熊本を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ
雄大な阿蘇の山々や美しい天草の海……豊かな自然に恵まれた熊本。
本記事では、その魅力を音楽にのせて伝える名曲の数々をご紹介します。
懐かしい『あんたがたどこさ』から、ご当地キャラクターくまモンの愛らしい『くまもとサプライズ!』、そして復興への願いを込めた『阿蘇の恋歌』まで。
熊本弁の温かみと郷土愛あふれる歌の世界に、耳を傾けてみませんか?
熊本を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ(6〜10)
KUMAKOI六調子NEW!川村ゆみ

熊本県球磨地方の民謡に現代のエッセンスを加え、川村ゆみさんが歌唱とプロデュースで参加した作品です。
祭りの掛け声や土地の言葉がちりばめられた歌詞からは、故郷のにぎわいや人々の温かい絆が伝わってきます。
この曲は2015年頃にミニCDとして制作され、川村さんが「地元の歌手が見当たらず、代わりに自分が歌うことになった」と語った背景も。
2017年2月にはアルバム『ゆみザウルス』にリミックス版として収録されました。
故郷の情景が目に浮かぶような、心温まる1曲ですね。
がまだせ熊本NEW!林田健司

熊本地震からの復興を心から願い、多くの人々の思いが結集した応援歌。
林田健司さんが被災した方々の生の声や切実な願いを丹念に歌詞へと昇華させ、熊本の皆さんとともに作り上げた作品です。
熊本弁で「頑張れ」を意味する言葉が象徴するように、聴く人の心に直接響く、温かくも力強い励ましのメッセージが込められています。
2017年1月にミニアルバム『みんなの音がさね』に収録された本作は、熊本城をはじめとする被災地への支援と深く結びつき、NHK熊本児童合唱団の清らかな歌声も加わって、故郷への尽きせぬ愛情と、困難に立ち向かう人々の絆を強く感じさせます。
心がくじけそうなとき、人の温もりに触れたいときにそっと寄り添い、明日への一歩を後押ししてくれる1曲です。
くまモンもんNEW!森高千里

熊本ご出身の森高千里さんが歌声を吹き込んだ、聴く人の心を軽やかにする1曲です。
おなじみのキャラクターへの親しみを込めた歌詞が印象的で、いつも私たちのそばにいるよ、という温かいメッセージが伝わってきます。
ユーモラスな言葉選びの中にも、未来への希望や幸せの種をみんなでまこうという願いが込められており、そっと背中を押してくれるような優しさにあふれていますね。
本作は2013年9月に発売されたシングルで、オリコンチャートで最高13位に入るなど広く愛されました。
つい口ずさんでしまう中毒性の高い歌詞とメロディに注目です!
かモン!くまモン!NEW!ケロポンズ・すかんぽ・出口たかし

熊本の元気と優しさがギュッと詰まった、聴くだけで笑顔があふれる1曲です。
本作は、リズミカルなキッズソングでありながら、大人も心地よく楽しめるJ-POP寄りのポップチューン。
繰り返されるキャッチーなフレーズや心はすむ掛け声は、くまモンのチャームポイントである元気さや優しさ、そして熊本への深い愛情をストレートに伝えてくれます。
くまモンデビュー10周年という記念すべき年のために制作され、アルバム『くまモン10th ANNIVERSARY CD&PHOTO BOOK ~ハッピー&サプライズ~』にも収められました。
親子で一緒に踊りたくなるような、ハッピーな気持ちにさせてくれる楽曲ですよね。
くまもと自慢歌NEW!Pi坊

熊本の豊かな情景を、明るく弾むようなメロディで描き出すこの作品は、聴く人を楽しい気分に誘います。
どこか懐かしい民謡の響きと、陽気なラテンのリズムが絶妙に合わさり、熊本のお祭りのようなにぎやかさを感じさせますね。
2013年7月にCDシングルとして発売された本作は、Pi坊さんの初期ディスコグラフィーを彩る、熊本愛の結晶!
2016年の熊本地震以降は、復興への願いを込めて歌われることもありました。
熊本への旅のお供に、また、故郷を懐かしむひとときに聴けば、心が温まるのではないでしょうか。