RAG MusicPiano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン
search

【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介

【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介
最終更新:

ピアノを習い始めたお子さまがピアノへの興味を失うきっかけの一つ、それは「ピアノって難しい……」と感じてしまうこと。

譜読みが難しくなかなか練習が進まなかったり、指が思うように動かず一向に先生から合格をもらえなかったりすると、興味津々で始めたはずのピアノに対してマイナスな感情を抱いてしまいがちです。

そこで本記事では、子供でも弾きやすい簡単なクラシック作品をご紹介します。

難易度の体感や進み具合は必ず個人差がありますが、お子さまが「ピアノって楽しい!」と感じられるよう、その子に合った曲をピックアップしてみてくださいね。

もくじ

【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介(1〜20)

メロディOp.4-2NEW!Fanny Mendelssohn

ファニー・メンデルスゾーン : メロディOp.4-2【08_暗い・悲しい楽譜と説明付きクラシックピアノ曲】
メロディOp.4-2NEW!Fanny Mendelssohn

まるで歌曲のように歌う旋律が印象的な、嬰ハ短調の小品です。

この楽曲は、兄フェリックスとは異なる独自のピアノ様式を模索していたファニー・メンデルスゾーンのピアノ曲集『6 Melodies Op.4』に収録されています。

繊細な旋律に重なる濃密な和声は、ファニー・メンデルスゾーンならではの表現力。

感情の機微をただように描き出しており、少しでも表現を誤ると曲の持つ内省的な魅力が損なわれかねません。

1846年に自らの名で作品を出版したファニー・メンデルスゾーンの、静かながらも確固たる意志を感じさせます。

悲しみに深く沈みたい夜、一人でじっくりと味わいたい方にこそ聴いてほしいものです。

本作を弾く際は、旋律をどう歌わせるかが最大のカギとなるでしょう。

「天国と地獄」より序曲Jacques Offenbach

【運動会の曲】天国と地獄 (ピアノ簡単)【ゆっくり・初心者向け】(Orpheus in Der Unterwelt~CAN CAN)
「天国と地獄」より序曲Jacques Offenbach

ジャック・オッフェンバックが1858年に作曲した、オペレッタの序曲として有名な本作。

日本では運動会やスポーツイベントでよく使用され、聴くだけで元気が出てきますね。

明るく楽しい音楽は、練習していても楽しめること間違いなし!

テンポは最初ゆっくりから始め、徐々に上げていけると曲の持っている軽快な雰囲気を表現できるでしょう。

弾けるようになったら友達の前でも弾いてみると、みんなも楽しめる魅力的な作品です!

主よ、人の望みの喜びよ BWV147J.S.Bach

主よ、人の望みの喜びよ/ピアノソロ 初級
主よ、人の望みの喜びよ BWV147J.S.Bach

バロック時代を代表する作曲家、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが1723年に作曲した教会カンタータの一部。

心を癒す美しい旋律と深い信仰心が込められた歌詞が特徴的です。

イエス・キリストへの愛と感謝を歌った内容で、結婚式やクリスマスなどの祝祭でよく演奏される定番曲となっています。

映画やテレビ番組でも使用され、幅広いメディアで親しまれているため、一度は聴いたことがあるお子さんも多いのではないでしょうか。

ゆったりしたテンポなので弾きやすく、左手の伴奏は単音でも十分な演奏効果を得られます。

慣れてきたら和音にしてみて、より響きを感じられるようになるとよいですね。

組曲「惑星」より「木星」Gustav Holst

「組曲「惑星より木星」」ホルスト【初心者でも絶対弾ける!ピアノの弾き方】☆2
組曲「惑星」より「木星」Gustav Holst

グスタフ・ホルストが作曲した組曲の一部である本作。

ローマ神話の主神にふさわしい風格を持ちながらも、ホルストが祝祭的な喜びを表現したかったという意図が込められています。

ゆったりしたテンポで音数も多くないので、ピアノを始めたばかりのお子さんでも取りかかりやすい作品。

宇宙の壮大さを感じられ、想像力も養われるので、表現力を極めたいお子さんにもオススメですよ!

ぜひ弾いてみてくださいね。

フランス組曲 第1番 BWV 812 メヌエットⅠNEW!J.S.Bach

Bach French Suite No.1 “Menuet 1” P. Barton, FEURICH 133 piano
フランス組曲 第1番 BWV 812 メヌエットⅠNEW!J.S.Bach

バロック時代の舞曲形式の中でも、この優雅な3拍子の楽曲は1722年から1725年頃に作曲され、「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」にも収録されています。

シンプルで親しみやすい旋律でありながら、対位法的な要素も含まれており、教会で響く上品な音色をイメージしながら演奏すると雰囲気が出てきます。

本作は技術的な難易度が比較的低いため、ピアノを始めて間もない方やバロック音楽に憧れを持つ方におすすめです。

音色や表現、強弱などが重視されるクラシックの場合は、ロングトーンの練習や良い音色の探求をしながら弾いてみましょう。