【2025】海外のジャズバンドの名曲まとめ
皆さんは「ジャズバンド」と聞いてどのようなイメージを持たれているでしょうか。
著名なプレイヤーがリーダーを務めるカルテットであったり、昔ながらのオーケストラ楽団を率いるビッグバンドであったり色々かとは思いますが、今回の記事ではジャズを基調とした純然たるバンドやグループに注目して、彼らが生み出してきた名曲を中心にまとめてみました。
往年のフュージョンバンドはもちろん、特に近年はジャズをさらに発展させて世界的に評価されているバンドやグループが多く存在していますから、そういった新世代のバンドたちの名曲もたっぷり紹介します!
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【2025】海外のジャズバンドの名曲まとめ(1〜10)
HopoponoGoGo Penguin

ゴーゴー・ペンギンは英国マンチェスターのピアノトリオで、洗練された先進的なスタイルが特徴で日本でも人気の高いグループです。
この楽曲はミニマルな動機が波紋のように広がり、都会の夜を駆ける高揚と内省の往復を描写。
ビートの粒立ちとクラシカルな和声が、焦燥と希望を同居させます。
2014年3月に発売されたアルバム『v2.0』収録で、同年10月のDeluxe Editionにも収録。
深夜のドライブや集中作業にぴったりですし、ぜひ細部まで耳を澄ませて、低音のうねりとピアノの反復を味わいましょう。
BirdlandWeather Report

電光掲示のようにきらめくフレーズが駆けぬけ、都会の夜景を一気に照らします。
ウェザー・リポートは米国拠点のジャズ・フュージョン名門。
ジョー・ザヴィヌルさんとウェイン・ショーターさんを軸に、ジャコ・パストリアスさんのリードベースが躍動。
この楽曲はNYの伝説的クラブへのオマージュで、跳ねるリフと温かなシンセ、艶やかなサックスが歓声と拍手の渦を描きます。
歌詞版では憧憬と郷愁が交差する語り手の高鳴りがにじみます。
1977年4月に発売された名盤『Heavy Weather』の冒頭曲。
米国で100万枚超、2010年にグラミー殿堂入り。
夜のドライブや、ライブ前に気持ちを上げたい時にぴったりです。
Matinee IdolYellowjackets

ロサンゼルス発のジャズ・フュージョンを牽引してきたYellowjacketsは、鍵盤のRussell Ferranteさんを核に電子とアコースティックを溶け合わせるバンドです。
デビュー盤のオープニング・ナンバーは、跳ねるベースと乾いたギター、艶やかなシンセが、銀幕のきらめきと舞台裏の陰影を描くのが魅力。
グルーヴに身を委ねれば、自然と肩が揺れますよ!
この楽曲は1981年6月のアルバム『Yellowjackets』収録で、Billboardジャズ・アルバム16位、Billboard 200で201位。
作曲はFerranteさん、プロデュースはTommy LiPumaさん。
朝のドライブで気持ちを上げたい時や、夜景を肴に余韻を味わいたい人に本作はおすすめです。
【2025】海外のジャズバンドの名曲まとめ(11〜20)
Theme De YoyoArt Ensemble Of Chicago

境界を軽やかに飛び越える集団の真骨頂が凝縮。
アート・アンサンブル・オブ・シカゴは米国発の前衛ジャズ・バンドで、集団即興と多楽器を駆使するスタイルが魅力です。
この楽曲はマラキ・フェイヴァーズさんのファンキーなベースとフォンテラ・バスさんの粘りある歌声が牽引。
過激かつインパクト大の比喩で肉体と欲望を滑稽に描き、理性への皮肉と陶酔の解放を同時に鳴らす本作の核心が刺さります。
1970年7月、パリ郊外のスタジオで録音され、映画『Les Stances à Sophie』のサウンドトラック『Les Stances à Sophie』の冒頭を飾る一曲。
踊れる前衛を求める人、グルーヴと実験の両方を味わいたい夜にオススメです。
Lights Out (ft. Nile Rodgers)Nubiyan Twist

夜の熱気をそのまま真空パックしたような高揚が弾けます。
英国リーズ発の大所帯バンド、ヌビヤン・ツイストはジャズを核にアフロビートやソウルを編むグループです。
こちらの楽曲『Light Out』はゲストに迎えたナイル・ロジャースさんのギターとアジーザ・ジェイさんの歌が牽引し、この楽曲は解放と自己肯定を鼓舞する物語をグルーヴに刻みます。
本作はパーティの幕開けやフェスのピークに最適!
気持ちを切り替えたい朝やチームのキックオフにもハマります。
In The Castle Of My SkinSons of Kemet

重低音のうねりに身を委ねた瞬間、都市の雑踏が儀式へと反転します。
ロンドンのサンズ・オブ・ケメットは、サックス、チューバ、二人のドラマーで鼓動を描くバンド。
この楽曲は、皮膚という“城”をめぐる自己と共同体の物語を鳴らし、誇りと解放の感情を高めます。
アルバム『Lest We Forget What We Came Here to Do』収録で2015年9月に発売。
2016年にはヨハネスブルグ撮影のMVが公開され、Pantsulaダンスを起用したことも話題を集めました。
FlimThe Bad Plus

型破りなジャズ観を更新し続けるバッド・プラスは、2000年に米国で結成され、ロックやポップの強度を前衛性に溶かす手腕が持ち味です。
こちらの楽曲『Flim』では無垢な主題をピアノが掲げ、ベースがしなやかに支え、ドラムがポリリズムと間でスリルを刻み、設計図のように整然としつつ感情は躍動する名曲です。
2003年2月にコロンビア・レコードから発売されたアルバム『These Are the Vistas』に収録されており、NPRの重要録音50作にも選出。
鋭いドラミングと構成美を味わいたい時、深夜の散歩や集中の相棒に本作は最適です。





