熊本の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
『おてもやん』や『五木の子守唄』など、全国的に知られている民謡やわらべうたの舞台となった熊本。
これらの作品には、阿蘇の雄大な自然や、熊本城の勇壮な姿、そして人々の暮らしの営みが鮮やかに描かれています。
西南戦争の哀しみを伝える『田原坂』から、豊作を祝う『肥後米音頭』まで、歌い継がれる民謡の一つひとつに、熊本の歴史と文化が深く刻まれているのです。
この記事では、郷土を思う心や日々の喜びが込められた熊本の民謡、童謡、わらべうたを集めました。
熊本の魂が宿る歌の世界に、耳を傾けてみましょう。
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熊本の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(21〜30)
熊本民謡「ヨヘホ節」「五木の子守唄」によるラプソディー奥田祐

熊本の魂が息づく2つの民謡を土台に、三味線の響きとバイオリンの旋律が美しく交差する作品です。
和の情緒と洋の表現力が見事に調和し、聴く人の心に懐かしさや深い祈りのような感情を呼び起こします。
本作は紀尾井ホールの委嘱で2017年頃に初演され、バイオリニスト篠崎史紀さんと長唄三味線方の今藤長龍郎さんによる情熱的な演奏映像が残っています。
熊本の原風景に心を寄せたい方や、和と洋が融合した新しい音楽体験を求める方にピッタリ!
じっくりとその世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
天草ハイヤ節

熊本県に伝わる民謡「天草ハイヤ節」です。
酒盛り唄として船乗りたちが唄っていました。
全国にさまざまな「ハイヤ節」があるのは、船乗りたちによってあちらこちらの港町に持ち込まれたからです。
「天草ハイヤ節」も、この土地の歌詞と伴奏がつけられ唄い継がれてきました。
菊池川筏流し唄濱嵜邦穂

「菊池川筏流し唄」は熊本県の新作民謡で、岩永清龍さんが作詞・作曲しました。
この唄は、岩永さんご自身が釣り人から聴いた昔話と、船頭さんから聴いた話を元にして作られたそうです。
今現在存在する民謡も、岩永さんの様にその土地の歴史を伝えたいと願う人の想いで作られたのかと思うと、感慨深いものがあります。
長洲嫁入り唄

熊本民謡「長洲嫁入り唄」は、別名「のんしこら」と言い、全国的にはこちらの唄名で知られています。
江戸中期から歌い継がれてきたこの唄は、元々は「肥後の嫁入り唄」と言われていて、熊本県下の中でも特に有明海沿岸地方で唄われてきました。
きんにゃもにゃ

熊本の地に古くから伝わる楽しいわらべうた。
声に出すことそのものが遊びになるような、リズミカルで愉快な音の響きが魅力的ですね。
本作は、熊本市をはじめとする県内各地で、世代から世代へと大切に歌い継がれてきました。
子供たちが集う場や地域のお祭りなどで、その場を明るく盛り上げる掛け声として、人々の心に深く根付いてきたのでしょう。
難しいことは考えず、ただ音の楽しさに身を委ねて口ずさめば、自然と笑みがこぼれてくるはず。
熊本の温かい風土と、そこに息づく人々の朗らかな心を感じられる1曲ではないでしょうか。
ちゆうちゆうけ(地搗唄)

熊本の城下町を練り歩いているかのような、にぎやかで楽しい気分にさせてくれる作品です。
歌詞には熊本の方言が巧みに織り込まれ、熊本の情景を鮮やかに描き出しています。
三味線の音色とともに、地元の人々の温かい心意気や日々の暮らしの活気が伝わってきますね。
日本舞踊の教材としても親しまれている本作は、熊本の歴史や文化に思いをはせたいときや、明るく元気が出る邦楽を聴きたいときにピッタリではないでしょうか。
日本舞踊の発表会などで披露すれば、きっと会場全体が華やかな雰囲気に包まれ、観客も笑顔になることでしょう。
八代の花嫁唄

江戸中期から熊本県八代、有明海沿岸で歌い継がれる、婚礼の祝い歌です。
素朴な旋律と、三味線や太鼓が織りなす和の響きが、祝祭の喜びを伝えます。
歌詞の内容は結婚を祝福するもので、晴れやかな気持ちや新しい門出への希望が表現されているのだそうです。
150年以上にわたり地域の暮らしのなかで大切にされてきた本作。
地域の祭りやイベントでは今も演奏され、文化継承の一端を担っています。
この曲を通して、熊本の歴史や人々の温かさに触れてみてはいかがでしょうか。


