【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌
世界中で愛されている賛美歌と聖歌。
キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌と聖歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。
優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。
今回はそんな賛美歌と聖歌の有名な作品をピックアップしてみました。
作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌と聖歌の知識がない方でも楽しめる内容です。
日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌と聖歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?
それではごゆっくりとお楽しみください!
【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌(11〜20)
もろびとこぞりてGeorge Frideric Handel

欧米の有名クリスマス・キャロル『民みな喜べ』の旋律に『もろびとこぞりて』の訳詞を載せた、日本のポピュラーなクリスマス・ソングです。
12月になると街中でこの曲が流れていますよね。
賛美歌第112番で、主イエス・キリスト降誕の歌です。
「みんなで一緒に集まって、長いあいだ待っていた主を迎えて、神としてたたえなさい」という内容が歌われています。
この世に降臨してきた救いの神を心から迎え入れ、誉めたたえる讃美歌です。
イエス、わが喜び作詞:ヨハン・フランク/作曲:ヨハン・クリューガー

ドイツで宗教音楽を代表とする作品として愛され続けている曲をご紹介します。
17世紀のドイツで生まれた本作は、キリストへの情熱的な愛を表現しています。
作詞を手がけたヨハン・フランクはドイツ出身の弁護士で、詩人としても活躍しました。
作曲を担当したヨハン・クリューガーもドイツの教会音楽家として知られています。
1653年にクリューガーの聖歌集に収録されて以来、多くの人々に歌い継がれてきました。
ヨハン・ゼバスティアン・バッハをはじめ、著名な作曲家たちがこの曲を編曲しているほど影響力のある作品です。
心に響く美しいメロディーと深い信仰心が表現された歌詞が魅力的ですね。
心が疲れているときに聴くと、癒やされる気がしますよ。
讃美歌第429番 愛のみ神よ作詞:John S. B. Monsell/作曲:Samuel S. Wesley

イギリス出身の聖職者モンセルと作曲家ウェスレーが手掛けた結婚式の定番賛美歌です。
新郎新婦への愛と祝福を神に願う歌詞が印象的で、静かで深い愛のメッセージが込められています。
1857年に作られたこの曲は、現在でも多くの教会で歌われ続けています。
「愛の衣」や「愛の露」といった美しい表現で、神の愛に包まれる喜びを表現しているのが魅力ですね。
結婚式はもちろん、夫婦の記念日や愛する人との大切な時間に聴くのもおすすめです。
神の愛を感じたい方、心に潤いを求める方にぴったりの一曲となっています。
讃美歌第2番「いざやともに」作詞:Martin Rinkhart/作曲:Martin Rinkhart

ドイツの牧師マルティン・リンカートが作詞した賛美歌です。
三十年戦争とペストの流行という困難な時代に生まれた本作は、神への深い感謝と賛美を込めた歌詞が特徴です。
1637年のペスト流行時、リンカートは1日最大50件もの葬儀を執り行ったそうです。
そんな厳しい状況下で作られた本作は、荘厳な旋律とともに多くの人々に希望を与えてきました。
日本では『讃美歌』第2番として親しまれ、結婚式やクリスマスなどの行事でよく演奏されています。
神への感謝の気持ちを込めて歌いたい方におすすめの1曲です。
讃美歌 第430番 いもせをちぎるJohn Hugh McNaughton

アメリカ合衆国出身のジョン・ヒュー・マクノートンが1860年に作詞作曲したこの曲は、日本の讃美歌集で第430番として知られています。
家庭における愛と平和の大切さを歌った穏やかなメロディーが特徴で、結婚式でよく歌われる人気の賛美歌です。
日本語版の歌詞は、夫婦が神の導きのもとで助け合い、真心を尽くして主に仕えることを歌っています。
新郎新婦や参列者が一緒に歌うことで、新たな門出を祝福し、神の守りを願う場面でよく使用されます。
キリスト教の教会で広く親しまれているこの曲は、心温まるメロディーと深い意味を持つ歌詞で、結婚式に参列する方々の心に響く1曲となっています。
Ave MariaSonya O’Malley

「アヴェ・マリア」という題の曲はいくつかありますが、初期ロマン派の代表的なドイツの作曲家であるフランツ・シューベルトが作曲したこの「アヴェ・マリア」が日本ではもっとも有名となっています。
ウォルター・スコットの叙事詩『湖上の美人』の物語の中で、エレン・ダグラスという貴婦人が口ずさんだ歌である「エレンの歌第3番」が、この曲のオリジナルとなっています。
今では「シューベルトのアヴェ・マリア」として定着しており、さまざなな歌手、演奏家によって演奏されています。
【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌(21〜30)
讃美歌第二編一番「こころを高くあげよう」ヘンリー・モンテギュー・バトラー

イギリスの学者であり聖職者であるヘンリー・モンテギュー・バトラーが1881年に作詞した作品です。
賛美歌にふさわしく神への信頼と献身を表現しており、心を高く上げて神に向かうことの大切さを歌っています。
曲は1916年にウォルター・グレートレックスが作曲した「ウッドランド」に乗せて歌われることが多いそうです。
学校の歌としても広く採用されており、若い世代にも親しまれています。
バトラーはハロー校の校長やケンブリッジ大学トリニティ・カレッジのマスターを務めた方で、教育者としての経験が歌詞にも反映されているのかもしれませんね。
心が疲れたときに聴くと、勇気をもらえそうな一曲です。