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熊本を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ

雄大な阿蘇の山々や美しい天草の海……豊かな自然に恵まれた熊本。

本記事では、その魅力を音楽にのせて伝える名曲の数々をご紹介します。

懐かしい『あんたがたどこさ』から、ご当地キャラクターくまモンの愛らしい『くまもとサプライズ!』、そして復興への願いを込めた『阿蘇の恋歌』まで。

熊本弁の温かみと郷土愛あふれる歌の世界に、耳を傾けてみませんか?

熊本を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ(21〜30)

帰らんちゃよか島津亜矢

地方から都会へ出てきて頑張る人への、応援歌として描かれた歌だそうです。

田舎にいる両親が、都会にいる子供のことを想っている歌詞が心に刺さります。

熊本県熊本市出身の島津亜矢さんが、すべて熊本弁で歌われる演歌はとても心がこもっていますね。

きんにゃもにゃ

きんにゃもにゃ 熊本民謡・山田耕筰作曲 Kumamoto’s song
きんにゃもにゃ

熊本の地に古くから伝わる楽しいわらべうた。

声に出すことそのものが遊びになるような、リズミカルで愉快な音の響きが魅力的ですね。

本作は、熊本市をはじめとする県内各地で、世代から世代へと大切に歌い継がれてきました。

子供たちが集う場や地域のお祭りなどで、その場を明るく盛り上げる掛け声として、人々の心に深く根付いてきたのでしょう。

難しいことは考えず、ただ音の楽しさに身を委ねて口ずさめば、自然と笑みがこぼれてくるはず。

熊本の温かい風土と、そこに息づく人々の朗らかな心を感じられる1曲ではないでしょうか。

八代おざや節

【フル歌詞付き】八代おざや節(熊本県民謡)/Kinbikai/YatsushiroOzayaBushi(Kumamoto Prefecture minyo)
八代おざや節

熊本の八代地方に伝わるこの民謡は、干拓工事で働く人々の作業歌がルーツなのだそう。

三味線や笛、太鼓が織りなすにぎやかな音色が、当時の人々のたくましい息づかいを今に伝えてくれます。

曽我了子さんの歌声で2006年2月にカセットテープバージョンが発売され、2019年10月にはモノマネタレントの荒牧陽子さんがアルバム『熊本民謡編 第1集(心の故郷 日本の民謡)』でカバーを発表した本作は、現在でも地域文化イベントで親しまれています。

困難な時代を生き抜いた人々の魂の歌声が、きっとあなたの心にも響くことでしょう。

負けない花桜伊織

ピアノとアコースティックギターの優しい音色に、桜伊織さんの力強くも温かい歌声が溶け合い、聴く人の心をそっと支えてくれる応援歌です。

桜さんの経験から紡がれる言葉が、聴く人の心に深く染み渡ります。

熊本地震からの復興を願い、2016年ごろに制作されたこの作品は、地元ラジオ番組『RKK ラジオ Lift Me UP! Vol.9』でも2023年5月に取り上げられるなど、今も熊本の人々を勇気づけています。

心が折れそうなときに、静かな励ましをくれる1曲です。

未来森高千里

森高千里さんが作詞作曲を手掛けた、故郷熊本への優しい眼差しが込められた1曲です。

しっとりとしたメロディにのせて歌われるのは、雨の情景に重なる切なさと、その向こうに見える未来への希望。

1997年6月に発売されたシングル『SWEET CANDY』のカップリングとして収録された本作は、1999年の「くまもと未来国体」でイメージソングとして採用され、多くの人々に親しまれました。

人生の節目で少し立ち止まりたいときや、新しい一歩を踏み出す勇気がほしいと感じるとき、この歌がそっと背中を押してくれるでしょう。

故郷を思う気持ちと重なり、心に染み入るはずです。

ふるさとは天草逢川まさき

ふるさとは天草(歌唱:逢川まさき)
ふるさとは天草逢川まさき

熊本県出身の逢川まさきさんが、天草を想って歌う歌です。

聴いていて、心が暖かくなるような、なつかしい気持ちにさせてくれる歌ですね。

逢川さんは、NHKのど自慢出身の演歌歌手だそうで、「歌謡界のハニカミ王子」と呼ばれ、女性にとても人気があります。

サンバおてもやん2016水前寺清子、コロッケ、ポチョムキン(餓鬼レンジャー)高良健吾

2016年の熊本地震への復興支援のためにつくられたこの歌。

熊本で昔から親しまれている民謡「おてもやん」をサンバ風にアレンジしています。

とても明るく楽しい雰囲気で踊りだしたくなりますね。

豪華アーティストの共演で、若者にも大人気です。