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【2025】高知をテーマにした名曲。ご当地ソング・市町村歌まとめ

太平洋に面した南の大地・高知県。

温暖な気候と緑豊かな大自然に恵まれ、清流・四万十川や桂浜など、魅力的な景観を数多く有する土佐の国です。

この地には、土佐弁の響きや独特の風情を歌った楽曲から市町村の公式ソングまで、実にさまざまな曲が生まれてきました。

のんびりとした県民性や情熱的な気質、そして雄大な自然を題材にした歌の数々は、高知の文化や歴史を今に伝えています。

そんな高知県にまつわる歌の世界へ、ご案内していきましょう。

郷土愛あふれる歌詞や心地よいメロディーを通じて、土佐の魅力を存分に感じていただけるはずです。

【2025】高知をテーマにした名曲。ご当地ソング・市町村歌まとめ(1〜10)

よさこい演歌金田たつえ

「花街の母」で一世を風靡した金田たつえさんが、土佐の魂を熱く歌い上げるご当地ソングです。

2022年に発表された『よさこい演歌』は、祭りの躍動感と演歌ならではの情緒が溶け合った、まさに高知のための1曲。

歌詞に耳を澄ませば、太平洋を望みながら故郷への誇りを胸に抱く、一本気な男性の姿が目に浮かぶようです。

民謡で鍛え抜かれた金田たつえさんの深みのある歌声が、主人公の心意気と重なり、聴く者の魂を揺さぶりますよね。

よさこい祭りの熱気と高知の雄大な自然が凝縮された、何度でも聴きたくなる名曲ではないでしょうか?

TOSA みんなが夢と出会う街作詞:和田安卓・知亜由/作曲:堀内佳

TOSA みんなが夢と出会うまち(土佐市イメージソング) 高知県 土佐市 市長 板原 啓文さんが歌う♪2025・2・26OA
TOSA みんなが夢と出会う街作詞:和田安卓・知亜由/作曲:堀内佳

土佐市の市制施行50周年を記念して制作された公式イメージソングです。

作曲と歌唱を手掛けたのは、ご自身も土佐市にゆかりの深いシンガーソングライターの堀内佳さん。

歌い出しから、高知の雄大で美しい自然が目に浮かぶようですよね。

耳に残るコーラスには、先人の想いを未来へ繋ぐ力強いメッセージが込められています。

「みんなで手を取り合って、明るい明日へ進もう」と、優しく背中を押してくれるこの曲に、勇気づけられた方も多いのではないでしょうか。

市民公募の歌詞と小学生の澄んだ歌声が、郷土愛と希望に満ちた温かい楽曲に仕上げています。

土佐の男鏡五郎

ベテラン演歌歌手、鏡五郎さんが2009年に発表した『土佐の男』。

高知の情景が鮮やかに目に浮かぶ、ご当地演歌の真骨頂ともいえる作品です。

「月のヨサコイ桂浜」「赤い椿の花を抱き」といったフレーズが、南国・土佐の美しい風景へと誘ってくれますよね。

そして何より心を揺さぶるのが、「しぶき荒波 どんと来い」と歌い上げる、土佐の男の気骨あふれる心意気。

鏡五郎さんの張りのある歌声と独特の節回しが、その不屈の魂を見事に表現しています。

故郷への誇りを胸に、どんな困難も度胸で受けとめる。

聴いているだけで、土佐の雄大な自然と人々の情熱が心に吹き込んでくるような、そんな力強さにあふれた一曲です。

【2025】高知をテーマにした名曲。ご当地ソング・市町村歌まとめ(11〜20)

正調 あしずり踊り作詞:平野広一/作曲:泉谷健

昭和29年の市制施行を記念して生まれた、土佐清水市の魂ともいえる一曲。

平野広一さん作詞、泉谷健さん作曲による、歴史ある郷土の音頭です。

三味線や太鼓が奏でる陽気なメロディーに、『ソレホンニ』という威勢のよい掛け声が重なり、聴いているだけで祭りの輪に加わったような気分にさせてくれます。

『君と行くなら足摺岬』と歌い上げる歌詞は、しぶきが生む壮大な虹の情景を鮮やかに描き出し、多くの人々の心をつかんできました。

太平洋の自然と人々の力強さが溶け合ったこの曲を聴き、土佐の風情を味わってみてはいかがでしょうか?

人生これから宿毛から作詞:浦田文男/作曲:高橋信裕

作詞家の浦田文男さんら、地元を愛する人々の「宿毛の魅力を伝えたい」という熱意から生まれた楽曲です。

「宿毛には目立ったものがない」という嘆きがきっかけだったそうですが、歌詞には豊かな自然への愛情がたっぷりと描かれています。

人生の岐路に立ったとき、ふと故郷が恋しくなることもあるでしょう。

そんな心に「人生これから宿毛に宿る」というフレーズが温かく響きます。

宿毛の恵みを「天然ビタミン」と表現するユニークな視点も魅力的。

ゆったりとした牧歌的なメロディは、まるで心の栄養。

聴く人の背中をそっと押してくれる、優しさにあふれた応援歌です。

高知市歌作詞:重松富士/作曲:平井保喜

高知市歌 字幕&ふりがな付き(高知県高知市)4k
高知市歌作詞:重松富士/作曲:平井保喜

作詞を重松富士さん、作曲を『とんぼのめがね』で知られる平井保喜さんが手がけた本曲は、戦後の復興期に生まれた高知市歌です。

なんと作詞は当時高校生だった重松さんの作品が、千編近い応募の中から選ばれました。

「黒潮のたぎる荒磯」や「天かける大鵬」といった言葉からは、高知の雄大な自然と、未来へ向かう不屈の精神が感じられますよね。

焼け野原から「土佐の心臓」として力強く再起するんだという、市民の熱い思いが勇壮なメロディーと共に胸に迫ってきます。

75年以上経った今も市庁舎で流れ、人々の心を支えているという事実に、歌が持つ力の大きさを改めて感じさせられます。

Happy to be born in Kami作詞:香美市の子どもたち/作曲:堀内佳

香美市の子どもたちが紡いだ言葉に、高知県出身のシンガーソングライター堀内佳さんが優しいメロディーを乗せた楽曲です。

市制10周年を記念して制作され、純粋な歌詞は子どもたちの目線で見た故郷の美しい風景が目に浮かぶよう。

サビで歌われるフレーズはまさに地元愛の結晶ですし、「香美市に生まれて幸せ」というストレートな想いが、堀内さんならではの温かくポップなサウンドに乗り、聴く人の心に深く響く1曲です。

未来を担う子どもたちの誇りが詰まった、宝物のようなご当地ソングだと言えるでしょう。