RAG MusicPiano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン
search

【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽

ピアノ発表会は、ご家族やご友人をはじめ、さまざまな方に積み重ねてきた練習の成果を披露できる絶好の機会。

高度なテクニックを要する上級者向けのピアノ曲は、発表会でも聴き映えすることでしょう。

本記事では、ピアノ経験をある程度重ねてきた方が発表会で披露するのにピッタリの、聴き映えする作品をご紹介します。

高難度でも意外に聴いている人には難しさが伝わらないものもありますが、今回紹介するのは会場の観客をグッと引きつけられるすてきな作品ばかりです。

普段の練習曲よりも思い切って少し背伸びしたレベルの作品を選び、今までの努力を信じて堂々と演奏してみてくださいね!

もくじ

【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽(21〜40)

スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20Frederic Chopin

角野 隼斗/ショパン:スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20(2018PTNA特級セミファイナル)Chopin – Scherzo No.1 Op.20
スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20Frederic Chopin

意外にもややこしい楽曲が多いことで知られている、フレデリック・ショパン。

こちらの『スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20』はそんなショパンの作品のなかでも、特に厄介な作品の一つです。

ショパンは手が小さく速い演奏を得意としているのですが、こちらの1番はそんなショパンの特徴が色濃く反映された構成にまとめられています。

とにかく右手の跳躍や速いパッセージが多いので、難易度としては上級に相当するでしょう。

その分、聴き映えのする作品なので、ぜひ挑戦してみてください。

トルコ行進曲 “ジャズ”Fazıl Say

トルコ生まれのピアニスト兼作曲家で、クラシックからジャズまで幅広いジャンルの楽曲を演奏しているファジル・サイさん。

2016年にベートーヴェン賞を受賞した彼が、モーツァルトの名曲をジャズ風にアレンジした作品が本作です。

おなじみのメロディが始まったと思いきや、少しずつ即興的な要素が混ざり始め、その後はジャズ風のファジル・サイワールドに一変!

クラシックとジャズの垣根を越えた革新的な編曲で、聴衆を魅了します。

非常に難易度の高い編曲ですが、クラシックに新たな息吹を吹き込んだ演奏に興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

超絶技巧練習曲 第5番 『鬼火』Franz Liszt

リスト : 超絶技巧練習曲 第5番 『鬼火』 【43_激しい・速い楽譜と説明付きクラシックピアノ曲】
超絶技巧練習曲 第5番 『鬼火』Franz Liszt

フランツ・リストの楽曲は、超絶技巧と詩的表現を兼ね備えた名曲として高い評価を受けています。

本作は、夜に浮かぶ揺らめく青白い光の幻想的なイメージを象徴しています。

半音階的な速い音型が絶えず続き、音の揺らぎが「鬼火」の幻想的な動きを思わせます。

変ロ長調の調性感を持ちながらも、時折現れる不協和音的な響きやリズムの変則性が、神秘的な雰囲気を作り出しています。

1851年に完成したこの曲は、ピアノ音楽の発展に大きく貢献しました。

クラシック音楽に興味がある方や、技術的な挑戦を求めるピアニストの方におすすめの一曲です。

半音階的大ギャロップFranz Liszt

リストの名作『半音階的大ギャロップ』。

『超絶技巧練習曲』の『マゼッパ』や『鬼火』とともに、リストの難曲として名高い作品ですね。

そんな本作の難所はなんといっても4-5指を用いた細かい動きではないでしょうか?

指がつりそうになるいやらしい構成に加えて、幅広い跳躍やオクターブも連発します。

並の上級者では正しく演奏することが難しい作品です。

他のリストの作品に比べると、演奏効果がやや低い作品ですが、増三和音や全音音階の響きが好きな方にとってはツボに入る作品といえるでしょう。

華麗なる大円舞曲Frederic Chopin

【感謝!80万人】華麗なる大円舞曲 – ショパン- Grande Valse brillante Op.18-Chopin-クラシックピアノ-Classic Piano-CANACANA
華麗なる大円舞曲Frederic Chopin

ポーランドが誇るピアノの詩人、フレデリック・ショパンのピアノ曲の中でも華麗で印象的な作品です。

舞踏音楽としての華やかさと深い芸術性が融合しており、聴く人を魅了します。

ウィーン風ワルツへの批判的態度を持ちつつ、商業的成功も意識した作品となっています。

1833年に発表され、後にロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーがバレエ用に編曲するなど、多くの音楽家に影響を与えました。

クラシック音楽に興味があり、華やかで技巧的な曲を楽しみたい方におすすめです。

ピアノの魅力を存分に味わえる一曲となっています。