RAG MusicWorld Music
素敵な世界の音楽
search

【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌

世界中で愛されている賛美歌と聖歌。

キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌と聖歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。

優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。

今回はそんな賛美歌と聖歌の有名な作品をピックアップしてみました。

作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌と聖歌の知識がない方でも楽しめる内容です。

日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌と聖歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?

それではごゆっくりとお楽しみください!

【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌(11〜20)

ひいらぎかざろう詞:ウェールズ民謡/曲:ウェールズ民謡

ウェールズの伝統に根ざしたこの楽曲は、心温まるメロディと歌詞で多くの人々を魅了しています。

クリスマスの喜びや集いを祝う内容で、セイヨウヒイラギで飾り付けをする風習にちなんでいます。

1794年にエドワード・ジョーンズによって初めて公式に出版されて以来、世界中で愛され続けています。

本作は、クラシックからポップスまで幅広いジャンルのアーティストによってカバーされ、その度に新たな解釈がなされています。

冬の季節を祝うこの曲は、家族や友人と集まってクリスマスを楽しむ時にぴったりです。

穏やかで心温まる旋律は、忙しい日々の中で心を癒やしたい方におすすめです。

讃美歌312番「いつくしみ深き」作詞:Josepf M. Scriven 作曲:Charles Crozat Converse.

アイルランド出身のジョセフ・M・スクライヴェンが作詞したこの曲。

どんな困難や試練の中でも変わらぬ愛でイエス・キリストが導いてくれると歌っています。

1870年に初めて出版され、世界中の教会で歌われてきました。

日本では1954年版の『讃美歌』に収録。

2020年のNHK連続テレビ小説『エール』でも使用されました。

穏やかで心温まるメロディーで、イエス・キリストの慈愛と信仰の重要性を強調しています。

スクライヴェンは婚約者を二度失う悲劇を経験。

その中で生まれた詩は、深い慰めと希望を与え続けています。

イエス、わが喜び作詞:ヨハン・フランク/作曲:ヨハン・クリューガー

J.S.バッハ モテット「イエス、わが喜び」 (BWV227) カペラヴォーカリス少年合唱団広島公演
イエス、わが喜び作詞:ヨハン・フランク/作曲:ヨハン・クリューガー

ドイツで宗教音楽を代表とする作品として愛され続けている曲をご紹介します。

17世紀のドイツで生まれた本作は、キリストへの情熱的な愛を表現しています。

作詞を手がけたヨハン・フランクはドイツ出身の弁護士で、詩人としても活躍しました。

作曲を担当したヨハン・クリューガーもドイツの教会音楽家として知られています。

1653年にクリューガーの聖歌集に収録されて以来、多くの人々に歌い継がれてきました。

ヨハン・ゼバスティアン・バッハをはじめ、著名な作曲家たちがこの曲を編曲しているほど影響力のある作品です。

心に響く美しいメロディーと深い信仰心が表現された歌詞が魅力的ですね。

心が疲れているときに聴くと、癒やされる気がしますよ。

荒野の果てにNEW!

荒野の果てに Angels We Have Heard on High Lyrics/和訳 [CC]
荒野の果てにNEW!

西部劇映画を彷彿とさせる、荘厳で哀愁に満ちたサウンドが魅力的なナンバーです。

歌手の山下雄三さんを広く知らしめた楽曲ですね。

1972年11月にテレビ時代劇『必殺仕掛人』の主題歌として公開された作品で、アルバム『歌、その出発』に収録されています。

作詞家が描いた荒涼とした世界で、非情な宿命を背負いながらも信念を貫く主人公の深い精神性が、山下さんの情感が豊かな歌声によって表現されていますよね。

静寂からクライマックスへと駆け上がるドラマティックな曲構成は圧巻です。

物語性の高い音楽にじっくりと浸りたい人に聴いてほしい、魂を揺さぶる一曲です。

主よ深きふちの底よりNEW!J.S.Bach

ああ主よ、われは深き淵より [讃美歌第二編 227番] — 当間修一,シンフォニア・コレギウムOSAKA,大阪H.シュッツ室内合唱団
主よ深きふちの底よりNEW!J.S.Bach

深い苦悩の底から響く、魂の切実な叫びを音楽にしたような荘厳な作品です。

音楽の父として知られるヨハン・ゼバスティアン・バッハによる教会カンタータで、1724年10月にライプツィヒで公開されました。

この楽曲は、マルティン・ルターの賛美歌をもとに、罪の告白と赦しへの希望という深いテーマを描いています。

4本のトロンボーンが合唱に重なることで生まれる重厚な音色は、おごそかな雰囲気を演出し、聴く人の心に深く迫ります。

本作は、心が沈みがちなときや、静かに自分自身と向き合いたい夜に聴くのがオススメです。

苦悩の先に確かな光を見いだすような力強い展開が、明日へ踏み出す勇気を与えてくれます。

美しき日は終わりNEW!Heinrich Isaac

美しき日は終わり【3Dバンド・ブック】28ぺージより
美しき日は終わりNEW!Heinrich Isaac

過ぎ去りし日々の美しさと、その終わりの切なさを歌い上げる哀愁に満ちた旋律。

今回は、ルネサンス音楽の巨匠、ヘインリヒ・イザークの作品をご紹介します。

イザークは15世紀末から神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世に宮廷作曲家として仕え、荘厳な教会音楽と並行して、心に染みる世俗歌曲も数多く手がけました。

この楽曲は、幸福だった日々の終焉を静かに受け入れ、美しい過去を慈しむかのような温かいハーモニーが魅力です。

本作の穏やかで少々感傷的な雰囲気は、きらびやかなコラールとはまた違った趣があります。

一日の終わりに物思いにふける時間や、秋の夜長にじっくりと音楽と向き合いたい時に、ぴったりの一曲と言えるでしょう。

【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌(21〜30)

おお、神の御名に生きる喜びNEW!Johann Hermann Schein

おお、神の御名に生きる喜び【3Dバンド・ブック】26ぺージより
おお、神の御名に生きる喜びNEW!Johann Hermann Schein

詩人でもあったドイツの作曲家、ヨハン・ヘルマン・シャインによる荘厳なコラール。

後にバッハも務めたライプツィヒのトーマス教会の楽長として活躍したシャインの作品です。

本作は、シャインが編纂した1627年の賛美歌集『Cantional oder Gesangbuch Augsburgischer Confession』に収められています。

歌詞には神をたたえる言葉や、信仰に生きる喜びがあふれています。

言葉の意味を音で描く手法が見事で、祈りの言葉がそのまま旋律になったかのような一体感が素晴らしいですね!

荘厳なハーモニーを聴いていると、心が洗われて清らかな気持ちにさせてくれます。

忙しい日常から離れて、静かに自分と向き合いたいときにぴったりの一曲です。