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【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽

ピアノ発表会は、ご家族やご友人をはじめ、さまざまな方に積み重ねてきた練習の成果を披露できる絶好の機会。

高度なテクニックを要する上級者向けのピアノ曲は、発表会でも聴き映えすることでしょう。

本記事では、ピアノ経験をある程度重ねてきた方が発表会で披露するのにピッタリの、聴き映えする作品をご紹介します。

高難度でも意外に聴いている人には難しさが伝わらないものもありますが、今回紹介するのは会場の観客をグッと引きつけられるすてきな作品ばかりです。

普段の練習曲よりも思い切って少し背伸びしたレベルの作品を選び、今までの努力を信じて堂々と演奏してみてくださいね!

もくじ

【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽(41〜60)

幻想的小品集 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」Sergei Rachmaninov

ラフマニノフ:前奏曲 『鐘』作品3-2 / Rachmaninoff: Prelude Op.3-2 小瀧俊治(ピアノ)
幻想的小品集 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」Sergei Rachmaninov

1890年代に大活躍したロシアの作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。

こちらの『幻想的小品集 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」』はラフマニノフの作品のなかでも、特に有名な作品です。

この楽曲の難易度は中級のなかでも上位のレベルといったところなのですが、人によっては上級に相当する難易度になることも。

ラフマニノフは非常に手が大きく、この作品も余裕を持って10度を演奏できなければなりません。

鐘の音をピアノで表現するところも難しいのですが、とにかくオクターブが多く難しい作品なので、ピアノに詳しい人にとっては大いに聴き映えする楽曲と言えるでしょう。

ピアノのために 第1曲 プレリュードClaude Debussy

プレリュード – ピアノのために(ドビュッシー)Debussy – Prélude – Pour le Piano – pianomaedaful
ピアノのために 第1曲 プレリュードClaude Debussy

クロード・ドビュッシーが1901年に完成させた全3曲から成るピアノ曲集『ピアノのために』。

古典組曲の形式に全音階や半音階といった革新的な技法が盛り込まれたドビュッシーらしい作品であり、「ドビュッシー独自のピアニズムの始まり」などと評されています。

第1曲の『プレリュード』は、繊細なタッチと大胆な表現が求められる非常に華やかで弾きごたえ抜群の1曲!

上級者の方には、雰囲気の異なる3曲を通して演奏するのもオススメです。

献呈Schumann=Liszt

シューマン=リスト『献呈』/ Schumann=Liszt “Widmung”
献呈Schumann=Liszt

ロベルト・シューマンが結婚式前夜に妻クララに贈った歌曲集『ミルテの花 op.25』を、ピアノの魔術師フランツ・リストがピアノ独奏用に編曲したものが、このシューマン=リストの『献呈』です。

編曲されたクラシック作品の中には、独特のアレンジが加えられて原型をとどめていない作品も数多くありますが、こちらの作品はシューマンが作曲した歌曲を忠実に再現しつつ、リストらしいピアニスティックな表現が加えられており、非常に上品な作品に仕上げられています。

原曲の歌曲を聴いてから弾くと、より演奏のイメージが明確になりますよ!

ピアノソナタ ロ短調 S.178Franz Liszt

リストの作品には、いかにもリストらしい構成や展開が存在します。

こちらの『ピアノソナタ ロ短調 S.178』という作品はその中でも特に「リストらしい」作品の1つです。

『超絶技巧練習曲』に比べるとやや易しい難易度ではありますが、それでも上級の中でも上位に位置する作品で、重厚なフォルティッシモの連打から非常に速いパッセージまで、幅広い技巧が求められます。

楽譜だけでは簡単に思えるかもしれませんが、実際に弾いてみると難しさを感じる作品といえるでしょう。

魔王Schubert=Liszt

第40回入賞者記念コンサートE級【金賞】 森本 隼太/シューベルト=リスト編:魔王
魔王Schubert=Liszt

フランツ・シューベルトが作曲し、ピアノの魔術師フランツ・リストが編曲した作品は、聴衆を魅了する傑作です。

ゲーテの詩に基づくこの曲は、父と子、そして魔王の対話を描き、ピアノが馬の疾走感を表現する歌曲の傑作。

リストの編曲により、技巧的に難しいピアノ曲へと生まれ変わった本作も、変化に富んだ大変魅力的な音楽となっています。

オクターブの連打は相当な腕を持つピアニストにとっても一筋縄ではいかない超高難度のパッセージ。

あなたも超人の領域にチャレンジしてみては?