ピアノを習い始めたお子さまがピアノへの興味を失うきっかけの一つ、それは「ピアノって難しい……」と感じてしまうこと。
譜読みが難しくなかなか練習が進まなかったり、指が思うように動かず一向に先生から合格をもらえなかったりすると、興味津々で始めたはずのピアノに対してマイナスな感情を抱いてしまいがちです。
そこで本記事では、子供でも弾きやすい簡単なクラシック作品をご紹介します。
難易度の体感や進み具合は必ず個人差がありますが、お子さまが「ピアノって楽しい!」と感じられるよう、その子に合った曲をピックアップしてみてくださいね。
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【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介(1〜10)
「天国と地獄」より序曲Jacques Offenbach

ジャック・オッフェンバックが1858年に作曲した、オペレッタの序曲として有名な本作。
日本では運動会やスポーツイベントでよく使用され、聴くだけで元気が出てきますね。
明るく楽しい音楽は、練習していても楽しめること間違いなし!
テンポは最初ゆっくりから始め、徐々に上げていけると曲の持っている軽快な雰囲気を表現できるでしょう。
弾けるようになったら友達の前でも弾いてみると、みんなも楽しめる魅力的な作品です!
カノンJohann Pachelbel

日本でも大人気のヨハン・パッヘルベルの名曲『カノン』。
癒やしの音楽を集めたコンピレーションアルバムなどにも収録され、広く親しまれているこの作品は、ピアノ学習者の多くが憧れる作品の一つです。
子供らしい元気な作品ではありませんが、特に難しいリズムや運指も含まれていないため、小さなお子さまでも挑戦しやすい楽曲です。
ただ単に弾くというフェーズを終えたら、表現力を磨いてみるのもオススメ。
表現力が身につけば、一気に華やかになるので、日頃から録音して変化を記録していくのもよいかもしれませんね。
組曲「惑星」より「木星」Gustav Holst

グスタフ・ホルストが作曲した組曲の一部である本作。
ローマ神話の主神にふさわしい風格を持ちながらも、ホルストが祝祭的な喜びを表現したかったという意図が込められています。
ゆったりしたテンポで音数も多くないので、ピアノを始めたばかりのお子さんでも取りかかりやすい作品。
宇宙の壮大さを感じられ、想像力も養われるので、表現力を極めたいお子さんにもオススメですよ!
ぜひ弾いてみてくださいね。
主よ、人の望みの喜びよ BWV147J.S.Bach

バロック時代を代表する作曲家、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが1723年に作曲した教会カンタータの一部。
心を癒す美しい旋律と深い信仰心が込められた歌詞が特徴的です。
イエス・キリストへの愛と感謝を歌った内容で、結婚式やクリスマスなどの祝祭でよく演奏される定番曲となっています。
映画やテレビ番組でも使用され、幅広いメディアで親しまれているため、一度は聴いたことがあるお子さんも多いのではないでしょうか。
ゆったりしたテンポなので弾きやすく、左手の伴奏は単音でも十分な演奏効果を得られます。
慣れてきたら和音にしてみて、より響きを感じられるようになるとよいですね。
フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲「きらきら星変奏曲」Wolfgang Amadeus Mozart

神童、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの名作『フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲「きらきら星変奏曲」』。
子供の頃に誰しも一度は耳にする名作ですね。
有名なパートは初心者でも演奏できるほど簡単な作品ですが、第2変奏から一気に難易度が跳ね上がります。
はじめは取り組めそうな変奏をヒックアップして練習し、徐々に全曲通して弾けるよう難しい変奏にチャレンジしていくのもオススメですよ!