Cesar Franck, Piano Trio No. 2 in B flat, op. 1 . Trio de Salon.
ピアノ三重奏曲第2番César Franck

フランクが19歳の頃に完成したピアノ三重奏曲。

伝統的な4楽章構成に基づきながら、フランクの独自性が垣間見える作品です。

穏やかで優雅なメロディが多く、感傷的な雰囲気も漂う一方で、劇的な要素は控えめ。

ピアノ部分が目立ちますが、弦楽器とのバランスも美しく、全体として洗練された印象を与えます。

1841年の作曲当時、パリ音楽院に通っていた若きフランクの情熱が溢れる本作。

クラシック音楽ファンに深い愛情をもって受け継がれる、隠れた名曲といえるでしょう。