【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽
ピアノ発表会は、ご家族やご友人をはじめ、さまざまな方に積み重ねてきた練習の成果を披露できる絶好の機会。
高度なテクニックを要する上級者向けのピアノ曲は、発表会でも聴き映えすることでしょう。
本記事では、ピアノ経験をある程度重ねてきた方が発表会で披露するのにピッタリの、聴き映えする作品をご紹介します。
高難度でも意外に聴いている人には難しさが伝わらないものもありますが、今回紹介するのは会場の観客をグッと引きつけられるすてきな作品ばかりです。
普段の練習曲よりも思い切って少し背伸びしたレベルの作品を選び、今までの努力を信じて堂々と演奏してみてくださいね!
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もくじ
- 【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽
- クープランの墓『トッカータ』Maurice Ravel
- スケルツォ・フォコーソ 作品34Charles Valentin Alkan
- ピアノソナタ第1番 作品2-1 第4楽章Ludwig van Beethoven
- 鉄道Charles Valentin Alkan
- 演奏会用練習曲「騎士」 Op.17Charles Valentin Alkan
- 12の超絶技巧練習曲 作品11-10 『レズギンカ』Sergey Lyapunov,
- 水の戯れMaurice Ravel
- パガニーニによる大練習曲 S.141 第3番「ラ・カンパネラ」Franz Liszt
- 8つの演奏会用練習曲より 第5曲「冗談」Nikolai Kapustin
- メフィスト・ワルツ 第1番 S.514 『村の居酒屋での踊り』Franz Liszt
- 2つのラプソディー Op.79 第1番Johannes Brahms
- 8つの演奏会用練習曲より 第8曲「終曲」Nikolai Kapustin
- 「パガニーニ大練習曲」より第4曲「アルペジオ」Franz Liszt
- サルタレッロ ホ短調 Op.23Charles Valentin Alkan
- ポロネーズ 第6番 変イ長調 Op.53「英雄」Frederic Chopin
- 「パガニーニ大練習曲」より第6曲「主題と変奏」Franz Liszt
- 12の練習曲 Op.10 第5番「黒鍵」Frederic Chopin
- 15の熟達した練習曲 作品72 第2番Moritz Moszkowski
- すべての短調による12の練習曲 第2番 ニ短調 モロッシアのリズムでCharles Valentin Alkan
- スペイン組曲 第1集 作品47『アストゥリアス』Isaac Albéniz
- 4つのエチュード 第4番 Op.7-4 嬰ヘ長調Igor Stravinsky
- ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」 第3楽章Ludwig van Beethoven
- バラード 第2番 ヘ長調 Op.38Frederic Chopin
- ピアノソナタ 第23番 Op.57「熱情」第3楽章Ludwig van Beethoven
- ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」第3楽章Ludwig van Beethoven
- 8つの演奏会用練習曲 Op.40 第1曲「プレリュード」Nikolai Kapustin
- ワルツ 第6番 変ニ長調「小犬のワルツ」Frederic Chopin
- スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31Frederic Chopin
- 12の練習曲 Op.8 第12番「悲愴」Aleksandr Skryabin
- エチュード集(練習曲集) 第4番 Op.10-4 嬰ハ短調Frederic Chopin
- クライスレリアーナ Op.16 第7曲Robert Schumann
- 幻想曲 ハ長調 Op.15 D760「さすらい人幻想曲」Franz Schubert
- 12の練習曲 Op.12 第10番「革命」Frederic Chopin
- 即興曲 FP176 第15番 ハ短調「エディット・ピアフを讃えて」Francis Poulenc
- ピアノソナタ第7番 変ロ長調 Op.83 第1楽章Sergei Prokofiev
- スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20Frederic Chopin
- トルコ行進曲 “ジャズ”Fazıl Say
- 超絶技巧練習曲 第5番 『鬼火』Franz Liszt
- 半音階的大ギャロップFranz Liszt
- 華麗なる大円舞曲Frederic Chopin
- ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58 第4楽章Frederic Chopin
- 前奏曲 ト短調 Op.23-5Sergei Rachmaninov
- ノクターン 第8番 Op.27-2Frederic Chopin
- 厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54Felix Mendelssohn
- ピアノソナタ 第21番 Op.53「ワルトシュタイン」Ludwig van Beethoven
- 幻想的小品集 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」Sergei Rachmaninov
- ピアノのために 第1曲 プレリュードClaude Debussy
- 献呈Schumann=Liszt
- ピアノソナタ ロ短調 S.178Franz Liszt
- 魔王Schubert=Liszt
- 巡礼の年 第2年 イタリア S.161 第7曲「ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲」Franz Liszt
- 版画 第3曲「雨の庭」Claude Debussy
- 「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ S.434Franz Liszt
- 超絶技巧練習曲 第7番『英雄』Franz Liszt
- トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart
- 古風なメヌエットMaurice Ravel
- 愛の夢 第3番Franz Liszt
- 演奏会用アレグロ イ長調 Op.46Frederic Chopin
- 夜のガスパール 第3曲「スカルボ」Maurice Ravel
- 幻想小曲集 Op.12 第2曲「飛翔」Robert Schumann
- 伝説 S.175 第2曲「波を渡るパオラの聖フランチェスコ」Franz Liszt
- ハンガリー狂詩曲 第2番Franz Liszt
- 即興曲 第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66 「幻想即興曲」Frederic Chopin
- 超絶技巧練習曲集4番「マゼッパ」Franz Liszt
- 12の練習曲 Op.25-11「木枯らし」Frederic Chopin
- 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903J.S.Bach
- ロンド・ブリランテOp.62Carl Maria von Weber
- アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22Frederic Chopin
- ハンガリー狂詩曲 第6番Franz Liszt
- 幻想曲 ニ短調 K. 397Wolfgang Amadeus Mozart
- バラード 第4番ヘ短調 Op.52Frederic Chopin
- 歌曲集「冬の旅」より「菩提樹」S.561 R.246Schubert=Liszt
- 楽興の時 第4番 ホ短調「プレスト」Sergei Rachmaninov
- 3つの演奏会用練習曲 S.144 第2番『軽やかさ』Franz Liszt
- ハンガリー狂詩曲 S.244 第2番 嬰ハ短調Franz Liszt
- ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」第1楽章Ludwig van Beethoven
【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽(1〜20)
2つのラプソディー Op.79 第1番Johannes Brahms

ヨハネス・ブラームスの名作『2つのラプソディー Op.79 第1番』。
中高生が出場するピアノ発表会では頻繁に耳にする楽曲ですね。
全体の難易度としては上級に相当しますが、意外にも指の返しが少なく、手のポジションも安定しているので弾きやすい印象を覚えるかもしれません。
確かにそれに間違いはないのですが、展開が進むにつれ1音に対してクレシェンドとデクレシェンドが書かれていたりと基礎的なピアノの演奏技術が問われる傾向にあります。
8つの演奏会用練習曲より 第8曲「終曲」Nikolai Kapustin

ジャズの要素を巧みに取り入れたクラシックピアノ曲で、力強さとエネルギーに満ちた演奏効果の高い作品です。
8分音符を基調とした力強い第1主題と、柔らかな印象の第2主題が見事に絡み合い、華麗なソナタ形式で構成されています。
1984年に書き上げられたこの楽曲は、複雑なリズム構造と急速なパッセージを含み、ピアニストに高い技術を要求しますが、ジャズの軽快さと自由さも感じられる魅力的な1曲です。
本作は、クラシック音楽の技巧とジャズのリズム感を兼ね備えており、発表会で演奏すれば観客を魅了できるでしょう。
演奏には相当な練習時間が必要ですが、華やかで聴き映えのする作品を披露したい上級者の方にぴったりです。
「パガニーニ大練習曲」より第4曲「アルペジオ」Franz Liszt

パガニーニのヴァイオリン作品をピアノに編曲した壮大な変奏曲です。
1838年に初版が発表され、その後改訂を重ねて現在の形になりました。
主題に続く11の変奏では、トレモロ、オクターブ、アルペジオなど、ピアノならではの技巧が贅沢にちりばめられています。
フランツ・リストがパガニーニの演奏に感銘を受け、ピアノでもヴァイオリンのような表現を目指して作曲した本作は、聴衆を魅了する華やかさと、深い音楽性を兼ね備えています。
音の重なりや展開の美しさは、ピアノの魅力を存分に引き出しており、コンサートやピアノコンクールでも人気の高い作品です。
確かな技術と表現力を持つ演奏者の方におすすめの、発表会で存在感を放つ一曲といえるでしょう。
サルタレッロ ホ短調 Op.23Charles Valentin Alkan

イタリアの伝統的なダンス形式から着想を得た、スピーディーで情熱的な雰囲気が魅力の1曲です。
リズミカルな躍動感と哀愁を帯びた旋律が絶妙なバランスで融合し、聴衆の心をつかんで離しません。
1844年に生まれた本作は、優雅でありながらも大胆な和声進行と、ダイナミックな表現力を兼ね備えています。
高度な技巧を必要とするパッセージが随所にちりばめられているため、実力のあるピアニストの方に最適な曲といえるでしょう。
ピアノの魅力を存分に引き出せる華やかな作品として、発表会での演奏にも最適です。
聴く人の心に深く響く音楽性と、演奏者の技量が存分に発揮できる見応えのある1曲となっています。
ポロネーズ 第6番 変イ長調 Op.53「英雄」Frederic Chopin

『英雄ポロネーズ』として親しまれている、フレデリック・ショパンのピアノ作品のなかでも非常に人気に高い『ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53』。
半音階のような上昇進行や、力強いリズムが印象的な楽曲です。
そしてなんといっても特徴的なのは、中間部のオクターブの連続!
このパッセージはプロでも完璧に弾きこなすのが難しいため、決して簡単とはいえません。
まずは、オクターブ奏法が省略されたアレンジの楽譜で曲の雰囲気を楽しみ、テクニックがついてきたらオリジナルバージョンに挑戦してみるというのもオススメです!