【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介
ピアノを習い始めたお子さまがピアノへの興味を失うきっかけの一つ、それは「ピアノって難しい……」と感じてしまうこと。
譜読みが難しくなかなか練習が進まなかったり、指が思うように動かず一向に先生から合格をもらえなかったりすると、興味津々で始めたはずのピアノに対してマイナスな感情を抱いてしまいがちです。
そこで本記事では、子供でも弾きやすい簡単なクラシック作品をご紹介します。
難易度の体感や進み具合は必ず個人差がありますが、お子さまが「ピアノって楽しい!」と感じられるよう、その子に合った曲をピックアップしてみてくださいね。
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【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介(1〜10)
子供のためのアルバム 作品68-2「兵士の行進」Robert Schumann

兵隊が足並みをそろえて行進する様子が目の前に浮かび上がるような、明るく快活な1曲!
『子供のためのアルバム』の第2曲『兵士の行進』は、和音と付点リズムの連続で構成されています。
和音の音すべてをそろえて弾くことに難しさを感じるかもしれませんが、ゆっくり丁寧に練習すれば、和音の音をすべてしっかりとらえられるようになります。
弾むようなリズムを体に覚え込ませるために、練習にリズム打ちを取り入れるのもオススメですよ!
アメリカン・パトロールFrank White Meacham

1885年に作曲されたこの楽曲は、アメリカの愛国心を象徴する名作として知られています。
フランク・ホワイト・ミーチャムによって生み出されたこの曲は、当時の人気メロディを巧みに織り交ぜた構成が特徴的。
軽快なリズムと華やかな旋律が印象的で、聴く人の心を躍らせます。
曲の軽快さを出すためにも、メロディにあるスタッカートの部分とそうでない部分のコントラストをはっきりと出せるとよいですね。
弾けるようになればなるほど、楽しくなること間違いなし!
ぜひチャレンジしてみてください。
「新世界」より第2楽章Antonín Dvořák

チェコの作曲家アントニン・ドヴォルザークが晩年に手掛けた交響曲。
1893年にアメリカで作曲され、新世界の多様な音楽文化をヨーロッパの音楽様式に見事に融合させています。
第2楽章の美しい旋律は、日本では『家路』として親しまれ、夕暮れ時の音楽としても広く使われています。
本作はオーケストラの作品ですが、ピアノアレンジ版も多く存在し、初めて両手奏に挑戦する方にもオススメ。
シンプルな音の重なりを大切にしながら、広大な景色や新世界への希望を感じさせる演奏を目指せるとよいですね。
【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介(11〜20)
ノクターン 第2番 Op.9-2Frederic Chopin

数々の名曲を世に残した作曲家フレデリック・ショパンの名曲『ノクターン 第2番 Op.9-2』。
誰しも一度はこの旋律を耳にしたことがあるでしょう。
この曲は、譜読みや運指の難易度はそれほど高くありませんが、左手の跳躍や繊細な表現など、根気よく練習すべき要素が含まれています。
決して「簡単」とは言い切れないものの、弾きこなせるようになったころには、高い表現力が身についているはず!
これからピアノ演奏をさらに極めていきたいお子さまに、挑戦していただきたいオススメの作品です。
パレードMaurice Ravel

壮大な物語の始まりを告げるような、力強くドラマティックなサウンドが聴く人の心を揺さぶる一曲。
広島県で教壇に立ちながら、吹奏楽作品を数多く手掛ける堀内俊男さんの作品です。
静かなパートでの繊細な音の対話から、全合奏が一体となって突き進むクライマックスへの展開は圧巻で、まるで伝説の序章を音楽で体験しているかのような没入感が味わえます。
この楽曲は2006年、全日本吹奏楽コンクールの課題曲として書かれ、参考演奏がアルバム『全日本吹奏楽コンクール課題曲参考演奏集2005‑2008』に収められています。
個々の技術だけでなくバンド全体の表現力が問われる本作は、仲間と一つの壮大な物語を紡ぎたい時にこそ演奏してほしい名曲です。
エチュードアレグロ中田喜直

アップテンポで疾走感あふれる『エチュードアレグロ』は、発表会映えすること間違いなしの楽曲!
この作品は、童謡などの作曲者として知られる中田喜直さんが「子供のためのピアノ曲集を作ってほしい」という依頼を受けて作曲した、小品集『こどものピアノ曲』の中の1曲です。
ワクワクさせてくれる冒頭部分のあと静かな中間部がやってきて、明るい曲調が戻ってきたかと思いきやそっと終わりを迎える、そんな変化を楽しみながら、勢いよく元気に弾けるとよいでしょう!
騎士Dmitri Kabalevsky

子供向けのピアノ作品を数多く残した、ロシアの作曲家ドミトリー・ボリソヴィチ・カバレフスキーの『騎士』は、騎士の勇敢な姿を表すようなキリッとしたかっこいい曲です!
この曲は3つのパートに分かれており、はじめは左手がメロディー、中間部で右手にメロディーが移り、最後は左手にメロディーが戻ってきてフィナーレを迎えます。
ピアノの初級楽譜では「右手がメロディー、左手が伴奏」と固定されてしまいがちなので、発表会で思いきって両手が主役の曲を選んでみるのもオススメですよ!