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【ミハイル・グリンカ】ロシア音楽の先駆けである作曲家の名曲、人気曲を紹介

ロシアの作曲家、ミハイル・グリンカ。

ロシアの国に初めて真のロシア的音楽を作った人物であり、国外でも広い名声を得た最初のロシア人作曲家として、「近代ロシア音楽の父」と呼ばれました。

同時代の詩人、画家らと積極的に交友関係を結び、なかでも詩人プーシキンからの影響でロシア的な作品を書き始めたそうです。

本記事ではそんなグリンカの名曲、人気曲をピックアップしました。

彼の作品は、当然ロシア風でありながらショパンのような甘美さを感じさせる作品や、当時流行していた歌劇のメロディを主題とする変奏曲など、ロマンティックでユニークな雰囲気も兼ね備えています。

ロシアへの愛を感じられる作品も多くあるので、ぜひそんな彼の音楽をお楽しみください!

【ミハイル・グリンカ】ロシア音楽の先駆けである作曲家の名曲、人気曲を紹介(1〜10)

ケルビムの歌Mikhail Ivanovich Glinka

天使の歌声を思わせる美しい合唱曲。

6声部の豊かな響きが、神聖な雰囲気を醸し出しています。

歌詞は正教会の祈祷文に基づいており、天使たちとともに神を賛美する内容。

世俗の煩わしさを忘れ、神聖な礼拝に集中することを促す、深い精神性を持った作品となっています。

透明感のある旋律は、まるで高い夜空から天使が星を落としているかのような幻想的な情景を想起させます。

宗教音楽に関心のある方はもちろん、心を落ち着かせたい時や静かな瞑想の時間を過ごしたい方にもオススメ。

ロシア音楽の精神性と美しさを象徴する名曲として、今もなお多くの合唱団に愛され続けています。

ロシア民謡「なだらかな谷間に沿って」による変奏曲Mikhail Ivanovich Glinka

ロシアの民族音楽を巧みに取り入れたピアノ独奏曲が、ここに登場。

1826年に作曲されたこの作品は、ロシア民謡の素朴で美しい旋律を主題に、巧みな変奏技法で魅力的に展開していきます。

イ短調の曲調からは、どこか切なさや郷愁も感じられますね。

全体で約2分50秒という短い作品ながら、ロシアの風景や人々の暮らしが目に浮かぶような、情感豊かな音楽世界を描き出しています。

ロシア音楽の魅力を存分に味わえるこちらの1曲、ぜひ聴いてみてくださいね。

愛国の歌Mikhail Ivanovich Glinka

1990年から2000年までロシア連邦の国歌として使用された本作は、ロシアの国家の象徴として深く刻まれた楽曲です。

もともとは器楽曲でしたが、後に『モスクワ』というタイトルで歌詞が付けられました。

首都モスクワを「祖国の心臓」と称え、国全体の誇りとして描写する歌詞は、愛国心を鼓舞する内容となっています。

1947年のモスクワ建都800年の記念行事の一環として歌詞が付けられたそうで、その経緯もこの曲の重要性を物語っていますね。

ロシアの歴史を感じられる1曲です。

【ミハイル・グリンカ】ロシア音楽の先駆けである作曲家の名曲、人気曲を紹介(11〜20)

歌劇「イワン・スサーニン」より序曲Mikhail Ivanovich Glinka

グリンカが32歳頃に作曲した本作は、ロシア初の本格的なオペラとして高く評価されている歌劇。

『皇帝に捧げた命』という題名でもあります。

17世紀初頭のロシアを舞台に、農民イヴァン・スサーニンが新たに選出された皇帝を守るため自己犠牲を払う物語。

愛国心と国民性を強調した内容は、当時のロシア社会に大きな影響を与えました。

ロシアの民族的要素と西洋音楽の技法を見事に融合させた力強い序曲は、オペラ全体のテーマを凝縮しています。

ロシアの歴史や文化に興味のある方にぜひオススメです。

祈りMikhail Ivanovich Glinka

グリンカの名作は、静謐で内省的な雰囲気を持つピアノ独奏曲として知られています。

1847年に作曲され、穏やかな旋律と和音進行が聴く者に平和と安らぎを感じさせます。

祈りの心情や精神的な深みを表現し、ロシアの民族的要素と西洋音楽の技法が見事に融合されています。

後に詩人レールモントフの詩が加えられ、声楽作品としても編曲されました。

神への信仰や人間の内面的な葛藤、救済への願いなどをテーマにした歌詞は、グリンカの音楽と融合することで、深い精神性と感動を生み出しています。

静かな時間を大切にする人にぴったりの1曲です。

スコットランドの主題による変奏曲Mikhail Ivanovich Glinka

4分の3拍子で始まるこの作品は、アイルランド民謡『夏の名残のばら』を主題に、グリンカが独自のアレンジを加えた変奏曲です。

冒頭には詩人バチュシコフの言葉が引用され、感情の記憶の強さを表現しています。

6小節の導入部から始まり、和音を主体とした伴奏に乗せて主題が提示。

変奏を重ねるごとに、アルペジオや3声体の構成など、多様な音楽的展開が見られ、フィナーレでは8分の6拍子に変わり、華やかに締めくくられます。

民謡の素朴さと作曲家の洗練された技巧が見事に融合した本作は、クラシック音楽に親しみたい方にオススメの1曲です。

マズルカ 変イ長調 G. vi 160Mikhail Ivanovich Glinka

軽快なピアノと爽やかなメロディが印象的な本作。

1分10秒という短い演奏時間ながら、グリンカの作曲技法や音楽的感性を感じ取ることができます。

変イ長調の明るく穏やかな調性と、マズルカ特有の3拍子のリズムが、まるで優雅な舞踏会の雰囲気を思わせますね。

1833年から1834年にかけて作曲され、グリンカがイタリアやドイツに滞在していた時期の作品。

西洋音楽の影響とロシア的な感性が融合した、サロン風の小品として親しまれています。