【2025】ジャズの今を知る!最新の注目曲・人気曲まとめ
「ジャズってなんだか敷居が高いし古い音楽って気がする……」そんな先入観をお持ちの方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
音楽ジャンルとして長い歴史を持つジャズですが、世代を超えて愛され続けているスタンダードナンバーを繰り返し演奏しているだけではなく、音楽の新たな可能性を感じさせるような新世代のジャズミュージシャンが世界中で活躍しているのですよ。
こちらの記事では幅広い視点で「最新のジャズ」をお届けしています。
クラシックなジャズアルバムしか聴いていないという方も、ジャズに抵抗があるという方も、皆さんぜひ一度チェックしてみてください!
【2025】ジャズの今を知る!最新の注目曲・人気曲まとめ(1〜10)
Car 16 15 A黒田卓也

前のめりなリズムが印象的なインストゥルメンタル楽曲は、最近のヒップホップとマーチングバンドを意識して制作されたもので、黒田卓也さんらしいグルーヴィで先鋭的なジャズ・サウンドが炸裂する渾身の一曲。
共同制作者のドラマー、デイヴィッド・フレイザーさんとの出会いから生まれた本作は、彼のトラックメイキングのセンスが見事に反映された意欲作となっています。
2025年2月にユニバーサルミュージックからリリースされたアルバム『EVERYDAY』の収録曲で、同年2月にはミュージックビデオも公開。
アルバムには他にも『Must Have Known』『Off to Space』など、ジャンルの壁を軽やかに飛び越えた楽曲が収められています。
まるで都会の夜を駆け抜けるような躍動感と、ジャズの本質を捉えた即興性に富んだ演奏は、夜のドライブのお供にぴったりな一曲です。
ArchipelagoBéla Fleck

新たな実験的トリオによる挑戦的なインストゥルメンタル楽曲が生み出されました。
ベラ・フレックさんの軽快なバンジョー、エドマール・カスタネーダさんの煌びやかなハープ、アントニオ・サンチェスさんのダイナミックなドラムが織りなすサウンドは、ジャズとワールドミュージックの境界を軽やかに超えていきます。
本作では、伝統的な楽器の枠組みを超えた革新的なアンサンブルが、聴く人を未知の音世界へと誘います。
2025年3月にリリースされた本作は、同年5月発売のアルバム『BEATrio』の先行シングルとして注目を集めています。
バンド名の「BEATrio」は、ニューヨークのブルーノート・ジャズクラブでの6夜連続公演をきっかけに結成されました。
斬新な音楽表現に心惹かれる方や、ジャンルの垣根を超えた音楽探求に興味をお持ちの方にお薦めの一曲です。
Fallowfield LoopsGoGo Penguin

都市の喧騒を離れた静けさと前進するエネルギーが絶妙に溶け合う、イギリスのピアノトリオGoGo Penguinの心に響く作品です。
マンチェスターの旧鉄道跡地をモチーフにした本作からは、懐かしい郷愁と未来への希望が感じられます。
2025年6月発売予定のアルバム『Necessary Fictions』の先行曲として注目を集めており、アコースティックピアノとダブルベースの温かみのある音色に、モジュラーシンセの斬新な響きが見事に調和しています。
アルバム『v2.0』でマーキュリー賞にノミネートされた実力派バンドの新境地として、静かな場所でじっくりと味わいたい一曲。
心が落ち着かない時や、新しい一歩を踏み出したい時にぴったりの楽曲です。
【2025】ジャズの今を知る!最新の注目曲・人気曲まとめ(11〜20)
RemembranceChick Corea · Béla Fleck

ピアノとバンジョーという異色の組み合わせが織りなす、新たな音の探求を示すインストゥルメンタル作品です。
偉大なジャズ・ピアニストとバンジョーの革新者による深い音楽的結びつきから生まれた2019年のライブ録音と、コロナ禍に制作された音源が見事に調和しています。
2024年5月にリリースされたアルバム『The Enchantment』に収録され、第67回グラミー賞で最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム賞を受賞。
二人のコラボレーションでは、ジャズやブルーグラス、クラシックなど多彩な要素を自在に操りながら、自由な音楽性を追求しています。
即興演奏の醍醐味とパートナーシップの深さを堪能できる本作は、ジャズの新境地を切り開く意欲作として、幅広い音楽愛好家の心を魅了することでしょう。
LoveMeshell Ndegeocello

ジェームズ・ボールドウィンの名言からインスピレーションを得た珠玉のソウルナンバーが、2024年6月にミシェル・ンデゲオチェロさんによって公開されました。
クリス・ブルースとの共同プロデュースによる本作は、ソウルフルなベースラインとジャジーなサックス、そしてゴスペル的な要素を見事に調和させた壮大なサウンドスケープを築き上げています。
ジャスティン・ヒックスのバックコーラスや、ステイシアン・チンの詩的なスポークンワードが、作品の深みをさらに引き立てる効果を生んでいます。
アルバム『No More Water: The Gospel of James Baldwin』に収録された本作は、2024年8月のBRIC Celebrate Brooklyn Festivalでも披露され、観客を魅了しました。
内省的な歌詞と重厚なアレンジメントが織りなす本作は、静かな夜のドライブや、深い思索の時間にぴったりの一曲ですよ。
Ri:ngjizue

耳の奥に響く豊かなピアノの旋律から始まり、力強いドラムとベースが織りなすグルーヴ感、繊細かつダイナミックなギターワークが溶け合った美しいインストゥルメンタル作品。
jizueの音楽性の本質とも言える、ジャズとロックの融合による独自のサウンドが見事に結実しています。
本作は2025年5月発売のアルバム『Mer』からの先行配信曲として2025年2月にリリースされ、NHKドラマ10『宙わたる教室』の音楽も手掛けるなど、精力的に活動を展開中のバンドの新たな一面を感じさせますね。
力強いビートと繊細なメロディが絡み合う本作は、ドライブ中のBGMとしてもぴったりですし、仕事や勉強の集中したい時間にも心地よく寄り添ってくれることでしょう。
do they doSam Gendel · Nate Mercereau

エレクトロニクスを駆使した実験的なサウンドスケープが広がる、まさに現代のクロスオーバー・ジャズの魅力が詰まった作品です。
サム・ゲンデルさんのサックスとネイト・マーセローさんのギターが織りなす音の波紋は、中世の雰囲気漂うアンビエントな空間を描き出します。
古典的な楽器とデジタルエフェクトが響き合い、ジャンルの枠を軽やかに超えていく音楽体験に引き込まれることでしょう。
アルバム『digi-squires』に収録された本作は、2025年4月にレーベル「Fresh Bread」からリリースされた作品です。
瞑想的な雰囲気を持つ本作は、静かな夜のドライブや読書のお供として、また創作活動のインスピレーション源としても心強い一曲となるはずです。