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熊本の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

『おてもやん』や『五木の子守唄』など、全国的に知られている民謡やわらべうたの舞台となった熊本。

これらの作品には、阿蘇の雄大な自然や、熊本城の勇壮な姿、そして人々の暮らしの営みが鮮やかに描かれています。

西南戦争の哀しみを伝える『田原坂』から、豊作を祝う『肥後米音頭』まで、歌い継がれる民謡の一つひとつに、熊本の歴史と文化が深く刻まれているのです。

この記事では、郷土を思う心や日々の喜びが込められた熊本の民謡、童謡、わらべうたを集めました。

熊本の魂が宿る歌の世界に、耳を傾けてみましょう。

熊本の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(26〜30)

熊本民謡「ヨヘホ節」「五木の子守唄」によるラプソディーNEW!奥田祐

熊本民謡「ヨヘホ節」「五木の子守唄」によるラプソディー(full)
熊本民謡「ヨヘホ節」「五木の子守唄」によるラプソディーNEW!奥田祐

熊本の魂が息づく2つの民謡を土台に、三味線の響きとバイオリンの旋律が美しく交差する作品です。

和の情緒と洋の表現力が見事に調和し、聴く人の心に懐かしさや深い祈りのような感情を呼び起こします。

本作は紀尾井ホールの委嘱で2017年頃に初演され、バイオリニスト篠崎史紀さんと長唄三味線方の今藤長龍郎さんによる情熱的な演奏映像が残っています。

熊本の原風景に心を寄せたい方や、和と洋が融合した新しい音楽体験を求める方にピッタリ!

じっくりとその世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

ばってんバテレンNEW!勝手に観光協会

熊本県ご当地ソング「ばってんバテレン」/勝手に観光協会
ばってんバテレンNEW!勝手に観光協会

熊本の風土と人情が、みうらじゅんさんと安齋肇さんの手にかかると、こんなにも愉快で温かいご当地ソングになるのですね。

この楽曲は、馬刺しや阿蘇山、天草四郎など熊本の名物や歴史を、愛情とユーモア、ノスタルジーにのせ歌い上げます。

みうらじゅんさん奏でるギタレレの素朴な音色と、「リョカ録」という旅館録音が生む土地の温もりが実に心地よいですね。

2003年1月にアルバム『Vol.1』等に収録、2008年2月にはアルバム『勝手に観光協会 勝手にご当地ソング47+1』にも収められました。

熊本の魅力を再発見したいときや、心がほっこりする音楽を求めるときにいかがでしょうか。

きんにゃもにゃNEW!

きんにゃもにゃ 熊本民謡・山田耕筰作曲 Kumamoto’s song
きんにゃもにゃNEW!

熊本の地に古くから伝わる楽しいわらべうた。

声に出すことそのものが遊びになるような、リズミカルで愉快な音の響きが魅力的ですね。

本作は、熊本市をはじめとする県内各地で、世代から世代へと大切に歌い継がれてきました。

子供たちが集う場や地域のお祭りなどで、その場を明るく盛り上げる掛け声として、人々の心に深く根付いてきたのでしょう。

難しいことは考えず、ただ音の楽しさに身を委ねて口ずさめば、自然と笑みがこぼれてくるはず。

熊本の温かい風土と、そこに息づく人々の朗らかな心を感じられる1曲ではないでしょうか。

ちゆうちゆうけ(地搗唄)NEW!

ちゆうちゆうけ(地搗唄)熊本県民謡/編曲 藤井清水
ちゆうちゆうけ(地搗唄)NEW!

熊本の城下町を練り歩いているかのような、にぎやかで楽しい気分にさせてくれる作品です。

歌詞には熊本の方言が巧みに織り込まれ、熊本の情景を鮮やかに描き出しています。

三味線の音色とともに、地元の人々の温かい心意気や日々の暮らしの活気が伝わってきますね。

日本舞踊の教材としても親しまれている本作は、熊本の歴史や文化に思いをはせたいときや、明るく元気が出る邦楽を聴きたいときにピッタリではないでしょうか。

日本舞踊の発表会などで披露すれば、きっと会場全体が華やかな雰囲気に包まれ、観客も笑顔になることでしょう。

東雲節NEW!

【民謡講座】第3回 東雲節【熊本県民謡】
東雲節NEW!

明治の終わり頃、熊本の地で生まれたとされる本作には、社会の大きなうねりのなか、ひたむきに生きる人々の心の叫びが込められています。

歌詞には具体的な地名も登場し、苦しい状況でも自由を求めた女性たちの力強さや、風刺の効いた表現も感じられます。

照菊さんや浅草ゆめ子さん、和田弘とマヒナスターズなど、多くの歌い手によって歌い継がれてきた1曲。

困難を生き抜いた心意気に触れることで、生き抜く勇気が湧いてくるかもしれません。