【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介
ピアノを習い始めたお子さまがピアノへの興味を失うきっかけの一つ、それは「ピアノって難しい……」と感じてしまうこと。
譜読みが難しくなかなか練習が進まなかったり、指が思うように動かず一向に先生から合格をもらえなかったりすると、興味津々で始めたはずのピアノに対してマイナスな感情を抱いてしまいがちです。
そこで本記事では、子供でも弾きやすい簡単なクラシック作品をご紹介します。
難易度の体感や進み具合は必ず個人差がありますが、お子さまが「ピアノって楽しい!」と感じられるよう、その子に合った曲をピックアップしてみてくださいね。
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【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介(21〜30)
フランス組曲 第1番 BWV 812 サラバンドJ.S.Bach

バロック音楽に憧れはあるものの、複雑な対位法が苦手という方にはこの楽曲がおすすめです。
1722年頃に作曲されたこの作品は、アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳に収められていることからも、家庭での演奏を意図した親しみやすい楽曲となっています。
3拍子のゆっくりとした舞曲で、シンプルな和声進行と美しい装飾音が特徴的です。
曲調もゆっくりですし、難しいフレーズも技巧的なところもないため、バロック音楽を弾き始めた方でも練習すればすぐに演奏できます。
音色や表現、強弱などが重視されるので、良い音色の探求をしながら弾きましょう。
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

いくつもの名曲を世に送り出したドイツ古典派を代表する作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
彼の作品のなかでも、特に初心者でも親しみやすい作品といえば、こちらの『エリーゼのために』ではないでしょうか?
初心者でも弾きやすいテンポ感と音の跳躍であるにもかかわらず、楽曲は物語を感じるようなロマンチックなものに仕上げられています。
表現力が身につくほどかっこよく聴こえるので、初心者の方はぜひ挑戦してみてください。
フランス組曲 第2番 BWV 813 ジーグJ.S.Bach

軽やかな踊りのリズムに包まれたこの楽曲は、「フランス組曲第2番」の華やかなフィナーレを飾る一曲です。
3/8拍子の活発な動きと対位法的な構造が絶妙に組み合わさり、右手と左手の掛け合いが美しい音楽的対話を生み出しています。
1722年頃に作曲されたこの作品は、妻アンナ・マグダレーナのために編纂された音楽帳にも収録されており、家庭での音楽作りの温かさも感じられます。
ハ短調という調性が深みと緊張感を与えながらも、舞曲特有の躍動感が失われることはありません。
バロック音楽に挑戦したい方や、対位法の美しさを体感したい方におすすめです。
技術的な挑戦を含みつつも音楽的な表現力が求められる構成で、演奏する喜びと聴く楽しさの両方を味わえる魅力的な作品となっています。
フランス組曲 第4番 BWV 814 ガヴォットJ.S.Bach

フランス舞曲の軽やかなリズムを堪能できるバロック時代の名曲がこちらです。
1722年から1725年の間に作曲された組曲の第4楽章として親しまれ、4分の2拍子の明快で躍動感があふれる舞曲として構成されています。
二音ずつの音型が連続する簡潔なモチーフの繰り返しが特徴で、バッハ特有の対位法的な美しさと宮廷舞曲としての優雅さが見事に融合しています。
チェンバロ用に書かれた原曲ですが現代ではピアノでの演奏が一般的で、明快なリズム感と繊細なタッチが求められます。
バロック音楽に挑戦したい方や、舞曲の魅力を体感したい方におすすめです。
フランス組曲 第6番 BWV817 ガボットJ.S.Bach

バロック時代に作曲された組曲の中でも、この楽曲は明快な2拍子のリズムと親しみやすい旋律が魅力です。
1722年から1725年頃に教育目的で書かれた作品で、フランス風の優雅さとドイツ的な構築性が見事に融合しています。
宮廷舞踏の雰囲気を現代に伝える貴重な楽曲として、演奏者には表現力と技術の両方が求められますが、難しいフレーズや技巧的な部分が少ないため取り組みやすいのが特徴です。
ピアノを始めて間もない方やバロック音楽に挑戦してみたい方におすすめで、音色や表現を重視しながら練習することで、当時の宮廷の雰囲気を感じながら演奏できるでしょう。
フランス組曲 第1番 BWV 812 メヌエットⅡJ.S.Bach

フランス組曲の中でも親しみやすく、バロック音楽への入門にぴったりなのがこの舞曲です。
1722年頃に作曲されたこの楽曲は、妻アンナ・マグダレーナのための音楽帳にも収録されており、家庭での演奏を想定した温かみのある作品となっています。
優雅でありながら内省的な雰囲気を持ち、バッハ独特の対位法が随所に織り込まれていますが、技巧的な難易度は抑えられているため、弾きやすいのが魅力です。
通常はメヌエットIと組み合わせて演奏され、その穏やかで深い感情表現は聞く人の心に静かに響きます。
バロック音楽に挑戦してみたい方や、表現力を磨きたい方におすすめの一曲です。
フランス組曲 第2番 BWV 813 メヌエットⅡJ.S.Bach

バロック音楽の美しさが詰まったフランス組曲の中の優雅な舞曲です。
1722年頃に作曲されたハ短調の調性が持つ厳粛さとメヌエット特有の品格があるリズムが見事に融合していて、バッハが築き上げたポリフォニーの世界を存分に味わえます。
技術的な難易度が比較的控えめなため、バロック音楽に挑戦してみたい方や装飾音の表現を学びたい方には絶好の教材となるでしょう。
本作はABA形式で構成されていて、演奏者の解釈やフレージングの工夫によって多彩な表情を見せてくれます。
チェンバロで書かれた原曲をピアノで弾く際の音色の探求も楽しめますよ!