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熊本の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

『おてもやん』や『五木の子守唄』など、全国的に知られている民謡やわらべうたの舞台となった熊本。

これらの作品には、阿蘇の雄大な自然や、熊本城の勇壮な姿、そして人々の暮らしの営みが鮮やかに描かれています。

西南戦争の哀しみを伝える『田原坂』から、豊作を祝う『肥後米音頭』まで、歌い継がれる民謡の一つひとつに、熊本の歴史と文化が深く刻まれているのです。

この記事では、郷土を思う心や日々の喜びが込められた熊本の民謡、童謡、わらべうたを集めました。

熊本の魂が宿る歌の世界に、耳を傾けてみましょう。

熊本の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(46〜50)

豪傑節佐竹守

熊本県に伝わる民謡「豪傑節」は、西南戦争を唄った民謡・俗謡です。

同じ西南戦争を唄った民謡「田原坂」が元唄で、元唄を三弦調にアレンジしたものが「豪傑節」です。

元唄を「豪傑唄」、アレンジしたものを「新豪傑唄」と呼ぶこともあります。

馬見原追分下谷菊太郎

「馬見原追分」 熊本県民謡 cover 清紅
馬見原追分下谷菊太郎

熊本県阿蘇郡蘇陽町に伝わる民謡「馬見原追分」です。

馬見原は、蘇陽町の中心部の旧名です。

明治中頃までは酒造が盛んで賑わいました。

この唄は郷土詩人の三輪吉次郎さんが作詞、妻城良夫さんが作曲をし、昭和29年に「民謡をたずねて」で放送され、その後レコードが発売され全国的に注目される民謡となりました。

おわりに

熊本県の民謡は、人々の生活や熊本の地への思いが刻まれた貴重な文化遺産です。

さらに、近年では『サンバおてもやん』のように古い民謡を現代風にアレンジした作品も、地元の人々によって歌い継がれてきた作品と同様に愛されています。

こうした民謡や童謡を聴くことが、熊本の歴史や文化をより深く理解するきっかけになるかもしれません。