【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌
世界中で愛されている賛美歌と聖歌。
キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌と聖歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。
優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。
今回はそんな賛美歌と聖歌の有名な作品をピックアップしてみました。
作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌と聖歌の知識がない方でも楽しめる内容です。
日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌と聖歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?
それではごゆっくりとお楽しみください!
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【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌(71〜80)
讃美歌130番「よろこべやたたえよや」Georg Friedrich Händel

スイス人作詞家エドモントが1884年新約聖書マタイによる福音書から歌詞を作り、ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の旋律に付けました。
この旋律は日本では表彰式などに使われます。
イエス・キリストが十字架につけられ復活するためにエルサレムに迎えられる場面で、マタイによる福音書21章9節「ダビデの子にホサナ。
主の名によって来られる方に、祝福があるように。
いと高きところにホサナ」と群衆が叫ぶ場面を歌詞にしました。
讃美歌96番「エサイの根より」

ドイツのライン地方に伝わるカロル(キャロル)である。
アドベント(クリスマス)で歌われます。
旧約聖書イザヤ書に出てくるエサイという人はイエス・キリストの両親の祖先であるとされ、エサイの子孫として生まれたキリストの誕生を祝う歌です。
Make Me a Channel of Your PeaceSusan boyle

1997年に行われたイギリスのダイアナ妃の葬式で、アイルランド出身の歌手シネイド・オコナーが歌ったことでも有名なこの曲。
現在ではスーザン・ボイルやオール・エンジェルスと言った、さまざまなアーティストがカバーしています。
この曲は、13世紀にイタリア半島で活動した、フランシスコ会の創設者である聖フランシスコが作ったとされる「フランシスコの平和の祈り」が基となっています。
これは、マザー・テレサやマーガレット・サッチャーなど著名な宗教家や政治家が演説の中でも引用している有名な祈りの一節です。
【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌(81〜90)
讃美歌94「久しく待ちにし」John Mason Neale & Thomas Helmore

旧約聖書イザヤ書第7章14節にある預言をもとに作詞された讃美歌です。
「見よ、おとめがみごもって男の子を産み、その名はインマヌエルと呼ぶ」インマヌエルとは「主は我らと共にあり」の意味でメシアであるイエス・キリストの呼び名の一つです。
マタイによる福音書にも似た記述があり、「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。
その名はインマヌエルと呼ばれる。
この名は、神は我々と共におられるという意味である」新約・旧約ともに救い主イエスの誕生を描いた讃美歌です。
All Beautiful the March of DaysMac Frampton

1984年にMac Framptonによって書かれた賛美歌です。
そもそも賛美歌とはキリスト教の神や聖人をたたえた賛美の歌ですが、協会で一般の人々が歌えるように作られた、信仰のための歌です。
人を励ますような歌も多く、聴きやすい曲や、ソウルフルな曲など人気を集める理由ではないでしょうか?
「美しい3月の日」というタイトルのように、冬が終わり新しい季節、春がやってくることへの喜びやわくわくするような気持ちが歌われています。
ピアノの軽快なリズムに春への気持ちが現れていますね!
Lord of All HopefulnessThe O’Neill Brothers Group

1931年にジャン・ストラッザーによって作詞された賛美歌です。
神へ希望をたくす賛美歌ですが、この曲の特徴はアイルランドミーズ州の伝統民謡に旋律が使用されています。
そのためこの曲のアレンジもとてもイギリスの郷土の伝統を感じますよね。
ちなみにサセックス公爵ヘンリー王子とメーガン妃の結婚式で1曲目に演奏されました。
Dear Lord and Father of MankindChoir of King’s College

長編詩『ソーマの醸造』をもとに制作された『Dear Lord and Father of Mankind』。
神への切実な祈りがこめられた賛美歌であり、世界中の礼拝堂で歌唱されている楽曲です。
こちらはキングス・カレッジ合唱団が歌唱しており、歌の場面に応じてみごとなクレッシェンドが披露されています。
語りかけるように歌ったり、力強く歌うことで意志をこめたりと、深いテーマ性を感じられる賛美歌です。
心に安らぎをくれる穏やかな歌声やメロディーに耳を傾けてみてくださいね。