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【鹿児島の歌】歌い継がれる故郷のこころ|鹿児島を感じる名曲を厳選

雄大な桜島、青く輝く錦江湾、そして豊かな大地に根付いた伝統文化。

鹿児島には、その魅力を歌に込めた珠玉の名曲が多数存在します。

本記事では、情熱的な薩摩隼人の誇りを歌う楽曲から、島々に響く優しい唄の調べまで、鹿児島への深い愛情を感じる作品を紹介します。

今は遠く離れた場所にいる方や、実際に現地を訪れたことがない方も、ぜひ美しき鹿児島の地に思いをはせながらお聴きください。

【鹿児島の歌】歌い継がれる故郷のこころ|鹿児島を感じる名曲を厳選(21〜30)

さらば桜島彩青

彩青(りゅうせい) / さらば桜島
さらば桜島彩青

鹿児島の象徴・桜島を舞台に、故郷を離れる青春の別れを歌った楽曲です。

晴れ晴れとした曲調が印象的で、若者の決意と未来への希望が描かれています。

本作はBSテレ東の番組『THE名門校 日本全国すごい学校名鑑』のテーマソングにも採用されました。

鹿児島に思いをはせたい方にはもちろん、新生活を始める方や、人生の岐路に立つ人にもピッタリの1曲。

聴くたびに前を向いて進んでいく勇気をもらえるでしょう。

鹿児島パラダイスYou&Me

トルコ行進曲をもじって鹿児島のあちこちを紹介した楽しい曲です。

おもしろいほどに鹿児島の地名が出てきます。

鹿児島のことをよく知らなくても、これを暗唱していればいつの間にか「鹿児島通」に!

明るく陽気な曲調に、県民性が表れているようにも感じられますね。

鹿児島浜節

鹿児島浜節 (かごしまはまぶし) 「鹿児島県民謡」
鹿児島浜節

鹿児島の雄大な海の情景と、そこに生きる人々の心が重なる伝統の調べ。

ゆったりとした節回しに三味線の音色が寄り添い、聴く者をあたたかく包み込みます。

本作は、鹿児島湾の西海岸沿いの情景を歌った民謡で、もともとは鹿児島に伝わる舟こぎ唄の一種でした。

のちにお座敷歌として全国に広まり、現在も、地元の催しなどで鹿児島の文化を伝える役割を担っています。

故郷の風景に思いをはせたいとき、そっと寄り添ってくれる1曲といえるのではないでしょうか。

ヨイスラ節島唄

元ちとせ 奄美シマ唄弾き語り 世界遺産の島・奄美大島 唄巡り「ヨイスラ節」
ヨイスラ節島唄

奄美の魂を揺さぶる、力強い調べが胸に響く1曲。

本曲は、兄弟や海に出た男性を守護する姉妹に宿る霊「をなり神」の信仰に基づく島唄で、奄美だけでなく沖縄でも親しまれています。

元ちとせさんをはじめとする島唄の名歌手たちによって歌い継がれているため、聴いたことがある方も多いのではないでしょうか。

温かな雰囲気と歌詞、歌声から、故郷への熱い思いや日々の感謝、未来への希望も感じられる伝統歌。

鹿児島を思うとき、あるいは遠く離れた故郷を思うとき、あなたをそっと包み込んでくれるはずです。

渡しゃ節島唄

中孝介-シマ唄弾き語り『渡しゃ節 with 元ちとせ』
渡しゃ節島唄

奄美の島々を巡る船旅の情景が目に浮かぶような、伝統的な島唄。

船で島々を渡る人々の心情や別れ、愛惜の情が、軽快かつ哀愁ある旋律で歌われています。

元ちとせさんと中孝介さんによる共演や、坂本龍一さんの手によるリミックスなど、新しい世代のアーティストたちによって新たな息吹が吹き込まれ、現代にもその魅力が伝えられている本作は、鹿児島県が主導する文化保存事業にも採用され、地元の人々によって大切に守られています。

心温まる島の音楽に触れたいときに、じっくりと耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

長雲節島唄

元ちとせ 奄美シマ唄弾き語り 世界遺産の島・奄美大島 唄巡り「長雲節」
長雲節島唄

唄遊びの際の「別れ唄」として知られるようになった『長雲節』。

地方によってとらえ方が異なり、ある地域では祝いの唄として、別の地域ではもののけを誘い出す歌として親しまれているのだそうです。

三味線の調べにのせて紡がれる歌声は、まるで島特有のゆったりとした時間そのものを感じさせますよね。

元ちとせさんのアルバムにも収められている島唄の名作を聴きながら、人々を癒やす不思議な魅力を持つ奄美地方に思いをはせてみるのもよいのではないでしょうか。

奥深い調べは、夜一人で静かに過ごす際のBGMにも最適ですね。

俊良主節島唄

中 孝介 – シマ唄弾き語り『俊良主節』
俊良主節島唄

奄美の風土が育んだ、心揺さぶる旋律を持つ名唄です。

もとは熱い恋心を歌ったものでしたが、明治時代に地元の代議士の妻が潮にさらわれた悲劇をきっかけに、深い哀悼となぐさめの思いをのせて歌い継がれるようになりました。

中孝介さんをはじめ、さまざまなアーティストによって歌われ、音源化もされている本作。

大切な人をしのぶとき、あるいは故郷の温もりに触れたいときに、この優しい調べが心に寄り添ってくれることでしょう。