【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽
ピアノ発表会は、ご家族やご友人をはじめ、さまざまな方に積み重ねてきた練習の成果を披露できる絶好の機会。
高度なテクニックを要する上級者向けのピアノ曲は、発表会でも聴き映えすることでしょう。
本記事では、ピアノ経験をある程度重ねてきた方が発表会で披露するのにピッタリの、聴き映えする作品をご紹介します。
高難度でも意外に聴いている人には難しさが伝わらないものもありますが、今回紹介するのは会場の観客をグッと引きつけられるすてきな作品ばかりです。
普段の練習曲よりも思い切って少し背伸びしたレベルの作品を選び、今までの努力を信じて堂々と演奏してみてくださいね!
【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽(31〜40)
ピアノソナタ 第21番 Op.53「ワルトシュタイン」Ludwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名作『ピアノソナタ 第21番 Op.53「ワルトシュタイン」』。
この楽曲はベートーヴェンの作品のなかでも、特に難しい作品として有名です。
難易度としては最上級の一つ下といったところでしょうか。
分かりやすく言うなら『ラ・カンパネラ』よりは簡単という感じですね。
一つひとつの難易度は異常に難しいというわけではないものの、全体を通してみると演奏が難しい作品です。
8分音符をただ弾いているだけになりやすい作品なので、しっかりと楽曲の理解を深めて表現力を意識しましょう。
スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20Frederic Chopin

意外にもややこしい楽曲が多いことで知られている、フレデリック・ショパン。
こちらの『スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20』はそんなショパンの作品のなかでも、特に厄介な作品の一つです。
ショパンは手が小さく速い演奏を得意としているのですが、こちらの1番はそんなショパンの特徴が色濃く反映された構成にまとめられています。
とにかく右手の跳躍や速いパッセージが多いので、難易度としては上級に相当するでしょう。
その分、聴き映えのする作品なので、ぜひ挑戦してみてください。
バラード第3番 変イ長調 Op.47Frederic Chopin

洗練された優美さと構築美が印象的なロマン派クラシックの名曲。
この作品のポイントはなんといっても、温かみのある主題と劇的な中間部が織りなす素晴らしい対比ではないでしょうか。
1841年12月当時に刊行された器楽バラードで、今も国際ショパン・ピアノ・コンクールなどで重要レパートリーとして広く演奏されています。
冒頭の柔らかなメロディから一転して、短調へ移る場面では、和声の陰影や揺れるようなリズムが展開され、圧倒的な没入感を持っています。
そんな本作は、複数の感情をひとつの大きな弧として描き出す能力が求められるため、音楽的な品位や表現力を深く追求したい方へ非常におすすめです。
ぜひ内面的な響きを意識しながら向き合ってみてください。
幻想曲 ハ長調 Op.15 D760「さすらい人幻想曲」Franz Schubert

ロマン派を代表する作曲家、フランツ・シューベルトが手掛けた作品。
1822年に作曲されたこの曲は、シューベルト自身の歌曲『さすらい人』の旋律を基にしています。
全4楽章で構成され、切れ目なく演奏される点が特徴的。
第2楽章では『さすらい人』の旋律が明確に引用されており、孤独や漂流感といったテーマが色濃く反映されています。
技巧的に極めて難易度が高く、シューベルト自身も「こんな曲は悪魔にでも弾かせてしまえ」と困難を感じたそう。
発表会の舞台でも聴き映えすること間違いなしの1曲です。
ピアノ経験を重ねてきた方にぜひチャレンジしてほしい名曲ですね。
ピアノソナタ第7番 変ロ長調 Op.83 第1楽章Sergei Prokofiev

プロコフィエフの難曲として名高い『ピアノソナタ 第7番 変ロ長調 Op.83 』。
『戦争ソナタ』とも呼ばれる作品で、第二次世界大戦中の混とんとした世界観が表現されています。
演奏効果の高い本作ですが、演奏者は高度な技巧を要求されます。
リズムを取ることだけでも高い難易度をほこる難曲、ぜひチェックしてみてください。
【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽(41〜50)
スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31Frederic Chopin

ロマン派を代表する作曲家フレデリック・ショパンの代表作として知られる本作。
情熱的でドラマティックな旋律が印象的で、ショパンの音楽性が存分に発揮されています。
1837年に完成したこの曲は、ショパンの個人的な苦悩が背景にあるとされ、失恋の経験が作品に反映されているといわれています。
めい想的な旋律と激情的なパッセージの対比が魅力的で、ショパンの豊かな感情表現が楽しめます。
ピアノ発表会で演奏するのにピッタリの曲ですが、高度な技術を要するため、十分な練習を重ねてから挑戦しましょう。
「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ S.434Franz Liszt

1851年にローマで初演されたヴェルディのオペラ、『リゴレット』。
こちらの『「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ S.434』は劇中の1曲です。
クラシックを知らない層にとってはマイナーな部類にあたりますが、クラシック愛好家からは高難易度かつ至高のオペラ作品として有名ですね。
非常に繊細なタッチが求められる作品で、指の力加減がうまい演奏家でなければ、音が固くなってしまいます。
演奏家によって雰囲気が変わる作品なので、ぜひ聴き比べながらこの曲を味わってみてください。
ピアノのために 第1曲 プレリュードClaude Debussy

クロード・ドビュッシーが1901年に完成させた全3曲から成るピアノ曲集『ピアノのために』。
古典組曲の形式に全音階や半音階といった革新的な技法が盛り込まれたドビュッシーらしい作品であり、「ドビュッシー独自のピアニズムの始まり」などと評されています。
第1曲の『プレリュード』は、繊細なタッチと大胆な表現が求められる非常に華やかで弾きごたえ抜群の1曲!
上級者の方には、雰囲気の異なる3曲を通して演奏するのもオススメです。
トルコ行進曲 “ジャズ”Fazıl Say
トルコ生まれのピアニスト兼作曲家で、クラシックからジャズまで幅広いジャンルの楽曲を演奏しているファジル・サイさん。
2016年にベートーヴェン賞を受賞した彼が、モーツァルトの名曲をジャズ風にアレンジした作品が本作です。
おなじみのメロディが始まったと思いきや、少しずつ即興的な要素が混ざり始め、その後はジャズ風のファジル・サイワールドに一変!
クラシックとジャズの垣根を越えた革新的な編曲で、聴衆を魅了します。
非常に難易度の高い編曲ですが、クラシックに新たな息吹を吹き込んだ演奏に興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
古風なメヌエットMaurice Ravel

近代クラシックにおいて大きな影響を与えてきたフランス出身の作曲家、モーリス・ラヴェルさん。
それまではクラシックは敷居が高い音楽とされていましたが、彼が登場してからクラシックにも民族音楽が取り入れられるようになり、より身近なものとして庶民の間にも広がっていきました。
こちらの『古風なメヌエット』は、そんな彼の作品のなかで難易度の高い作品として知られています。
譜読みが難しい作品ですが、高速のパッセージがふんだんに盛り込まれているわけではないので、上級者になりたての方にもオススメです。




