【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌
世界中で愛されている賛美歌と聖歌。
キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌と聖歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。
優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。
今回はそんな賛美歌と聖歌の有名な作品をピックアップしてみました。
作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌と聖歌の知識がない方でも楽しめる内容です。
日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌と聖歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?
それではごゆっくりとお楽しみください!
【讃美歌】有名な賛美歌・聖歌。おすすめの讃美歌・聖歌(21〜30)
神共にいまして作詞:ジェレマイア・ランキン/作曲:ウィリアム・トウマ
アメリカ合衆国出身の牧師、ジェレマイア・ランキンの作詞による賛美歌です。
この曲は1880年に発表され、900以上の賛美歌集に収録されるほど人気のある曲です。
別れの際に歌われることが多く、シンプルで心に響くメロディーが特徴です。
歌詞は「さようなら」の語源である「神があなたとともにいますように」という意味を込めて作られました。
教会だけでなく、葬儀や出棺の際にも歌われることがあり、感動的な歌詞と親しみやすいメロディーが多くの人々の心を癒やしています。
ストレスで疲れた心を癒やしたい時や、大切な人との別れの際に聴いてみるのはいかがでしょうか。
讃美歌122番「みどりもふかき」Eustace Rogers Condor

イギリスの牧師であり作詞家であるユースタス・ロジャース・コンダーが作詞した賛美歌です。
19世紀に作られた本作は、イエス・キリストの生涯を描いています。
大工の息子として生まれたイエスが、救い主となる物語を歌っているのが特徴です。
イエスの幼年期から成長し、人々と過ごした時間、そしてコンダーの教えが与えた影響に焦点を当てています。
ガリラヤによる緑の豊かな丘々が、ナザレのイエスの成長を見守る様子が描かれており、イエスの人生の謙虚さや真実、義務感、そして神と人への愛が表現されています。
信仰を持つ人にとって深い意味を持つ楽曲ですが、信仰がない方でも心を癒やす1曲として楽しめるのではないでしょうか。
JerusalemHubert Parry

迫力のあるオーケストラの演奏と大合唱で、イギリスの壮大な歴史と自然を感じさせる讃美歌『Jerusalem』。
18世紀の詩人、ウィリアム・ブレイクさんが書いた『Milton』という詩から引用しており、1916年にイギリスの作曲家、チャールズ・パリーさんが作曲しました。
イギリスでは「第二の国家」として国民から愛されている讃美歌です。
国をあげての一大イベントが開催される際には必ずと言っていいほど演奏される定番曲です。
山路こえて作詞:西村清雄/作曲:アーロン・チャビン

日本の讃美歌の中でも特に有名な曲です。
自然の美しさと神への信頼がテーマとなっており、山路を越える旅の中に一人でいても、神の手を握りしめることで安心を得られるという内容が含まれています。
1903年2月上旬、西村清雄さんが宇和島教会での伝道活動を終え、峠を越えて帰路についた際に着想を得て作られました。
雪をかぶった山々や澄んだ空など、具体的な自然の描写と精神的な旅のメタファーを通して、信仰における安心感や神への近づきを表現しています。
日本人の感受性に合った賛美歌として、多くの人々に親しまれていますね。
讃美歌373番「ナルドの壷」Edwin Pond Parker

イエスがベタニアで重い皮膚病の人シモンの家にいて、食事をしようとしていた時に、ひとりの女が非常に高価で純粋なナルドの香油が入れてあるつぼを持ってきて壊し、香油をイエスの頭に注ぎかけた、という『マルコによる福音書』に記載されている一節が基となっています。
彼女は、主イエスへの感謝と愛とを表すためには、その他のどんな物よりも大切なナルド油を与えるのがふさわしいと思い、このような行動をしました。
自分にとって大切なものを人のためにささげる奉仕の業を意味しています。