RAG MusicClassic
素敵なクラシック
search

フランクの名曲。人気のクラシック音楽

19世紀フランスを代表する作曲家セザール・フランクの音楽には、深い精神性と豊かな感情表現が息づいています。

オルガンの詩人として知られ、独自の循環形式を確立したフランクは、ヴァイオリンソナタやピアノ三重奏曲、交響曲など、多彩なジャンルで傑作を生み出しました。

理知的な冷静さと内なる情熱が見事に調和した楽曲の数々は、クラシック音楽ファンの心を魅了し続けています。

もくじ

フランクの名曲。人気のクラシック音楽(21〜40)

牧歌-羊飼の詩 Op.3 M.11César Franck

César Franck – Églogue Op. 3, FWV 11 (1842) [Score]
牧歌-羊飼の詩 Op.3 M.11César Franck

「フランス近代音楽の父」と称される作曲家、セザール・フランク。

彼は幼少期から音楽の才能を発揮し、リエージュ王立音楽院やパリ音楽院で学び、ピアノ、オルガン、作曲で頭角を現しました。

そんなフランクが1842年に作曲したピアノ曲『牧歌』は、彼の初期作品群に属しており、田園の穏やかな情景を描いた詩的でロマンティックなスタイルが特徴です。

豊かな和声と複雑な構造、そして繊細かつ感情豊かな作風は、聴く人の心を和ませ、安らぎを与えてくれます。

自然の美しさや平和を感じたい方、音楽に癒やされたい方にぜひおすすめしたい1曲です。

3つのコラール第3番 イ短調César Franck

César Franck : 3° Choral – Olivier Latry, organ of Notre-Dame de Paris
3つのコラール第3番 イ短調César Franck

19世紀のオルガン音楽を代表する作曲家、セザール・フランクが最後に完成させた作品。

その深い精神性と宗教的な重みが、聴く者の心に強く響きます。

1890年、重篤な病に苦しむ中で書かれた本作は、まさに彼の人生の総決算。

3曲あるうちの最もよく知られている3曲目は、力強いトッカータ風の主題で始まり、静謐なコラールのメロディへと移り変わる構成で、フランクの敬虔な信仰心を感じさせます。

最後のアダージョでは、深い哀愁と穏やかさが交差し、作曲家の内面的な葛藤や安息が象徴的に表現されています。

ワーグナーの影響を感じさせる半音階的進行や、フランク独特の対位法も見事に融合。

オルガン音楽愛好家の間では「フランクの遺言」と呼ばれ、今なお多くの人々に愛され続けています。

前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18César Franck

César Franck: Prélude, Fugue et Variation op. 18 (Freiburger Münster)
前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18César Franck

パイプオルガンの荘厳な音色がさえ渡る名曲です。

セザール・フランクが1862年に発表した本作は、前奏曲、フーガ、変奏曲の3部構成で、優美で物憂げなメロディが印象的。

特に前奏曲部分のオーボエ管による柔らかな旋律は、一度聞くと忘れられないほど心に染みます。

サント・クロチルド聖堂のカヴァイエ=コル製オルガンに触発されて生まれたそう。

フランスのロマン派音楽を代表する作品として、今なお多くのオルガニストに愛され続けています。

人形の嘆き M.20César Franck

C.フランク/人形の嘆き M.20/演奏:喜多 宏丞
人形の嘆き M.20César Franck

ベルギー出身の作曲家セザール・フランクは、「フランス近代音楽の父」と称され、優れた作曲家であり多くの弟子から愛された教会オルガニストでもありました。

1865年に作曲された『人形の嘆き』は、フランクのピアノ作品のなかでも比較的取り組みやすい性格小品の一つで、ロベルト・シューマンの影響も感じられながら、フランク独自の半音階的な音の進行が隠されています。

フランクの作品としては珍しい軽快で親しみやすい一面を持つ本作は、内面性を感じさせつつも、さまざまなピアニストに親しまれる魅力的な作品です。

「3つのなぐさみごと」より第1曲César Franck

Heribert Koch plays César Franck: “Duettino” from “Trois petits riens”
「3つのなぐさみごと」より第1曲César Franck

「3つのなぐさみごと(Trois petits riens)より第1曲: デュエッティーノ(Duettino)作品16-1」。

この作品は、第2曲:ワルツ(Valse)作品16-2、第3曲:夢(Le songe)作品16-3、の3曲からなっています。

ピアノ演奏はヘリベルト・コッチさんです。