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【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌

世界中で愛されている賛美歌と聖歌。

キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌と聖歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。

優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。

今回はそんな賛美歌と聖歌の有名な作品をピックアップしてみました。

作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌と聖歌の知識がない方でも楽しめる内容です。

日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌と聖歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?

それではごゆっくりとお楽しみください!

【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌(21〜30)

オラトリオ《マカベウスのユダ》第3幕 『見よ、勇者は帰る』Georg Friedrich Händel

「表彰式の曲」と聴けば、多くの方がこのメロディを思い浮かべるのではないでしょうか?

運動会をはじめ、さまざまな場面で親しまれているこの有名な曲は、バロック音楽の巨匠ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルによって1740年代に書かれました。

実はこの楽曲、オラトリオ『Judas Maccabaeus』の中で、戦いに勝利した英雄を民衆が歓喜とともに迎える場面で演奏されます。

表彰のシーンにぴったりな背景を持つ楽曲な上、その堂々とした風格が感じられる旋律は、ベートーヴェンも主題とした変奏曲を残すほど。

もともとは別の作品のために書かれたものを、ヘンデル自らが自信作として本作に組み込んだと伝えられています。

勝利の栄光を高らかに歌い上げる、まさに凱歌と呼ぶにふさわしい一曲ですね。

いざ、ともに神をたたえよJ.S.Bach

いざ、ともに神をたたえよ【3Dバンド・ブック】14ページより
いざ、ともに神をたたえよJ.S.Bach

音楽の父バッハが作曲した荘厳なコラール。

1685年にドイツで生まれたバッハの作品は、深い精神性に満ちています。

この楽曲は、皆でともに神を賛美するという、力強くも温かい祈りの光景が目に浮かぶようです。

四声体が織りなす豊かなハーモニーは、教会に響き渡るオルガンの音色を思わせ、心を清らかな気持ちで満たしてくれます。

本作は、吹奏楽のための教育用楽譜集にも取り入れられており、合奏の基礎を学ぶ多くの人々に演奏されてきました。

静かな空間でじっくりと音楽に浸りたい時や、仲間と一体感を感じながら演奏を楽しみたい場面にぴったり!

美しい旋律が織りなす音楽の至宝に、耳を傾けてみてくださいね。

主よ深きふちの底よりJ.S.Bach

ああ主よ、われは深き淵より [讃美歌第二編 227番] — 当間修一,シンフォニア・コレギウムOSAKA,大阪H.シュッツ室内合唱団
主よ深きふちの底よりJ.S.Bach

深い苦悩の底から響く、魂の切実な叫びを音楽にしたような荘厳な作品です。

音楽の父として知られるヨハン・ゼバスティアン・バッハによる教会カンタータで、1724年10月にライプツィヒで公開されました。

この楽曲は、マルティン・ルターの賛美歌をもとに、罪の告白と赦しへの希望という深いテーマを描いています。

4本のトロンボーンが合唱に重なることで生まれる重厚な音色は、おごそかな雰囲気を演出し、聴く人の心に深く迫ります。

本作は、心が沈みがちなときや、静かに自分自身と向き合いたい夜に聴くのがオススメです。

苦悩の先に確かな光を見いだすような力強い展開が、明日へ踏み出す勇気を与えてくれます。

荒野の果てに

荒野の果てに Angels We Have Heard on High Lyrics/和訳 [CC]
荒野の果てに

西部劇映画を彷彿とさせる、荘厳で哀愁に満ちたサウンドが魅力的なナンバーです。

歌手の山下雄三さんを広く知らしめた楽曲ですね。

1972年11月にテレビ時代劇『必殺仕掛人』の主題歌として公開された作品で、アルバム『歌、その出発』に収録されています。

作詞家が描いた荒涼とした世界で、非情な宿命を背負いながらも信念を貫く主人公の深い精神性が、山下さんの情感が豊かな歌声によって表現されていますよね。

静寂からクライマックスへと駆け上がるドラマティックな曲構成は圧巻です。

物語性の高い音楽にじっくりと浸りたい人に聴いてほしい、魂を揺さぶる一曲です。

暁の星はかがやくPhilipp Nicolai

暁の星はかがやく【3Dバンド・ブック】12ページより
暁の星はかがやくPhilipp Nicolai

荘厳なコラールの名曲の中でも、ひときわ輝かしい希望を感じさせる、まさに「賛美歌の女王」と称されるにふさわしい作品です。

作者は神学者であり詩人でもあったフィリップ・ニコライ。

1597年頃、ペストの流行で1日に30もの墓が掘られたという絶望的な状況下で、人々の慰めとなるように本作は書かれました。

暗闇を照らす暁の星のような荘厳な旋律は、心に深く染みわたりますよね。

1599年に出版された賛美歌集『Frewdenspiegel deß ewigen Lebens』で世に広まり、後にはヨハン・ゼバスティアン・バッハもこの旋律を基にカンタータを作曲しています。

心が疲れてしまった時や静かな夜に、その神聖なハーモニーが心を優しく包み込んでくれるようです。

Be Thou My VisionAudrey Assad

もともとは古典アイルランド語の歌詞でしたが、現在は全世界の英語圏の教会で歌われているキリスト教の伝統的な賛美歌「こころみの世にあれど」。

キリストを愛して従う者に与えられる平和を表現した賛美歌となっています。

オードリー・アサドはニュージャージー出身のシンガーソングライターで、プロテスタントの家庭に生まれ育ちました。

彼女の歌声は力強くも、包まれるような優しさを持っています。

美しき日は終わりHeinrich Isaac

美しき日は終わり【3Dバンド・ブック】28ぺージより
美しき日は終わりHeinrich Isaac

過ぎ去りし日々の美しさと、その終わりの切なさを歌い上げる哀愁に満ちた旋律。

今回は、ルネサンス音楽の巨匠、ヘインリヒ・イザークの作品をご紹介します。

イザークは15世紀末から神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世に宮廷作曲家として仕え、荘厳な教会音楽と並行して、心に染みる世俗歌曲も数多く手がけました。

この楽曲は、幸福だった日々の終焉を静かに受け入れ、美しい過去を慈しむかのような温かいハーモニーが魅力です。

本作の穏やかで少々感傷的な雰囲気は、きらびやかなコラールとはまた違った趣があります。

一日の終わりに物思いにふける時間や、秋の夜長にじっくりと音楽と向き合いたい時に、ぴったりの一曲と言えるでしょう。