【鹿児島の歌】歌い継がれる故郷のこころ|鹿児島を感じる名曲を厳選
雄大な桜島、青く輝く錦江湾、そして豊かな大地に根付いた伝統文化。
鹿児島には、その魅力を歌に込めた珠玉の名曲が多数存在します。
本記事では、情熱的な薩摩隼人の誇りを歌う楽曲から、島々に響く優しい唄の調べまで、鹿児島への深い愛情を感じる作品を紹介します。
今は遠く離れた場所にいる方や、実際に現地を訪れたことがない方も、ぜひ美しき鹿児島の地に思いをはせながらお聴きください。
【鹿児島の歌】歌い継がれる故郷のこころ|鹿児島を感じる名曲を厳選(11〜20)
種子島カモネ音頭天童よしみ

鹿児島県の離島、種子島を愛情たっぷりに描き出した天童よしみさんの名曲です。
伝統的な音頭のリズムに乗せて、大隈海峡の青さや、ロケット基地のある緑豊かな大地、そして鉄砲伝来の歴史を持つ門倉岬など、島の魅力が次々と紹介されていきます。
本作は、アルバム『天童よしみシングルコレクション1985-1991』、2024年6月に発売されたアルバム『天童よしみ コンサートセレクション』に収録され、多くのファンを喜ばせました。
鹿児島の魅力を感じたい方や、ご当地ソングが好きな方に、ぜひ聴いていただきたい楽曲です。
茶わん虫の歌谷口架音

大正末期に小学校の先生が学芸会の劇中歌として作曲した作品で、戦後広く知られることとなりました。
「茶わん蒸し」を「茶わん虫」と勘違いするというコミカルな内容で、鹿児島県民のなかでも印象的な俗謡として根付いているのだそうです。
鹿児島出身の方にとっては、故郷を思い出す懐かしい歌に感じられるのではないでしょうか。
ヘルシー音頭勝手に観光協会

勝手に観光協会とはみうらじゅんさんと安齋肇さんが1997年に結成し、日本全国を回って勝手にご当地ソングなどで盛り上げている「大きなお世話」ユニットによる楽曲。
鹿児島でも、桜島、指宿の他食べ物などいろいろ紹介しています。
おもしろい発想ですよね。
かんつめ節島唄

ゆったりとしたテンポにのせて歌われる島言葉の美しい節回しが、まるで故郷の情景を目の前に描き出しているかのような島唄。
本作は、島唄を伝えるアーティストらによって歌われているほか、地域のお祭りや文化を紹介する番組でもしばしば採用され、奄美の魅力を伝える1曲として浸透しています。
故郷を離れて暮らす方が島の風を感じたいときや、日本の伝統音楽が持つ奥深さに触れたいと願う方々にも、心安らぐひとときを届けてくれるのではないでしょうか。
おどま薩洲

鹿児島の魂を歌い上げる、薩摩の伝統的な祝いの歌です。
詩には地元の方言がふんだんに使われ、活気ある祭りの様子や、商売繁盛、無病息災への人々の切なる願いがうかがえます。
古くから地域の祭りなどで歌い継がれてきた本作は、焼酎メーカー「黒伊佐錦」のCMソングとして起用されたこともあり、地元ではおなじみの調べとして親しまれています。
近年ではインターネット上にも演奏動画が投稿され始め、新たな形で広がりを見せているようです。
鹿児島の熱気あふれる文化に触れたいと感じたときに、聴いてみてはいかがでしょうか。
国直米姉節島唄

奄美の美しい海と緑が目に浮かぶような、心に深く染み入る1曲。
かつてその地に実在したといわれる美しい姉妹「米姉」の物語を、三線の音色とともに情感豊かに歌い上げています。
聴く人の心には、遠い故郷の風景やそこに暮らす人々の温かい思いがそっと届くのではないでしょうか。
中孝介さんや城南海さんといったアーティストらによって大切に歌い継がれている本作。
故郷を懐かしむときや、ゆったりとした島の時間に浸りたいときに、ぜひ耳を傾けてほしい作品です。
【鹿児島の歌】歌い継がれる故郷のこころ|鹿児島を感じる名曲を厳選(21〜30)
朝顔節初音ミク

奄美諸島では、お正月や婚礼などの祝い唄として親しまれている楽曲です。
原曲は奄美大島南部で歌い継がれている『ほこらしゃ節』で、「誇らしい、うれしい」を意味するタイトルが付けられています。
沖縄の祝い歌『御前風』『おこれ節』などに曲調が似ているのは、島から島へと伝わり、独自に変化していったからかもしれませんね。