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熊本の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

『おてもやん』や『五木の子守唄』など、全国的に知られている民謡やわらべうたの舞台となった熊本。

これらの作品には、阿蘇の雄大な自然や、熊本城の勇壮な姿、そして人々の暮らしの営みが鮮やかに描かれています。

西南戦争の哀しみを伝える『田原坂』から、豊作を祝う『肥後米音頭』まで、歌い継がれる民謡の一つひとつに、熊本の歴史と文化が深く刻まれているのです。

この記事では、郷土を思う心や日々の喜びが込められた熊本の民謡、童謡、わらべうたを集めました。

熊本の魂が宿る歌の世界に、耳を傾けてみましょう。

熊本の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(6〜10)

田原坂熊本留吉

熊本民謡『田原坂』は、「たばるざか」と読みます。

熊本県の西北端に位置する鹿本郡植木町、現在の熊本市北区にある田原坂は、西南戦争の古戦場で、国の史跡に指定されています。

西南戦争を歌った民謡はこの曲のほかに『豪傑節』が有名で、どちらも文句は共通ですが節が異なります。

サンバおてもやんおてもTRIBE

サンバおてもやん2016 PV (ショート版)
サンバおてもやんおてもTRIBE

熊本復興のテーマ曲で、プロジェクトを応援する熊本出身のコロッケさん、高良健吾さん、水前寺清子さん、ポチョムキンさんによって結成された「おてもTRIBE」の楽曲として誕生した『サンバおてもやん』。

若者にとても人気があり、熊本を代表する民謡『おてもやん』とともに歌い継がれていく未来が想像できます。

両曲の聴き比べもオススメですよ。

五木の子守唄久保幸江

五ッ木の子守唄  久保幸江 熊本県民謡
五木の子守唄久保幸江

昔から歌い継がれている子守唄のなかでも、全国的に知られている『五木の子守唄』。

子守唄と聴くと、赤ちゃんを眠らせるための音楽と思いがちですが、この曲は子守を任された子守娘の気持ちを歌ったものです。

今では考えられないような、被差別部落の人々の日常が伝わってきます。

こうした事情を理解した上で聴くと、また違って聴こえてきますね。

キンキラキン佐藤松子

『キンキラキン』は、旧藩時代から熊本城下で歌われていた数少ない古民謡です。

肥後熊本藩6代目藩主細川重賢公の時代、「宝暦の改革」による倹約令で絹物を着ることが禁止されていました。

当時絹物はキンキラと呼ばれていたため、倹約令を風刺してこの民謡が生まれたと言われています。

火のくにのうた熊本児童合唱団

火のくにのうた・熊本児童合唱団「阿蘇」
火のくにのうた熊本児童合唱団

峯陽さん作詞、小林秀雄さん作曲の本作は、熊本児童合唱団の委嘱作品『児童合唱のための組曲:火のくにのうた』。

『お城は天下の名城で』『ひごの昔ばなし』『阿蘇』の3曲で構成された、熊本の風景や歴史が目の前に浮かび上がるような作品です。