和の心と現代の息吹が出会う、新しい音楽の世界へようこそ。
三味線の力強い音色、琴の繊細な調べ、太鼓の重厚な響き……伝統と革新が織りなす和風BGMは、私たちに日本人としての誇りを思い出させてくれます。
本記事では、そんな日本の魅力が詰まったBGMを厳選。
仕事や勉強に集中したいとき、心を落ち着かせたいとき、日本の美しい音色があなたの時間に寄り添います。
疾走感あふれるリズムと和楽器の絶妙な調和で、毎日をより豊かに彩ってみませんか?
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【和風BGM】日本の伝統が織りなす美しい音色(1〜10)
三ッ星東儀秀樹

サントリー「ピコー三ツ星紅茶」のCMソングとして、その美しい音色に心を奪われた方も多いはずです!
本作は、雅楽師でありながら現代音楽との融合を追求する東儀秀樹さんを象徴する作品。
天から降り注ぐ光のようなシンセサイザーの響きと、大地を思わせる篳篥の深く神秘的な音色が溶け合い、聴く人を壮大な世界へと誘います。
この楽曲は、1998年2月発売のアルバム『TOGISM』に収録された1曲で、ブライダルシーンでも使われています。
仕事や勉強に集中したいとき、あるいは静かな夜にもの思いにふけりたいとき、この調べに耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
打上花火AUN Jクラシック・オーケストラ

和楽器のみで編成されたAUN Jクラシック・オーケストラは、日本の伝統と現代感覚を融合させる音楽ユニット。
本作では、夏の夜空を彩るはかない光と、それに重なる切ない恋心を尺八や箏、太鼓の音色で巧みに表現しています。
ボーカルがないからこそ、聴き手の想像力がかき立てられ、情感豊かな調べが心に響きます。
夏の終わりの物寂しい夜に聴くと、和楽器の奥深い響きが心に静かに染み渡っていくのを感じられるのではないでしょうか。
万讃歌葉加瀬太郎

バイオリニストの葉加瀬太郎さんが、息子の誕生を機に人生をひとつの「旅」と捉え、その思いを込めて作曲した作品です。
アジアの風を感じさせるどこか懐かしくも壮大なメロディが、聴く人の心を深く揺さぶります。
この楽曲は2007年に世に出たアルバム『SONGS』に収められた1曲。
バイオリンの旋律に和楽器やパーカッションが重なり合うことで、祝祭のような華やかさと祈りのような神聖な雰囲気を生み出しています。
人生の門出を祝う大切な日や、心を落ち着けたいひとときに寄り添ってくれる、そんな魅力にあふれた1曲ですね。
悠久の地華風月

ピアノの抒情的な旋律に、尺八の深い息吹と箏の繊細な音色が絡み合う、壮大なインストゥルメンタル曲です。
詩吟の師範でもある鈴華ゆう子さんが作曲を手がけたこの楽曲は、歌詞がないからこそ、3つの楽器が織りなす音の対話が聴き手の心に雄大な自然の情景を直接描き出します。
本作は、華風月が2017年6月にリリースしたアルバム『淡き現に 夢かさね』に収録された1曲。
悠久のときの流れを感じさせるサウンドは、心を穏やかにしずめたい夜や、創造的な作業に没頭したいときにピッタリです。
春よ、来い和楽器アンサンブル 真秀

淡い光のなかに春の気配が立ちのぼるような、切なくも美しい音色が心に染み渡る作品です。
過ぎ去った日々への追憶と、焦がれるように春を待ちわびる気持ちが、箏の爪弾きや尺八の息づかいを通して、より深く、陰影に富んだ情景として伝わってきます。
本作は和楽器アンサンブル 真秀によって2020年3月に公開され、アルバム『やわらかいそら』に収録。
原曲はNHK連続テレビ小説の主題歌として広く愛されています。
季節の変わり目に物思いにふけるとき、この優しい調べが心をそっと包み込んでくれるのではないでしょうか。
ありがとう吉田兄弟

津軽三味線という伝統楽器に、ロックやエレクトロニカといった現代的なサウンドを融合させる吉田兄弟。
この楽曲は、彼らのレパートリーのなかでも、ひときわ優しく温かい音色が心に染み渡るナンバーです。
BS朝日のデビュー15周年記念特番で、兄弟を支えた両親への感謝の物語とともに本作が紹介された場面に、感動をおぼえた方も多いはず。
本作は、2003年5月に発売された名盤『FRONTIER』に収録されている作品。
大切な人へ感謝を伝えたいとき、その温かな音色に心を重ねてみてはいかがでしょうか?
越天楽

日本を代表する雅楽の名曲です。
この楽曲の荘厳で優美な旋律は、まるで天上の音楽のように響き、聴く者を悠久のときの流れへと誘います。
さまざまなアーティストによって音源化されており、平調や黄鐘調といった複数の調子による伝統的な演奏も堪能できます。
近年では、三味線奏者の上妻宏光さんがアルバム『伝統と革新-起-』で手がけた『越天楽弦奏曲』のように、革新的なアレンジで新たな命を吹き込まれることも。
心をしずめて日本の歴史に思いをはせたいときに、ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか?