【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌
世界中で愛されている賛美歌と聖歌。
キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌と聖歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。
優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。
今回はそんな賛美歌と聖歌の有名な作品をピックアップしてみました。
作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌と聖歌の知識がない方でも楽しめる内容です。
日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌と聖歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?
それではごゆっくりとお楽しみください!
【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌(1〜20)
讃美歌354番「かいぬしわが主よ」William Bradbury

1836年発行の『若者のための讃美歌集』に発表され、人気を博した讃美歌です。
この『若者のための讃美歌集』の編集者であるドロシー・アン・シュラップが作詞をしたと言われており、神への信頼と親しみをこめた願いを表しています。
ヨハネによる福音書10章11節や、マタイによる福音書5章1-3節が基になっており、神の救いの御業や救いの恵みがテーマとなっています。
日本でも有名な讃美歌の一つで、子どもの教会でもよく歌われています。
讃美歌111番「神の御子は今宵しも」John Francis Wade

「イエス・キリストの信仰がある者は、ともに来て拝もう」と歌っている讃美歌です。
作曲者、作詞者ともはっきりとはわかっていませんが、イングランド人のジョン・フランシス・ウェードが作曲、13世紀のジョン・オブ・レディングが作詞をしたと言われています。
さまざまな言語に翻訳されており、日本ではクリスマスの時期に歌われる定番の讃美歌として知られています。
セリーヌ・ディオンやボブ・ディランといった世界的なアーティストによってカバーもされている、有名な讃美歌です。
ひいらぎかざろう詞:ウェールズ民謡/曲:ウェールズ民謡

ウェールズの伝統に根ざしたこの楽曲は、心温まるメロディと歌詞で多くの人々を魅了しています。
クリスマスの喜びや集いを祝う内容で、セイヨウヒイラギで飾り付けをする風習にちなんでいます。
1794年にエドワード・ジョーンズによって初めて公式に出版されて以来、世界中で愛され続けています。
本作は、クラシックからポップスまで幅広いジャンルのアーティストによってカバーされ、その度に新たな解釈がなされています。
冬の季節を祝うこの曲は、家族や友人と集まってクリスマスを楽しむ時にぴったりです。
穏やかで心温まる旋律は、忙しい日々の中で心を癒やしたい方におすすめです。
イエス、わが喜び作詞:ヨハン・フランク/作曲:ヨハン・クリューガー

ドイツで宗教音楽を代表とする作品として愛され続けている曲をご紹介します。
17世紀のドイツで生まれた本作は、キリストへの情熱的な愛を表現しています。
作詞を手がけたヨハン・フランクはドイツ出身の弁護士で、詩人としても活躍しました。
作曲を担当したヨハン・クリューガーもドイツの教会音楽家として知られています。
1653年にクリューガーの聖歌集に収録されて以来、多くの人々に歌い継がれてきました。
ヨハン・ゼバスティアン・バッハをはじめ、著名な作曲家たちがこの曲を編曲しているほど影響力のある作品です。
心に響く美しいメロディーと深い信仰心が表現された歌詞が魅力的ですね。
心が疲れているときに聴くと、癒やされる気がしますよ。
讃美歌312番「いつくしみ深き」作詞:Josepf M. Scriven 作曲:Charles Crozat Converse.

アイルランド出身のジョセフ・M・スクライヴェンが作詞したこの曲。
どんな困難や試練の中でも変わらぬ愛でイエス・キリストが導いてくれると歌っています。
1870年に初めて出版され、世界中の教会で歌われてきました。
日本では1954年版の『讃美歌』に収録。
2020年のNHK連続テレビ小説『エール』でも使用されました。
穏やかで心温まるメロディーで、イエス・キリストの慈愛と信仰の重要性を強調しています。
スクライヴェンは婚約者を二度失う悲劇を経験。
その中で生まれた詩は、深い慰めと希望を与え続けています。