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【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌

世界中で愛されている賛美歌と聖歌。

キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌と聖歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。

優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。

今回はそんな賛美歌と聖歌の有名な作品をピックアップしてみました。

作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌と聖歌の知識がない方でも楽しめる内容です。

日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌と聖歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?

それではごゆっくりとお楽しみください!

【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌(21〜30)

讃美歌 98番 「天には栄え」Felix Mendelssohn

クリスマスを祝う代表的な賛美歌として知られるこの楽曲は、深い歴史的背景を持っています。

1739年にチャールズ・ウェスレーが作詞し、後にジョージ・ホウィットフィールドが改訂。

メロディは1840年にフェリックス・メンデルスゾーンが作曲したカンタータの一部から採用されました。

1855年にウィリアム・H・カミングズによって現在の形になり、広く普及しました。

本作は、キリストの誕生を通して神と人類の和解、平和と慈悲、そして新たな生命の光がもたらされることを祝福する内容です。

美しいメロディと力強いメッセージは、聖なる夜の雰囲気を高め、聴く者に深い感動を与えます。

クリスマスシーズンには多くの教会で歌われ、世界中のキリスト教徒に愛され続けています。

Come Thou Fount Of Every BlessingChris Rice

Chris Rice – Come Thou Fount Of Every Blessing (Pseudo Video)
Come Thou Fount Of Every BlessingChris Rice

アメリカ合衆国出身のクリス・ライスによる賛美歌です。

1758年にロバート・ロビンソンが書いた歌詞を、ライスが美しいメロディーで歌い上げています。

神への感謝と愛を表現した歌詞は、聴く人の心に深く響きます。

アルバム『Peace Like a River: The Hymns Project』に収録されており、多くのアーティストにカバーされた名曲です。

1999年にはドーヴ賞の男性ボーカリスト賞を受賞し、キリスト教ラジオで11回1位を獲得したライスの実力が存分に発揮された1曲といえるでしょう。

心が疲れているときや、静かに自分と向き合いたいときにおすすめの楽曲です。

Guide Me Oh Thou Great RedeemerCharlotte Church

Charlotte Church – Guide Me Oh Thou Great Redeemer (Live From Jerusalem 2001)
Guide Me Oh Thou Great RedeemerCharlotte Church

12歳にして天才歌手としてデビューしたウェールズの歌姫である、シャルロット・チャーチさんの名曲『Guide Me Oh Thou Great Redeemer』。

キリスト教信者が信仰を続ける大きな理由のひとつは、神様に導いてもらえるからです。

日々生活する中で私たちは常に選択をしながら生きています。

その選択の積み重なりがその人の人生になります。

もちろん、選択する上で迷ったり、苦しんだりすることもあり、正しい道がわからなくなることもあります。

そんな時に、私たちを導いてくれる神様をたたえた1曲です。

Be Thou My VisionAudrey Assad

もともとは古典アイルランド語の歌詞でしたが、現在は全世界の英語圏の教会で歌われているキリスト教の伝統的な賛美歌「こころみの世にあれど」。

キリストを愛して従う者に与えられる平和を表現した賛美歌となっています。

オードリー・アサドはニュージャージー出身のシンガーソングライターで、プロテスタントの家庭に生まれ育ちました。

彼女の歌声は力強くも、包まれるような優しさを持っています。

山路こえて作詞:西村清雄/作曲:アーロン・チャビン

日本の讃美歌の中でも特に有名な曲です。

自然の美しさと神への信頼がテーマとなっており、山路を越える旅の中に一人でいても、神の手を握りしめることで安心を得られるという内容が含まれています。

1903年2月上旬、西村清雄さんが宇和島教会での伝道活動を終え、峠を越えて帰路についた際に着想を得て作られました。

雪をかぶった山々や澄んだ空など、具体的な自然の描写と精神的な旅のメタファーを通して、信仰における安心感や神への近づきを表現しています。

日本人の感受性に合った賛美歌として、多くの人々に親しまれていますね。

神共にいまして作詞:ジェレマイア・ランキン/作曲:ウィリアム・トウマ

アメリカ合衆国出身の牧師、ジェレマイア・ランキンの作詞による賛美歌です。

この曲は1880年に発表され、900以上の賛美歌集に収録されるほど人気のある曲です。

別れの際に歌われることが多く、シンプルで心に響くメロディーが特徴です。

歌詞は「さようなら」の語源である「神があなたとともにいますように」という意味を込めて作られました。

教会だけでなく、葬儀や出棺の際にも歌われることがあり、感動的な歌詞と親しみやすいメロディーが多くの人々の心を癒やしています。

ストレスで疲れた心を癒やしたい時や、大切な人との別れの際に聴いてみるのはいかがでしょうか。

讃美歌122番「みどりもふかき」Eustace Rogers Condor

イギリスの牧師であり作詞家であるユースタス・ロジャース・コンダーが作詞した賛美歌です。

19世紀に作られた本作は、イエス・キリストの生涯を描いています。

大工の息子として生まれたイエスが、救い主となる物語を歌っているのが特徴です。

イエスの幼年期から成長し、人々と過ごした時間、そしてコンダーの教えが与えた影響に焦点を当てています。

ガリラヤによる緑の豊かな丘々が、ナザレのイエスの成長を見守る様子が描かれており、イエスの人生の謙虚さや真実、義務感、そして神と人への愛が表現されています。

信仰を持つ人にとって深い意味を持つ楽曲ですが、信仰がない方でも心を癒やす1曲として楽しめるのではないでしょうか。