フランクの名曲。人気のクラシック音楽
ドイツの前身であるプロイセン王国の時代に生まれた作曲家、エドゥアルト・フランクの楽曲の特集です。
自分の作品にストイックであったため作品の完成が遅く、一般的知名度が同年代に活躍した作曲家達より劣る面もありますが、それだけ深く練り上げられた楽曲は確かな評価を受け今に伝わっています。
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フランクの名曲。人気のクラシック音楽(1〜10)
交響曲 ニ短調César Franck

フランスの交響曲の代表作として知られる本作。
全3楽章から成り、循環形式を採用しています。
冒頭の低弦が奏でる問いかけるような動機は全曲を貫いて現れ、曲全体に統一感をもたらしています。
特徴的なのは第2楽章で、緩徐楽章とスケルツォを融合させた独特の構成となっており、イングリッシュホルンの美しい旋律が印象的。
ドイツ風の分厚く渋い音色やオルガン風の響きが多用され、作曲家の宗教的で哲学的な内面性が反映された深遠な曲調となっています。
1889年2月の初演時は評価が別れましたが、現在では19世紀後半の重要な交響曲として高く評価されています。
交響的変奏曲César Franck

ピアノとオーケストラのための作品として、1885年に作曲されたこの曲。
単一のテーマを基にした変奏形式で展開され、ピアノとオーケストラが交互に、または共に、テーマを探求していきます。
最初にチェロによってテーマが提示され、その後ピアノとオーケストラによって複雑で表情豊かな音楽へと発展。
リズミカルで調和的な美しさを示しつつ、感情的な深みも表現されています。
ピアノ演奏には高い技術が求められ、表現の幅広さと深い感情表現が求められます。
豊かなハーモニーや緻密なテクスチャーが特徴的で、音楽的な複雑さが評価されるこの曲。
音楽愛好家やクラシック音楽の学生にとって、その構成や展開の仕方を学ぶ上で非常に価値のある1曲です。
交響詩「プシシェ」César Franck

古代ギリシャ神話を題材にした交響詩。
1888年3月にパリで初演された本作は、フランクの晩年の傑作として知られています。
プシュケとエロスの愛の物語を、豊かなオーケストレーションと合唱で描き出しています。
夢幻的な第1部、官能的な第2部、そして苦悩と救済を表現した第3部と、物語の展開に沿って音楽が進行。
半音階的な和声進行や循環形式など、フランクらしさが随所に見られますね。
神秘的で崇高な愛の世界を体験したい方にオススメの1曲です。
フランクの名曲。人気のクラシック音楽(11〜20)
弦楽四重奏曲 ニ長調César Franck

最晩年に作られた唯一の弦楽四重奏曲。
4つの楽章から成るこの曲は、フランクの独特な「循環形式」を駆使しています。
冒頭の「アイデア・メール」が全楽章を通じて変奏され、統一感のある作品に仕上がっています。
第1楽章の繊細な動機、第2楽章の軽快さ、第3楽章の心に響くメロディ、そして第4楽章での前楽章のテーマの引用と新たな旋律の展開。
1890年4月19日、パリのサル・プレイエルで初演された際には、聴衆から喝采を浴びました。
フランクの音楽的探求と情熱が凝縮された本作は、深い内面性と複雑な構造を持つ名作として、今なお多くの人々に愛されています。
ピアノ三重奏曲第4番César Franck

フランクの若き日の才能が垣間見える作品。
軽快なリズムと明るい旋律が特徴的な第3楽章は、舞曲的な要素が含まれ、聴く人を魅了します。
一方で第2楽章は抒情的なメロディが中心となり、内省的な雰囲気を醸し出しています。
19歳で作曲されたこの曲は、フランクの初期の創作活動を代表するものの一つ。
ピアノ、ヴァイオリン、チェロの3つの楽器が織りなす豊かな音色と、若々しい情熱が感じられる本作は、クラシック音楽ファンの方にぜひ聴いていただきたい1曲です。
コラール第1番 ホ長調César Franck

フランクが最晩年に作曲したオルガン曲集『3つのコラール』の第1曲。
深い宗教的感情と内面的な表現が凝縮された本作は、自由な変奏曲形式で構成されています。
荘厳な主題から始まり、16分音符主体の第1変奏、堂々とした間奏、対位法的な第2変奏を経て、壮大なクライマックスへと至ります。
フランクの弟子であるヴァンサン・ダンディは「大バッハの傑作以外に比肩し得るものはない」と高く評価。
1890年に完成したこの曲は、フランクの音楽的遺産の中でもとくに重要な位置を占めており、多くのオルガニストに愛され続けています。
コラール第2番 ロ短調César Franck

『3つのコラール』より第2曲、マエストーソ。
ゆっくりとやや緊張感を伴った流れが複雑に変化してゆきます。
オルガン演奏はペトラ・フェーンスヴィクさん。
オランダ・デルフトのマリア・ファン・イェッセ教会での模様です。






